Nicotto Town



客商売はこう言うこともあり得るから…。

 一ヶ月くらい前だろうか、日本人の客が来た。

 頼まれごとをしてちょっと色々世話したからか、きっちり覚えられてしまったようだ。
 昨日、仕事に行ったら
「あれ? また今日も日本人の予約が入ってる」
 と、いつもの通り普通に構えていたのだが、現れたその客はなんとその時の客だったのだ。
「前回の時はどうもありがとうございます」
 とにこやかにいわれ、す、すみません…私人の顔覚えるの苦手で…。
 でも個人情報を見てどの客か思い当たり、多分その人だろうと言う推測だけで対応していたのだが、どうやら当たっていたらしい。でも、向こうは私の対応が気に入って敢えてまたこのホテルを選んでくれた人みたいで ( 前回は知り合いが勝手に予約したとか言ってた )、なんか色々聞かれたのでぼろを出さないようにするのに精いっぱいだったわぁ。

 っつか、確か前回
「またいつドイツなんて来られるかわからないし、一生懸命お金溜めないとまたなんて来られないし!」
 とか言ってなかったか? こんな短期間でまた現れるとはこっちは夢にも思ってなかったよ…せいぜい来年とかそう言う話のことしてるんだとばかり…。

 っつかだね。
 月六日しか勤務してないのにその月六日に2回もばっちり当てて来るって、一体どんな偶然だよ…(汗)。
 




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