ドラクエⅡの自作小説を書くこと(ひとり言)
- カテゴリ:自作小説
- 2015/12/03 12:20:59
ドラクエⅡを小説にすることは、難しい。
この二次創作をするときに前書きでも書いたが、ゲームでは物語の起伏がほとんどないからである。
ゲームに忠実に書くと決めているので、ゲームにない内容はなるべく書かないようにしている。
そうすると、どうしても…ひたすら先に向かって歩く話になる。あんまりドラマが起きない。
ゲームは、仲間を集めて、ラスボスを倒すために必要なアイテムを集める、それだけの内容だからだ。
仲間の友情物語や王国間のあれこれやら、謀略やら、そういうドラマがゲームのイベントとしてはない。
物語の求心力、早く先を読みたいという力が弱いことを承知で、主人公たちの感情にスポットを当てて書いている。
そのせいか、退屈に感じる部分も多いようで…読みに来てくだすった方々は、ほとんどが途中でやめておられる。
作者として、筆力のなさを痛感するが、読み手を責めるつもりはまったくない。
自分の書きたいように書くと決めているので、いまさら書き方を変えるつもりもない。
意見や感想がないことは寂しいが、逆に考えれば、まわりに振り回されず、好きなように書けるということだから。
でも謝ります。つまんなくてすんません((+△+))
公式で出版されている小説やゲームブックは、ほぼゲーム無視で書いてて、そんくらいできればそりゃ話づくりとして盛り上がるし、楽だろうなとも思う。
せっかく主人公が王族なんだから、王位継承権がどうのとか、魔物の軍隊とローレシア・サマルトリア連合軍の大決戦とか(小学生のときは、それを書いた)
でも書かなかった。ゲームと全く違ってしまうから。
あと、ゲームブックでそれを先にやられてしまっているから。
話の盛り上げ方としては、男子2人女子1人という構成なので、王女をめぐって三角関係というのが世間一般で通用するらしいが(公式小説やCDドラマはやっていた)、これは絶対にやりたくなかった。
私は三角関係が大嫌いだからである。
※シナリオを書いた堀井さんは、せっかく3人いるんだから(男子と女子の)心のあやを描いてみたかった、とコメントされているが、それがどんな内容でどの程度のものなのかはわからない。
だいたいドラクエⅡのプレー動画で、ルプガナで助けた娘はサマルの嫁、なんてコメント上げる人がどうかしてる。
ゲームじゃそんなこと、ひと言もいってないからな。
※小説版で初めてそれが述べられたので、なぜか公式とまかり通っている。
ちなみにゲームブックはローレとルプガナ娘、サマルとムーンのカップリングだった。
そうやって「公式で言ってるから」というだけであたかも正義と押し付けないように。
公式出版物ですら、まったく正式な設定じゃないし、外伝扱いってことを覚えた方がいい。
こういうのは、FFⅦの主人公が、二人いるヒロインのどっちが本命なのかとか、マクロスFでアルトが(以下略)と不毛な議論をするのと同じことなんだが…。
三角関係でドロドロしながら冒険はしたくない。Ⅱの「果てしなき世界」という曲は、3人そろってああうれしい、これから何があったって3人いるから平気だぜ、という曲である。
それなのに誰が誰を好きなんだろうなんて、野暮ったい感情を差し挟む余地はあるか。
いや、ない。シットしてる相手に命を預けたくなんかないね。
3人がとても仲が良いのだという事実は、風のマントで海峡を飛ぶムービー(wii版)を見て確信した。
ローレにサマルとムーンがひしと抱きついている。半端に仲が悪いとできないことだ。
サマルは男の子だし、ムーンは女の子だ。どっちも年頃で、少年に抱きつくとなると、やはり照れが出るだろう。
たった1枚のマントで空を飛ぶ、死ぬかもしれないというイベント。だが一蓮托生で塔を飛び降りるのである。シットとか照れとか、そんなもんはないのだ。
3人で1人。そこまで感情のすり合わせと信頼関係ができてこそ、飛べたのだろう。
なので、Ⅱがほかのドラクエ作品に出るときは、必ず登場する内容だ。
3人の絆の固さがうかがい知れる内容でもある。
しかし、そこは大事な場面だったのに、自分では上手く書けたとは思わない。
なかなかうまくいかないものである。
とにかく、三角関係のない、安心して読めるドラクエⅡ小説を書きたかった。
読まれた方は、どこがっ、と思われた個所もあったかもしれないが、その手の内容は後半に書く内容のための伏線で、決してその場の思いつきではない。
連載は今のところ海底洞窟クリアで止まっている。これからロンダルキアに向かわなければならないが、早く先を書いてくださいという方もいないので、安心して小休止中。
モンハンクロスが出たので、そちらをやりながら英気を養っている。
早く書こうとすると雑になってしまうから、書きたくなる気持ちを溜めている。
ロンダルキアはゲームをやった人なら誰でも「うぅっ…!きつかった((+_+))」と重々しく思い出す場所なので、じっくり長く書きたいからだ。
今回はひとり言なので文字サイズは小さめ。