Nicotto Town



ポッポ

ポッポと名づけたセキセイインコに、自分の食べている物は何でも分け与えた。

食べ物には貪欲で、一度くちばしにくわえた物は、絶対に離さなかった。
箸に食べ物をつまんでポッポの前に持っていくと、くちばしでつかみてこでも離さない。
そのまま上に持ち上げても、離さなかった。(ポッポ釣)である。
妻は、早死にするから餌以外与えるなと怒っていた。
特に好物だったのが七実唐辛子。
唐辛子の便を見つけると、中身を出せと言わんばかりに、唐辛子のビンを突っついて合図する。それを何度か繰り返す。
そのうちに指に飛び乗ってきて、指を思いっきりかんで、また唐辛子のビンの所へ行き早く出せとビンを突っついている。
唐辛子をテーブルに開けてやると、すぐに食べだす。
食べるといっても、七実唐辛子の中にある黒ごまが目当てだ、それだけをよって食べていた。

今年の春、ポッポは死んだ。
19年間生きた。

今は、ポッポの孫が、子育てに専念して、食べ物をねだりに来る。
かなりうっとおしい、キーボードに止まり邪魔をしたり、口元を突っついて、餌をさかんにねだりに来る。
(今も、まとわりつかれてたいへんだ””
来週あたり、すから出して育てることにする。


ポッポも妻の所に行って、一緒に遊んでるんだろうな^^





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