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シン・ドラマ汁


ドラマ【花燃ゆ】

花燃ゆ
NHK 日曜夜8時~
【あらすじ】八月十八日の政変で京都から追放された三条実美ら七卿が、長州に落ち延びてきた。は七卿の世話を頼まれ、ふさすみと働くことになる。一方藩庁では、これからどのような方針を取るか会議が開かれていた。高杉来島又兵衛は、京に攻め上り薩摩や会津を討とうと意気込むが、周布伊之助は、長州藩の入京が禁じられ京の様子がさっぱりわからない今、下手に攻め上れば朝敵とみなされ藩が滅びると、反論する。会議後、玄瑞伊之助に、次男の粂次郎を養子にと頼み込む。周布から来島の説得を頼まれた高杉は、木島と同じ意見を持つ自分に、何故説得させるのか訝りながらも、木島と話しに行く。

【感想】今回は、1963~1964年のお話になります。ドラマ中で年を越したような場面はありませんでしたが、高杉が脱藩して上京したのが1964年の2月だからです。高杉にはあまり脱藩という意識はなく、気が逸って無断で旅立ってしまっただけのようで、最初に玄瑞と会ったのは大坂の藩邸だったようです。なので玄瑞が新撰組に身元を改められようとした時、都合よく高杉が拳銃を持って現れるなどということはなかったはずですねw また、高杉自身の考えは、慎重派に近かったようです。むしろ藩論そのものが慎重派で、木島ら一部の過激な藩士が暴発しそうな状態だったようですね。この頃は玄瑞も慎重派でしたが、なんでかな~、結局進発派になっちゃった結果が、この年の禁門の変なんですよね…。
ちなみに、新撰組と顔を付き合わせたことはなかったかもしれませんが、この頃幕府から追われる身となっていた玄瑞が、漁夫の姿に身をやつし姫路の関所を通過しようとした時、正体を身やぷられそうになり、持っていた天秤棒で役人相手に立ち回り、なんとか逃げおおせることができたというエピソードが残っているそうです。こっちの方が面白そうだったのにw
まぁ、今回のメインは、久坂家が伊之助の次男を養子にした件でしたね。文にとっては、高杉の脱藩や暴発しそうな木島などよりも、養子の方がよほど重大ですからね。しかし、この時養子になった粂次郎は、結局久坂の家を継ぐことはできませんでした。それはこれからまたいろいろあるでしょうから、今は詳しく書かないでおきましょう。
よかったシーンは、先に書いた新撰組から逃げた後、松下村塾の四天王が、これからも力を合わせ松陰の遺志を継いでいこうと誓うシーン。暴れ牛と呼ばれる高杉、人を斬るには向かないが剣術を教えるには最適な木刀のような存在になりたいと言う入江、風のように情報を集めてくるという稔麿、そして一番武士らしい武士である玄瑞。この頃本当に玄瑞は士分に取り上げられていたのですが、剃髪していた頃(ドラマでは添ってませんでしたが…)、さんざん医者坊主呼ばわりされていた彼の気持ちを思うと、ちょっと感じるものがありましたね。
また、この時風になりたいと言った稔麿。今後過酷な運命が待ち受けています。次回、かの有名な池田屋事件。そしてこの池田屋事件は、禁門の変の直前でもあります…。7月から大奥編スタートとのことですが、今までは何編だったんでしょうね? どこ見ても書いてない…w なので勝手に考えたのですが、松陰が刑死する4月までは巨星編、5~6月の玄瑞が死ぬまでは志士編というのがいいのではないでしょうかね。




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