はじめに~自作小説ドラクエⅡを書くに当たって
- カテゴリ:自作小説
- 2015/08/24 15:51:17
私がFC版ドラゴンクエストⅡの公式小説を読んだのは、小学校5年生くらいのときだった。
アニメなどの脚本で活躍していた高屋敷英夫氏がノベライズしたのだが、この人は前作Ⅰのあとがきで自ら「私はゲームがまったく駄目なのだ!」と言い切る人であった。
それでもプロの脚本家、ドラクエの数少ないエピソードやキャラをふくらませ、(それも淡白な。ゲームとしての謎解きのみで作られたイベントなので、物語の整合性はほぼ考えられていない)一応は小説の体裁を整えていた。
でもやっぱり、自分でゲーム駄目ですと言い切る人の内容は薄く、思い入れも感じられず、しかも実際のゲーム内容とは違いすぎていて、子ども心に消化不良だった。
一番好きなⅡにいたっては、市販されたゲームブックやCDシアターですらゲームに忠実とは言い難く、高い金出して買ったそれらを壁にぶつけたい衝動に駆られた。
(小説では、ローレシアの王子が親とケンカして家出同然に旅立つが、その際に国宝のロトの鎧を盗んで装備していくというチート仕様である。ロトの鎧は最後のダンジョンにあるんだ!最初からもってくんじゃねー!)
その怒りは「こうなりゃ自分で書いてやる!」と奮起になり、初めて小説を執筆するに至ったのである。
あれやこれやの不満があったからこそ、自分で作ろうと思った。
私が小説を書くきっかけをつくってくれた作品群には、むしろ感謝すべきだろう。
ちなみにそれらは、今も大事に持っている。作者含めて憎たらしいほど嫌いな作品たちだが、大好きなドラクエⅡだから捨てられないというジレンマがらみだ。
今じゃ絶版なので、売れば高くつくだろうけれど。
2年以上かけてノートに書いた自作小説ドラクエⅡは、現物はもうないけれど、内容の全てが今も頭の中に入っている。
でもそれを、ここで発表するわけにはいかない。子どもの考えたアイデアなので、あっちこっちのプロ作品からの良いとこ取り、つまりパクリが多いためだ((+_+))
でも全体的な内容は、実に自分らしいなとも思う。
その辺は今と変わっていないかもしれない。
それから長いことたった今、私はあらためてドラクエⅡの小説を書こうと思った。
今までも、子どもの時に書いたドラクエⅡを書き直したい気持ちはあったが、困難であった。
まずドラクエの世界はFFなどと違ってこちらに与える情報量が少なく、連続したお話として盛り上げるには材料が少なすぎた、これがネックの一つ。
しかしその分こちらの想像の余地があり、逆に世界の広がりを感じさせることとなっている。(当時発売されたファミコン神拳の本で、堀井氏などが「想像の翼を広げて遊んで」と語っている)
あと、大好きな題材を文章化させる自分の実力の程度。
今でもそんなにうまくなったとは思えないが、昔よりましかもしれないという気持ち。
それから何より、どうしても書きたくてたまらなくなった、この気持ちを大事にしたかった。
キャラクターの見た目や魔法などの設定は、SFC版ドラクエⅠ・Ⅱの設定を使うことにした。
ただし、移動呪文ルーラだけは、「過去に行ったことのある町や村に行ける」こととする。
小説という舞台上、呪文の効果である「最後にセーブしたところ」ではうまく説明が付けづらいことと、進行をスムーズにするためだ。
※スマホ版では、ルーラは「行ったところどこでもドア」の効果になっているらしいが。
他は、ゲームの進み順通りに書く予定である。
特にサマルトリアの王子については、なんとか彼の特性を引き出したい。
何かとネタにされがちだったり、彼の元の性格を無視して小説やらゲームブックやら書かれた怒りがここに爆発するかもしれない予想だ。
基本的にゲームでのみ語られた設定内容を重視し、公式で売られている「知られざる伝説」などは参考にしない。
公式、同人、あまりにたくさんの人がドラクエ世界について語っているため、私の書いた内容がどっかでかぶることも必然である。
が、決して著作権の侵害ではないことと、どれが正しいという意見はないということをご理解いただきたい。
この作品に目を通していただける皆さんには、少しでも楽しいと感じてもらえればと、思っている。
遊んだ人の数だけドラクエの世界はある。
私の書いた内容が、その人の持つ世界観に会わないこともあるだろう。けれど、これもまた無数に存在するドラクエワールドのひとつと思ってくだされば幸いである。
更新は毎週1回をめどにしているが、2週間に1回になるかもしれない。
しかし、必ず毎月1回は更新する(どんどん遅れてるじゃないか…)
こんなペースですが、どうぞよろしくお願いいたします。
この作品を書くに当たって、過去に出版された公式小説を軽く読み返したのですが、ゲームやってないと分からない描写とか、ありました。
たしかにゲーム小説は、そのゲームを遊んだ人向けに書かれるもので、私もそれで良いと思ってたんですが、モンハン小説をさえらさんが読んでくれて、ゲームを知らなくても楽しんで読めること、そしてゲームを知らない人でもわかりやすく書くことの大切さを教わりました。感謝です!
だからこのドラクエ小説も、さえらさんが読んでもちゃんと理解できるように書こうと…そういう気持ちで書いてます。
私が書いた作品というだけでも読みたいというお言葉、本当にうれしいです。ありがとうございます^^
いつも元気で前向きなさえらさん。しばらく訪問がなかったので、大変なのだなあと察してはおりましたが…。
そんなにストレスを抱えていたとは((+_+))
腱鞘炎もさることながら、アトピーに胃腸炎、本当に大変でしたね。今もかな^^;
職場の嫌な奴! まったくこの世から消えてほしいですよねww
私もいるので、お気持ちお察しします。
そいつのせいで、こっちがボロボロにされていくのはつらいですよね。相手が図々しいのに、こっちが神経使って消耗していくのは…。
しかし私の方では、同じように奴を良く思わない味方が一人いるので、自分は一人じゃないという気持ちで、なんとか乗り切っています。
その人と、どうしたら奴が更新させないようにするか、という相談までするほどやばい状況ですがw
さえらさんのところは、さえらさんの気持ちを共有してくれる職場の方はおりませんか?その窮状を、どなたかに相談はできませんか? どうか、一人で抱え込まないでください。
職場の人が無理なら、家族や、私のような友人にも、何でも吐き出してくださいね。根本解決にはならないかもですが、気は楽になります。
さえらさんの作品も続きを楽しみにしています。リアルでいろいろあると、手が付けられないこともありますよね。
自分で納得いくまで練って、じっくりと取り組むのも大切です。
でも、思い切って書いて、こちらに出してみるのもいいですよ。感想が励みになったりしますし。
私もこの作品書こうと思ったきっかけは、職場のストレス解消のためでした。
さえらさんもいろんなものに触れて、心と体をゆっくり癒やしてください^^
ファンタジーの世界は好きなんです^^
子どもの頃は、空想ばかりしていたくらいでw
だから、ゲームの世界観などの知識はゼロですが、モンハン小説の時のようにファンタジーとして読ませてください^^
それに、私にとっては「蒼雪さんが書いた小説」というだけでも読みたいですし♪
とはいえ、自身を振り返りますと、書きっぱなしで長らく時間が経ってしまっているものに後ろめたさが><
書いては消し、消しては書き・・・・そんな事を繰り返しながら、現実世界で忙殺されつつも、頭の片隅ではずっと描かれている世界なので、文章にきちんとしたいんですけども、なかなか^^;;
実は、伝言板では書ききれないのでここで失礼しますが、この夏は、なんというか・・・ストレスが溜まり過ぎました^^;
忙しいのもあったのですが、心底、疲れる毎日で。
健康面まで心配してくださって、有難うございます><
ひょっとして、蒼雪さん、エスパーですか? なんてw
だってね、珍しく、元気だけが取り柄の私がちょっと参ってたんですよ^^;;情けない;;
腱鞘炎は相変わらず、悪化もしないが良くもならないという状況でしたが、ストレスのせいかアトピーが全身でひどくなったり、胃腸にきたりで^^;;
そして、私にしては珍しく、久しぶりに心の底から「うんざり」という言葉が漏れました。
どうしても相容れない人が職場にいて、どうしたものかと四苦八苦しているんですよね。
でも、気持ちを切り替え、考え方も切り替え、なんとかやっていこうと思っています^^
こういう時はストレス解消が一番ですよね! うん、好きなもの、楽しいことに目を向けよう~!
読んだり、書いたり、音楽を聴いたりして、元気になろうと思います^^
そうなんですよ、初恋のゲームでした。
ドラクエが世に出たからこそ、今のRPGジャンルが確立したのであり、公式小説とか、出版物も出るようになったんですね。
でも黎明期でしたから、レベルの高い内容を書ける人がいなかった。人選適当だったんだろうな^^;
だから高屋敷氏をいたずらに責めることもできません。
もっと早く久美沙織氏に書かせていれば?という気持ちもありましたが、ゲームのまともな小説という未開地をどうすべきか、出版側も模索してたんでしょうね。
今でこそ、ラノベなど、プロ作家の手でゲームなどの2次小説が出版されるほどになってますけどね。
おっしゃる通り、人生何がきっかけになるかわかりませんねw
プレッシャーありがとうございますww
誰も読まなくても書く覚悟でしたので、楽しみにしていただけてうれしいです^^
とにかく自分で読んで面白いものを書く、というのが目標ですが、自分=ほかに読んで下さる方、でもあります。
ちょっとでも楽しんでもらえるように、頑張ってます!
子どもにストレスをかけまくった高屋敷氏の罪は重いけれど(笑)、蒼雪さんに筆を取らせた功績の方が大きいですな♬
どうか、蒼雪さんのペースで、楽しく書いてください♬
多分ドラクエⅡは私が人生で最初に手にしたRPGです。
蒼雪さんワールドでどうなっていくのか、とても楽しみです♬わくわく♬
と、プレッシャーを軽くかけてみる(笑)