Nicotto Town



インカ帝国に攻め込んでいます

タイトルは嘘です( ゚ ∀ ゚ )

先日図書館で借りた「インカの末裔たち」っていう本の他に、
書店で「集落への旅」って言う本を買ったらそれが南米に行ってて
さらに今日またうっかり買っちゃった「世界の鉄道紀行」と言う本が
マチュピチュ登山鉄道から始まってました。
個人的にインカ祭り状態になりました(笑)

3種のアプローチから同じ場所を見るというのは、
大変面白いというか、興味深いですね。
特に、「インカの末裔たち」を書いた山本紀夫氏は、民俗学の
研究者とは言え、インカの末裔たるインディオに知り合いになるまで
3年も掛けています。
インディオの住む山の下の町でメスティーソつまりインディオとスペインの
混血の人々と暮らしながら、徐々に知り合いになって行きます。
その結果山の上のインディオの人と親しくなり同居する事に成功してます。

山本氏はインディオを貧しいけれど自然に即した生き方をする、
働き者の人達で、家は小さいが主な家の他に農地の小屋と
放牧地の小屋と、町の家とを持つのが普通だと知ります。

一方「集落への旅」の原広司氏は、建築学の人で世界の集落を
見て回ります。主に車で回るようです。
この人は、インディオの集落を車で訪れて外から観察し、
インディオたちにはとけこみにくいと言い、その集落を探し出すには
探検隊を組まなければならないだろうと言っています。
人の村を訪れるのに探検隊と称するなど、
山本氏との大きな違いを感じます。

「世界の鉄道紀行」は当然鉄道の話なので村の事情は出ませんが
クスコからマチュピチュへ行くには観光専用の列車しか無く、
外国人と地元民とがきっちり分けられている状態を書いてます。
普通のローカル列車はペルーの身分証がないと乗れないそうです。
観光客は遺跡に行けるし、現地の人と同じ風景を見られますが、
現地の暮らしとの接点は無いように設定されてる感じです。

同じ場所を見ても、アプローチの仕方で全然ちかう風に見える、
というのがとても興味深く読めます。
「インカの末裔たち」は1992年の出版なので、
現在は変わっているかも知れませんが、
足掛け10年の日々を村人と暮らした結果の話は、やはり貴重だと
思いました。
人間、よそ者と思い合っている間は、相手の良さは分かりっこないでしょうね。

普通の観光客にしかなれそうに無い一般人は、
定められた観光列車の一員になって、入ってもいい部分を
楽しませてもらうのが分別という物だろうなーって所です。
まあ、私がいくら鉄道が好きでも、地球の裏側までは
行かないと思いますけど(^^)

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2015/06/14 20:09
そら様
やってみたいとは思うんですけど、
実は、気弱で海外は怖いんですよ~(^^;
屈強で英語の出来る連れがあれば、行けるかも知れませんけど・・・
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2015/06/14 16:59
宝くじ当てて
リアル「世界の車窓から~わび編」をして欲しいですw♪
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2015/06/12 00:06
ちょこ様
世界中に、物売りが押し寄せる駅があるみたいですね。
それがトラブルに繋がらないよう制限される所があるのかも知れません。
子供たちはけなげではあるのですが、経済事情を反映してもいるのでしょう。
それと、ペルーの鉄道事情の厳しさを、この本から読み取りました。
山岳路線で山崩れなどで安全の確保が難しいのに、乗客は少なくて、
外国人観光客から高い料金でも取らないと、消えてなくなりそうな雰囲気なのです。
世界の中では、日本の鉄道は元気いっぱいなんだな、と思いました。
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2015/06/11 23:54
明日香様
楽しく感じてもらえれば幸いです(^^)
今回の事は本当に偶然なのですが、
ひとつの国、ひとつの村を見るにも、人により、接触の仕方により、
相手の出方も変わるし、印象も違っちゃうのだなと思いました。
インディオの人達を、結局良く分からない民族だ、と思い込まなくて良かったです。
まあ、チャレンジするのもいいかもですね。楽しく読書しましょう(^^)
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2015/06/11 23:47
Mt.かめ様
南米の現地人と日本人は確かに似ているようですね。
現に、山本氏は、同居させてもらったインディオに、
ニホンとはペルー国内の遠い集落の名前だと思われていたみたいです(^^)

外国人がその国の奥まで立ち入る時は、その国の事情に合わせる方が穏便でしょうね。
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2015/06/11 22:28
友達が以前そのあたりを旅行し、列車にも乗ったそうです。
もしかしたらその列車かもしれませんね。

ホームに(?)物売りの子供たちが大勢いて、
発車までの数分間の勝負なので駆け引きがすこがった、
でも無邪気でかわいらしかった、という話が印象的でした^^;。
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2015/06/11 21:10
こんばんは。面白い、本の読み方ですね!凄く興味深いです。1冊の本でも、人それぞれ感想が違うのに、3冊の、感想を聞こうと思ったら、凄く面白く感じそうです。
て、今回は、わびすけさんの、感想でしたけど、想像したら凄く楽しそうです。時間があれば、そう言う本の読み方も、1度してみようと思います!
で、テーマに迷いそうですけどー。
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2015/06/11 09:54
ちょっとしたアミューズメントパーク的な扱いなんですねー。
まあその方が観光客も安心なのかもしれないですね。
南米の人たちは日本人と同じくモンゴロイドと
聞いたことがあります。もともとの言語も
似た感じなので日本人は割りと理解
しやすいという説も(笑)



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