「樹魔・伝説」と云うのは、30年ぐらい前に書かれた水樹和佳さんのＳＦコミックです。

「樹魔」　宇宙から南極に飛来したエネルギー生命体が人類の攻撃で消されてしまう
のですが、残ったエネルギーでコケに寄生して、5年で被子植物まで進化させ、突然
に南極に森が現れて、爆発的な勢いで広がり続ける。実はエネルギー生命体を攻撃
する時に南極に取り残された、科学者の娘「ディエンヌ」を助けるために楽園を造った
のですが・・・　その謎を解明したのが「イオ・フレミング博士」です。彼は無意識界に漂
う情報の中から、「瞑想」と云う手法で真実を見つけてプロセスを推理します。イオは
森からディエンヌを助け出しますが、脱出する前に人類の攻撃が始まってしまう・・・・・

「伝説」　人類は宇宙に進出しようとしますが、技術的には問題無いのに、月から先に
は行けない・・・　また、生まれてくる子供たちが、次々と目を覚まさない「スリーピング
・ベイビー」に成ってしまう。閉塞感と未来に対する絶望から、民衆の間に不満が渦巻
きます。世界の指導者は問題の解決のために、コールド・スリープ中のスーパー科学
者「ツァラ・ラダ」を目覚めさせて、導いてもらう事を決めます。民衆の間には熱狂的な
期待が高まり・・・・・　ラダの正体は悪い宇宙人で、驚異的な進化を遂げる人類を滅ぼ
す為に、人類の価値観を一つにしてから、絶望を与える事で生命力を奪うと云う「遠大
にして狡猾な計画」の為に存在していました。彼の正体を唯一人見破ったイオは命を
賭けて立ち向かいますが・・・・　全てが絶望に包まれた時にディエンヌの秘められた
力が目覚め、そして人類を新たな進化へ導いて行き、伝説となります・・・・・・

と、紹介できないぐらい盛りだくさんの内容で、今でも新鮮な。もしもどこかで見掛ける
事が有りましたら是非^^;

ｐ・ｓ 「瞑想」で真犯人だけでも分かったら、冤罪や逃げ得は無く成るのですが・・・・
勿論、プロセスを解明する事は大事ですが・・・・　正義から外れた弁護士の裁判を
有利にするためだけの嘘も無く成るのでは・・・・（ニンジンを持ったクマが言ってもね^^;）

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