北名古屋市師勝
- カテゴリ:日記
- 2015/07/30 22:47:23
29日は師勝まで散歩に行ってました。
現在の市名が北名古屋市というくらいですから、
名古屋市の真北に隣接する町です。
西春町と師勝町が合併して北名古屋市になっています。
北名古屋市のちょうど中央を南北に、名鉄犬山線が走ります。
市内南の西春駅と北の徳重名古屋芸大前の二駅あり、
南の西春駅から下車して歩き始めました。
師勝町だった時代は、名古屋のベッドタウンとして宅地化著しく、
日本で一番人口密度の高い「町」と言われたようですが、
「市」になってしまった今は、それも言えなくなりましたね(^^;
という場所柄で、名古屋市に近いほど、農地を潰した住宅が多く
逆に北の方はまだまだ田園が見られます。
そんな町の歴史を反映してか、歴史民俗資料館は他になく充実してました。
旧師勝町地域の中心部に市役所東庁舎があり、そこに図書館と共に
歴史民俗資料館があります。
正面入口周りが鏡のような窓を張りめぐらせた立派な建物で、
一階に図書館が入り、三階に歴史民俗資料館があります。
エレベーターのドアが開いていきなりトタン葺きの自転車屋が見え
驚かされます。え、どこ?ここ? な感じです。
このファーストインパクトこそ、この資料館の真骨頂でして、
懐かしい時代の物を、それが生きていた風景のままに保存する、
そんなコンセプトが見て取れる施設なのです。
エレベーター前にはモーターカブのある店、隣がミゼットのある店、
その隣がタバコ屋さん。それが看板や軒先までも作った上で、
昭和30年代の物品が陳列されています。というか、店まんまです。
その先に受付カウンターがあり、そこから本格的に展示物が並ぶ
フロアになるわけですが、とにかく色々あります。昭和の生活品。
スイッチを下に押し下げるだけの炊飯器、ゼンマイの目覚まし時計、
孔雀印の魔法瓶、ライオンの歯磨き粉、セルロイドのお姫様。
雑多な生活用品が色々並べられています。
私としてはガムやチョコがそのまま残っていたのには感動しました。
おおかみ少年ケン、宇宙少年ソラン、宇宙エースなどの絵のガムが
当時のままに並んでいるのは目を奪われました。
そして、その奥の展示室には、家が作ってあったのですよ。
薄暗い照明の下、ガラスの引き戸の向こうに、板の間のちゃぶ台、
茶碗におひつ、奥の茶箪笥、納戸に通じると思われる木戸。
隣りの居間には四角い卓におぼんの上のラムネ、塗り物の菓子器
部屋のすみの三面鏡。誰か、住んでいるでしょう、と言いたくなる
生々しい展示でした。
昭和の家をそのままぽんと置いたみたいです。
茶箪笥の上の黒電話や、壁に画鋲で貼った12ヶ月のカレンダーまで。
一つ一つの品は、当時としては消耗品で保存など考えないような物です。
それを、生活スタイルそのままに再現する事で、改めて生かしてます。
なんだか、「帰って来た~」と言いたくなる空間がそこにありました。
古いものを珍しい物としてケースに並べて見せるだけでなく、
こうする事で、その時代の人間を思い起こさせ、
その頃、人は何を考え、何を目指していたのかを思い出させます。
数十年後の今の自分は、あの頃思っていた社会にいるか、どうか。
あの、板の間のちゃぶ台の上に、何か置き忘れて来たものが
あるんじゃないのか、
思い出し直さないといけないような気分になりました。
とは言え、暑い日の外歩き、喫茶店ばかり探していた気もします(^^;
蚊帳はうちでも吊ってましたよ(^^)
腹掛けの習慣は無かったですけど。
ちょうど、ベープが開発された頃で、歯磨きみたいな物を金属板の上に出して、
暖めて成分を揮発させる仕組みでしたが、当時のはまだ、全然効き目無くて父が怒ってました(w)
そうそう、認知症の治療?にも使われるらしいです。
昭和30年代の部屋に来てもらって、記憶を呼び覚ますリハビリ的なことをするらしいですよ。
子供の頃の夏は、蚊帳をつって、
お腹が冷えないように腹掛け(金太郎さんと呼んでいました)をパジャマの上からつけて
おばあちゃんに戦争中の話をしてもらいながら寝ていました。
久しぶりに昔の自分の実家を思い出しました^^
時代背景ごとの保存展示という点では通じる部分がありますね。
歴史民俗資料館のは、もっと埃っぽい、さび臭い雰囲気が漂ってますけど(^^)
情緒的な面から、過去のいい所ばかりを思い出しちゃいますけど、
今の方が便利になっているのは確かですね。
でも古い時代は道路は未舗装だし
水洗トイレもないし、連絡手段も限られてて
大変不便な時代なので、戻りたくないと思ってます(笑)
そんな映画があるのですが、知りませんでした。
鎌倉はいいですねー。
町のイメージとしても、前の時代の物が、無理なく普通に残っていそうです。
家。昭和って、ある意味家の時代だったのかも知れません。
私は今日、一日こもっていました(笑)
昭和の暮らしが目の前に現れると、
どこが今と違っていたのかな、って考えちゃいますね。
未来の人が、平成は良かったと思ってもらえるような時間を作れると良いのですが。
鎌倉を、舞台した映画です。
大きな古い家が、姉妹の家で、その家が、昭和の匂いの家
とても懐かしい雰囲気の家でした
内容も、面白かったよ
懐かしい風景が、目に浮かんできます
みんなの笑い声も聞こえてきそう~~
私も何か、置き忘れてきたような気がします^^