ドラマと言えば
- カテゴリ:テレビ
- 2009/09/11 02:01:32
「振り向けば奴がいる」っていうのが、好きでした。
「臓器移植法に関する法律の一部を改正する法案」が 国会審議されようというころ
どこから引っ張り出したのか、再放送をやっていました。
恣意を感じる再放送のタイミングでしたが。
「当時、あのドラマを見た人は 誰が主人公で 奴とは誰だと思ったのだろう」
と、再放送を見ながら思いました。
考えさせられるのは、脳死については 判定後の蘇生の可能性を取り上げて
人の命を 軽く扱うかの様に騒ぎたてて反対する人が多くいましたが
では、慣習的法務上の「人の死」とされてきた、現行の死亡診断による死について
どれほど真摯に考えたことがあるのか、大いに疑問を持ちました。
心肺停止に依って診断に至る「死亡」の後に蘇生しただのという現実の方が
脳死と判断されて蘇生するとか、身体の代謝が長期に渡り続いた事例より多い訳です。
昔の人の伝えることの中にも 意識を以て蘇生した人を 生き返ったと認識し
意識を伴わずに身体だけが蘇生した人は、最早人ではないと警告しています。
一旦、改正で来たのですから 今後は より活発に議論してより法の上での
「人としての生と死」を 明確にして欲しいものです。
そうすることで、日常的なレベルでの「人としての生」と「人としての死」について
認識が深まるきっかけを作れるのではないでしょうか。
昔は作る側にいたので、あのドラマを 脚本家と演出家が共通の認識で作れたのか
大いに気になるところであります。





























