Nicotto Town



ポルボローネス

姉が来た。

土産持って。

箱にはカタカナで「ポルボローネ」。

食べたことないから開けて食べたいという姉。

茶を入れろという姉。

「これ、初めて見たんだー、なんだろ?」

わからず、買ったのか。
っていうか…
それはきっとポルボロンをイメージして作った菓子。
スペイン好きのあなたに、
本場そのままのというポルボロンを買ってあげたこと、
あるのになー。

…言えないけど。

「お茶、入れてー」

あー、はいはい。わかったわかった。

「開けてー」

自分で買ったんだから好きに開けてくれよ。箱開ける。

「茶ー」

今やってる!お茶入れる。

「ハサミほしいー」

自分でやれや!

なーんて…言えないです。

「イタリア語みたいだよね」

だから、日本人がよくやるやつで、
外国語をべつの外国語読みしてカタカナにしちゃったんじゃ?

「書いてある横文字はスペインっぽいよ」と言ってみた。

「あー、ほんと、ポルボローネスって書いてある」

そ、ポルボロンにesついて、複数形。
スペイン語はあなたのお得意なのに。

携帯で調べて、「ほんとだースペインだー」だってさ。

だから、妹の言うことも信じろよ。

…なんて、死んでも言えない感じだけど。

赤ちゃんからのしつけは、
大人になってからも心と体を縛るらしい。

子育てはには細心の注意が必要なのね…今更だけど。

それでも、ポルボロンもどきはおいしかったよ。
今ふうの味で、あの徹底した素朴さは無いけれど。
わたしも頑張って今ふうにリメイクしなくちゃ…。

アバター
2016/06/13 13:43
そうなのよ、幸せを呼ぶんですよ、ブラウンさん。
食べる前に「ポルボロン」って唱えないといけないらしい。
本物は、キャンディーみたいに、紙で両端をひねって包んであるの。
そっと開けて、そおっと崩さないように手に取って、
そのまま唱えて、そっとこぼさず口に入れる。
そういうやさしい気持ちが幸せのもとってことかなー。
アバター
2016/06/13 13:38
秋コアラさん、そうは思うこともあるんですよ。
でもね、リメイク前の素のわたしって、どんなんだろ?
うちの母は赤ん坊のわたしにミルク飲ませながら、
延々と「言うことを聞きなさい」とささやき続けて育てたと自慢するんで。
アバター
2016/06/13 13:34
みうさん、こんにちはー。
おっしゃる通りです。
ゆえに…実家で「家族に絶対服従」の下地があっての結婚後ですね、
そして今のお隣壁一枚シェルターでもオロオロ怯える生活。
まるで、闇実験用の心理学的検体のよう。
近頃、
わたしのせいで(?)心理学を学んでいる上のお嬢に感心されるようになりましたよ。
笑っちゃいます、自分を客観的に見ると。
アバター
2016/06/12 21:16
アハッ♪ めのめのさんの心の声が、笑えます。
ポルポローネ、知らなかったのでググってみました。
スペインで「幸せを呼ぶお菓子」と呼ばれている、とありました。
めのめのさんに、幸せが訪れますように~☆彡
アバター
2016/06/12 19:27
あっはは、サイコーの文章。素敵です。
リメイクなんて必要ないのではないですか?
アバター
2016/06/12 16:01
こんにちは。
いきなり、失礼でスミマセン!
お姉さまって、マイペースな人?傍若無人?天然?
なんだか言動が分らない方ですね。

めのめのさんって、自分の言いたいことや、やりたいことを、とっても我慢してる気がします。
家事の件もそうだけど、かなり厳しい躾や環境でお育ちで、それがトラウマなのかしら・・・。

自分のリメイク!頑張ってね。(^_-)-☆



月別アーカイブ

2024

2023

2022

2021

2020

2019

2018

2017

2016


Copyright © 2024 SMILE-LAB Co., Ltd. All Rights Reserved.