Nicotto Town



大崎上島の二日目 4月26日

前の日もそこそこ疲れていましたが、なぜか自然に目が覚めました。
急な階段を下りて食堂に行くと、朝ご飯は、めざしでした。
すっごい久し振りに、めざし食べましたよ(^^)

島の外周を巡る県道65号に沿って、まずは「海と島の歴史資料館」へ。
地図にはそう書いてありますが、実際に行ったら、大きな旧家のお屋敷で、
看板はむしろ「大望月邸」の方が大きく書かれていました。
ザックリ言うと、明治の望月東之助が廻船問屋として富豪になり、
子息も立派で、分けても三男圭介は大臣までになったと言う話です。
ありがちな地元偉人の記念館的ですが、古い灯台の中身があったり
裏手に「櫂伝馬競走」の舟が展示されていたり、見る物はありました。
十数人乗り手漕ぎの細長い舟、陸で見ると、大きくて圧倒されます。

大望月邸の先に、山門が妙に立派な寺院があるので、つい入ります。
入ったら、お寺の方か平服で見えて、隣の敷地に入ってもいいから
鬼瓦を撮って行きなさいとアドバイスをくれました。
勝手に隣りの庭の許可を出していいのか?と疑問を持ちながらも
鉄柵の扉を開けて入り、いい角度から大屋根の端をズームします。
おお! これ、なんか凄い鬼! 立派な角と憤怒相です。ぐわっ!
どうも、何とか言う人間国宝の仕事らしいです。興昭寺って分かるでしょうか。

その後一応、白水港まで行き、待合所前の種田山頭火の句碑を
見ました。腰ほどの高さの山型の石に、山頭火の句?が彫られています。
『あたたかく 草の枯れているなり』という句でした。
この島に種田山頭火の足跡は他にもあり、観光地図にも乗っています。

白水港からバスに乗り、島の東端めばる崎をぐるっと回って、
昨日歩いた木江を通過、清風館入口で降ります。
ここが、昨日行けなかった「ふれあい郷土資料館」に近いのです。
そう、昨日のリベンジをしに来たのです(^^)

山すそを平らにしたような所にある三階建ての船の形の建物です。
青い波模様の自動ドアを入ると、玄関ホールに夜空が。
紺色に塗られた天井に小さな星が散らばって光っています。
端っこには人工衛星まであって、いきなり異空間の不思議さです。
しかし、展示室に入ったら、明るい普通の展示室。脈絡無い(^^) 
展示室の台の上には大きな木造船の模型が並んでいます。
かなり大きくて、またがれそうです。しませんけどw
旧時代の船の精巧な構造が分かります。
窓から覗くと、中まである程度作ってあって、小人が乗れそうです。
いいなぁ、これ欲しいなぁ、10万円くらいなら出すぞ、とちょっと思いましたw

おちょろ舟という屋根がコモ葺きの小舟もあり、館内にはなぜか、
「おちょろ舟」という田端義夫の唄が流れていました。
それ、プッシュしていい物?と思いつつ、いい雰囲気出てました。

三階には展望室があり、船の形をしたこの建物が海にへさきを向ける、
丁度その位置に操舵室を模した展望室になっているのです。
もちろん正面が海です。
ふと舵輪の脇を見ると、「愛の霧笛」という、ふいごのような物がありました。
何だろうと思って、ふいごを軽く開いて、閉じてみると
ぷおお~~っ!と びっくりするほど大きな音が出て、慌てましたw
名の通り、霧の時に鳴らす警笛、霧笛の笛そのものだったのです。
こんな大きな音が出るとは思いませんでした。

ふれあい郷土資料館を出て、そろそろご飯が食べたいです。
でも周りに店はありません。
先の明石港まで行きましたが、待合所しかありません。
が、その前の道に郵便局への矢印が立っていました。
もしかしてそちらに何かあるかも、と歩いて見ました。
すると、郵便局の向こうに地元の「明石ストアー」がありました。
一応、、店は開いているようです。店先の軒の飾りテントが
朽ちて半分落ちてしまってますけど・・・。
中は、ひと時代前のスーパーでした。それ程変わった品は無いです。
ここで、酵母パンとメンチカツパンを買って、お昼にしました。

つきにバスが来るまで1時間近くあるので、この明石港から北にある
「恋地」というステキな地名に向けて歩く事にしました。
次のバス停に行き当たったら、そこで待とうと思っていました。
道は人里を離れ、峠に向かい、バス停はさっぱりありません。
歩けど歩けど、バス停が無くて、そのうち時間が来て、
乗ろうと思っていたバスが背後から走ってきて、追い越していきました
ああ、バス停、どこ~~(TT)

結局、「恋地トンネル」と言う、何にもないコンクリートトンネルを抜けて
初めて見えた「ふれあいの館」に救いを求めて入ったら、
公共の銭湯みたいな施設で、何しに来たの?みたいに
受け付けの人にみられました(^^;

事情を説明したら、島のコミュニティバスがここを通るので、
玄関先で待ってなさい、と教えてもらえました。
その小型バスに乗って、無事、旅館に帰る事が出来ました。

夕食の焼き魚は美味しかったです(^^)

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2016/05/03 15:50
さくさく様
銭湯のこと、こういう世話焼きって、田舎ならではの感覚だなって思いました。
受付の中でバスの時間票を調べてくれたのですから。
今回も、あくまで旅行者として書かせてもらいました。
ひと時過すには絶好の島だと思うものの、医療や過疎など難しい部分はあるのでしょうね。
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2016/05/03 14:41
外部ブログの方を先に拝見しました~。
とても歩いた旅だったのですね!銭湯でバスのことを教えてもらって本当によかった…

しかしなんだか時が止まったようなのんびりした町の雰囲気が伝わってきます。
うちの祖母の田舎みたいだ…。
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2016/05/03 14:16
Mt.かめ様
閉鎖されたタクシー車庫は見ましたけど(^^;
島内だけで完結するタクシー需要って、少ないでしょうね。
電車はさすがに慣れましが、ローカルバスにも、慣れたほうが良いですね。
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2016/05/03 09:17
都会で育っていると、どうしてもバスはバス停でしか
止まらないって思いますよね。タクシーはそのへんを
流していると思ってるし、電車のドアは勝手に開くと
思ってるし・・・。田舎トラップは多いです(^_^;)
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2016/05/02 22:36
ちょみ様
そうだったんですね。
あらためて、島で取ってきたパンフレットとか見たら、確かにそうなっていました。
町じゃない、バス停の間隔が開く所では、手を振れば良かったんですよ。
そう言う知識って、そもそも意識の外なので、確認さえしないんですよねー失敗ですねぇ。
あ、写真見て頂いたのですね、なるほど。ありがとうございます。
あの部屋、隣りの部屋とはふすまで仕切ってあって、ふすまが開かないように
ガムテープで!閉じてありました( ゚ ∀ ゚ )
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2016/05/02 20:45
田舎の方のバスだと、バス停でなくても手を上げれば乗せてもらえたのでは??
乗降車自由区間、とかあったかも~
今度バス停に辿り着くまでにバスが来たら試してみてくださいww

前記事のコメントで、旅館大安を知っていたのは、
わびすけさんの写真ブログを先に見たからなのでしたww
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2016/05/02 17:27
そら様
島ですから、料理の主役は常に魚ですね。
町ではそれなりにバス停があるのに、民家がなくなるとバス停も無い、
っていうシステムに気付かずに、ちょっと苦労しちゃいました(^^)
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2016/05/02 16:56
へ~魚に始まって魚で終わった一日だったのですねw♪
たくさんあるいて、カルシウムも摂れて健康的な旅ですね~ww
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2016/05/02 09:06
れっつぐるーぶ♪様
何もしなかったんですか。
隠密同心でもなさっているんですか?w
食べ物は持参してないと、いけませんね。注意力がゆるんでいました。
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2016/05/02 08:48
数日前に大崎上島へ行って、そのまま何もしないで折り返しましたw

飲食物の調達は、なるべく出発前に済ませましょう。大崎上島に限ったことではありませんが…^^;
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2016/05/02 08:44
Mt.かめ様
島の四国側だと、特に店が少ないのですよ。
フェリー埠頭周りにはあると思ったのが甘かったです。
飲料水とカロリーメイト重要(^^;
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2016/05/02 08:32
なんか食べ物に恵まれないですね(^_^;)
わたしだったら途中できっと根を上げてますー
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2016/05/02 08:29
風子様
長くて申し訳ないです(;・∀・)
どっか削ろうと思ったのですが、削りきれませんでした。
町中にはバス停あるけど、人家がなければバス停も無い訳ですね。
それを考えないで、ひと山越えてしまいました。
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2016/05/02 08:24
ちょこ様
前半は見学、後半はバス停求めてさまよった、みたいは日でした(^^)
恋地っていう地名の理由、知りたいのですが、調べが付かなくて残念です。
恋地峠はけっこう険しいです。さもありなんw
めざし、頭から食べるかどうか、迷いました。
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2016/05/02 07:02
コミュニティバスに乗れてよかったぁ~~

一人旅は、そういうハプニングがおもしろいけど、少し恐いですね^^

めざしは、時折、思い出したように朝食メニューに入れてますww
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2016/05/01 23:12
今日は資料館に鬼瓦に・・・と外れなく過ごせてよかったですね^^。

恋地って地名、気になってしまいますね。
でも、見ず知らずの土地でバス停の場所もバスの時間もわからないで歩くのは不安かも・・・^^;。

めざしは最近なかなか食べる機会がないですね~。



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