Nicotto Town


ま、お茶でもどうぞ


続きが気にならず放ったマンガ


機動警察パトレイバーが、最近私の街に来てくれまして、いそいそと見に行きました。

実写劇場版で使用されたそのものだそうで、細部までよく作り込まれていました。
前から後ろから、とっくり眺めましたとも。
あいにく天気が悪く、写真うつりが悪くなってしまいましたが、何枚か撮れて良かったです。

ちなみに機体より、レイバーキャリア(運搬車両)に一番感動した私です。
一番現実味を持って迫ってきましたから。実際に存在して、公道を走ったらこんなだろうなっていう。
パトレイバーは、リアルに「現実化したら、こうなるだろう」と作られた作品なので、本当にありそうな世界。
だから今も愛してやみません。


特車二課整備班(デモンストレーションをする人)が、イングラム(パトレイバーの機種名)を立ち上げる時に、一般人にも分かりやすいよう「これからロボットが立ちますよ~」って言ってたのがおかしくもあり、せつない気がしました(笑)

ファンとしては、「ロボじゃない、レイバー(人型汎用作業機械で、フォークリフトなどの作業機械に分類されている)なんだってば!」
と心の中で叫んでいました。

私の後ろで、若いファンの女の子が、必死に友達に説明をしている様子が微笑ましかったなあ。レイバーのマタのところに車と同じナンバーがあることとかw


というわけで、ブログのタイトルのマンガは、「機動警察パトレイバー」です。
アニメと連動して作られたメディアで、いろいろ展開していました。

マンガも1巻から数巻かけて買ったんですが、最終巻まで買わなかった作品です。
なぜかというと、内海とバドが嫌いだったから。

マンガは投げたけど、テレビアニメは最後まで見てました。劇場版一作目は今も好きです。
押井守監督は、テレビアニメの脚本もいくつか手がけていて、そのうちで「地下迷宮物件」だったかなぁ、あれが今も印象に残っています。
始まりはちょっとぶきみで、最後コミカルで。
でも大量の埋め立て地のゴミや行政が放置した廃トンネルとかのリアルな問題も突きつけてくるという、押井さんらしい作品です。

パトレイバーの魅力は、先にも書きましたが、「本当にありそうだから」ということ。
本当にこういうロボット(レイバー)が生活に出てきたら、それによる犯罪も当然起こってきますよね。
テレビも、オリジナルアニメビデオでも、そういう「ありそうな現実」を、個性的な面々を通して描いていたところが、子どもだった私にも面白かったのです。

しかしながら、押井守さんの映像作品は酷評が多い。アクションが少なく、見るところが地味で、つまり退屈してしまうからです。
実写劇場版も、その意味で酷評だったとか。
私も、初代特車二課の連中の劣化キャラや、アクションのないレイバーなど見たくないです。
どうしてファンの「これが見たいんだ」という要求、期待より、自分の世界を構築することに専念してしまうのか^^;

でも、押井さんのアニメ映画監督作品でもある小説「TOKYO WAR」は、今でも愛読しています。
この作品が発表されたのは、自衛隊の海外派遣が問題になっていた時期でした。
映画も、日本の国政の安易さ、無責任さ、日本人の平和ボケを痛烈に描いた内容…のはずでしたが、静止画面が多く、会話ばかりで、娯楽としては失格でありましょう。

しかし監督自ら書いた小説は面白い。
今ちょうど集団自衛権、安保法案が問題になっていますが、ちょうどリンクするような内容です。
その辺が古くなっていないということは、その当時と現在の日本が、ほとんど変化していないということでしょう。

小説作品では、突如東京で起こった爆破テロに都民は動揺し、意味不明に平和を訴えるデモを始めるという描写がありましたが、もし現実にこういうのが起こったら、今の国民は、そういうことはしないだろうな、とも思います。

政治家の何人かは、国民を愚民と思っているでしょうが、安保法案に反対する人の多くは、「非常事態になったら、自分や家族が傷つくだろう」という想像力を持てている。
危機感があるんですね。
なんとなく、これには希望を持っています。


動かない、立ちっぱなしのイングラムを見上げて、私は小説「TOKYO WAR」を思い出していました。
警察と国の威信のために、真冬の中、ただ立たせておくという場面があるんですけどね。それです。
ほんとそういうのくだらねーよっていうことを、登場人物の後藤隊長という男が、自分の隊のイングラムを寝かせっぱなしにして反抗するのです。
もちろん、お上に怒られないよう、故障といつわって。

長くなりましたが、マンガ版パトレイバーを投げた理由は、そういうリアルな内容がマンガ版にはなかったことと、内海とバド少年のキャラや、起こす個人的なテロの話などに耐えられなかったためでした。
でも気が向いたら、あとで残りの巻を買って読んでみようかなとも思ってます。

#日記広場:マンガ

アバター
2015/11/27 02:23
ハルさん、コメント感謝です。

ですね、ありましたよ~こんな記事がw
うんうん、ハルさんへたれてたころですねヾ(ω` )
読んでくださってうれしいですw

おお、ハルさんバドお好きでしたか。あれは女子に人気でしたよね、内海も。リチャード王、サイキックの誰かと同じ名前…アハハw

そうそう、もとは重機です。そこがリアルな設定ですよね。ほんとにあったらちょっと動かしてみたいです。
見に来てたお客さんも、あまりのリアルさに「これ動かないの?」って言ってたなぁ。
関節部分よく見れば、動かないのは丸わかりなんですが。

私もパトレイバー大好きで、テレビと映画は網羅してます。オリジナルビデオ作品も、いくつかは。
ちなみに好きなキャラは太田です。これどこかに書いたかな。
小説もいまだに大事に保管してますよ。横手さんとかの。富士見ファンタジア文庫です。

生レイバーはよかったですよ。長い巡業のせいか、それともわざとなのか、機体がちょっと汚れてたのが味がありました。
老若男女、基地に見に来てて、例年にない混みようでしたね。(自衛隊の基地でやったんです。特車二課の人の話では、基地司令に指令を受けて参上したという設定だそうです)
あと、警察に貼ってあるようなポスターも展示してて、それも良かったです。パトレイバーが自転車乗ってる交通法のやつとか^^

天気が悪く、曇ってたのがパトレイバーらしいと思いたい。この作品は夏の青空のイメージが強いけど、リアルさを求めるなら曇りだろうなと思います。実写版が原作に忠実だったらなぁ…。

マンガのオチは、ちょっと調べてきました。
内海が黒崎に撃たれて生死不明、バドは強制送還だそうです。それで一応、この二人が起こした事件は解決。
野明の警官としての自覚と成長をテーマにしているので、この二人の思考と対比しているそうです。
昔はマンガの方は途中でやめちゃったけど、今読むと面白いかもなぁ、と思います。

アバター
2015/11/27 00:14
わ、このような記事があったのですね〜!
私がヘタれてる頃かな?(笑)
ロボットものは昔から好きですが、レイバーほどある意味リアルな造りのロボットは他にないですよね〜!
元は重機でしょ?確か…
一時期めっちゃハマりました(*´艸`)
私はバド好きでしたね〜♬
オトナの意思に関わらずワガママに好きに戦ってる幼い姿が。

いいなー、蒼雪さんは生レイバー見られて♬(語感が生レバーみたい笑)
うらやましいです!!
昔お台場のガンダムは見たけれど、私ガンダム好きでもないので感動せずで^_^;

そういえば長かったですよね、このマンガ。
最後どうなったのか覚えてないや…
一番残ってる言葉は「昼行灯」ですかね(笑)
あのひと好きでした♬.+.(♥´ω`♥)゜+.゜
アバター
2015/09/10 09:48
いちごさん、コメント感謝です。

映画の宣伝のために頑張ってるみたいですね。
でもネット評価見たら、ひどいそうで…。踊る走査線みたいな活劇を期待してたのにな。
間近で見たイングラムはとてもリアルでした!^^

そうですね、最後まで、しかも買って読んだ漫画は、私も人生のうちでとても少ないです。
ちなみに大好きなドラゴンボールも、魔人ブウの闘いのところで、一度買うのをやめたんですよ。
アニメで見てるからいいや、って。
あんなに好きだったのに、徐々に気持ちが下がって買う気がしなかったのは、自分でも驚きでした。人間って熱狂を持続できないんだなあと…若くして悟った^^;
それから、あとで最終巻まで買い直しましたがw
アバター
2015/09/09 11:58
蒼雪さんも実写版のパトレイバーの来訪 ご覧になられたのですね
お友達も先日自分の街にやって来たので行ってきた~って言ってました

「続きが気にならず放ったマンガ」ジワジワ来ますね
続きが気になって最後まで読む作品の方が実は少ないのかも
アバター
2015/09/08 23:58
ふうこさん、コメント感謝です。

詳しい事情は知りませんが、うちの県の海上自衛隊基地から指令を受けてきたって、整備班の人が申してましたw
というのは建前で、追加映像が入った完全版ビデオの宣伝が主で、機会あればあちこち行ってるみたいです。

パトレイバーは北海道に住んでいた時に、朝早く放映されていたので見ていました。
テレビ東京系だったから、東北では放映されていないはずです。なので、親の転勤で北海道にいたけど、おかげで知ることができました。

ゆうきまさみさんの「あ~る」、有名ですよね。名前だけ知ってます。
あの人も絵がうまいし、独特のノリも嫌いじゃないし、内海とバドも個性的ではあるんですが…、ゆうきさんの路線でマンガ版は描かれていました。メディアミックスなので、それが不正解というわけでもないんです。
リアル路線がすでに好きだった私には、なんか話についていけず、アニメは内海の話も見てましたけど、マンガだけは、面白いなって感じなかったんですね。今読めば面白いかも。

そうそう、押井監督はうる星やつらもやってましたよね。ビューティフルドリーマー、私も見たことあります。
金曜ロードショーか、アニマックスでだったかは忘れましたが、ちょっと異様な感じはしましたね。
うる星やつらの、ドタバタした明るい感じがしなくて。

でもこの作品、さっき調べたら高い評価が目立ちました。原作者の高橋先生は、自作を台無しにされたと思われたようですが、一個の作品としては良い出来だというのが、見た人達の評価。
原作を知らない人ほど、面白いと感じたようです。
けど、思い入れのある人にはいろいろ厳しいですよね。高橋先生の怒りも分かる。
私はうる星やつらのファンではないけれど、同じようなことを自分の愛する作品でやられたら、怒る派ですね(笑)
見てもいないのに、劇場実写版パトレイバーを既に嫌いになってますから^^;

コーデ、そんなに(゜o゜)
ありがとうございます~。しし座のせいか、金色好きなんですよ。
コーデは絵だと思っていつも作ってるので、配色はちゃんと考えてますw
アバター
2015/09/08 12:52
劇場版で使用されたパトレイバーですかぁ!
いいなぁ~見てみたいなぁ…。

…とかいいつつ、パトレイバーは、漫画もアニメも見てないんですよ。
なので、蒼雪さんの文章を読んで、そうなのね~!という感じで。

ゆうきまさみ先生の作品は「究極超人あ~る」が好きです。
ぜんぜん、路線が違いますね^^;

押井守監督といって、私が思い浮かべるのは「うる星やつら」です。
映画版は少ししか見てないし、ずいぶん前なので、また観てみようかな。
今、検索したところ、テレビシリーズにもかかわっていたそうで、
ハチャメチャやりすぎて高橋留美子先生を怒らせてしまったとか。
「ビューティフルドリーマー」は自分のうる星ではないと、あちこちで発言しているそうです。
もちろん、映画やアニメが、原作と別物になるのはよくあるけど、
原作者を怒らせるって、よっぽどだなぁ~^^;なんて。
ビューティフルドリーマーは、観たことなくて、
アニメを漫画にした本を少し読んだだけだけど、
いつもとずいぶん違うなぁと当時思ったものでした。(たぶん小6か中学あたり…?)
今見たら、テレビ版とは別に、映画のひとつの作品として見れるかもしれないです。

そして、蒼雪さんのコーデ、すっごくステキです^^
金色って、下手すると嫌味になっちゃうけど、
このコーデ上品ですよね~^^



月別アーカイブ

2023

2022

2021

2020

2019

2018

2017

2016

2015

2014

2013

2012

2011

2010


Copyright © 2025 SMILE-LAB Co., Ltd. All Rights Reserved.