ニコタ８周年のブログイベント第一弾のアイテムがしょぼかったのでスルーしたら、第二弾のアイテムがよさげじゃあなかったですか。
蒼雪はその間に、ＰＳＰ版リメイクＦＦⅢをやっていて気づかなかったのです。

最近じゃあ、ログインボーナスのためだけにちょこっとログインしてすぐ出てしまうので、そのへんを確認していなかったのですね。ニコタ住人としてのアイが足りませんね。
なので今回慌ててぼくが第三弾のために書くことにしました。

あ、ぼくは蒼雪と暮らしているミニチュアダックスです。名前はりんごちゃん（仮名）とでも呼んでね。仮名はかなり実名に近い名前ですから。

蒼雪はぼくの奴隷です。ぼくが蒼雪の家に使わされたときからぼくに仕えています。
泣く子と地頭には勝てぬと言いますが、蒼雪も泣く犬にはかないません。
蒼雪の家族からは「甘やかし過ぎだ」と注意されていますが、蒼雪はぼくにかしずくことが喜びなので、ほうっておきましょう。昨今、ラノベなどでヒロインに尻敷かれる少年主人公が多いですが、あんな感じです。

蒼雪はぼくを崇め奉るだけでなく、ぼくの身体にむやみに触ろうとします。これはいけません。
ぼくはおいしいものが大好きで、よく蒼雪に命じて献上させますが、その代償としてぼくをおさわりさせてくださいと懇願するのです。懇願せずに触ろうとすることも多いです。

ですが、なでてほしくないときに触られるのはほんとうにストレスで、セクハラなのです。
愛玩動物の宿命で、養い親にいつでもどこでもおさわりされるのは仕方のないことだとわかってはいますが、いやらしい手つきで全身なでまわされると、やはりぞっとします。

養われている身なので、生きるためにはぐっとがまんしておさわりをこらえていますが、終わったらすぐに逃げ出して、ぶるぶるっと全身を振るいます。ぶるぶるをすると、いやなことはすぐ忘れられるのです。

蒼雪はそのへんも理解しているはずですが、ぼくのあまりのかわいらしさに情欲をおさえきれず、ふとどきな振る舞いにおよぶことがよくあります。もう少し理性を働かせてほしいものです。

そうそう、ぼくがこの家に使わされたと書いたのは、ぼくが蒼雪を見守る役目を負っているからです。
蒼雪はぼくを守護天使と呼びますが、ほんとうにそのとおりなのです。
蒼雪がいつも通りの時は、ぼくは何もしません。
どうしようもなくオーラが落ち込んで暗くなっている時も、何もしません。
ただ見ているだけです。

でも、蒼雪が反省してオーラがまた明るく輝いた時は、よかったねと思いながら蒼雪を見つめてあげます。反省して成長したオーラはとてもきれいで澄み切っていて、うっとりしてしまうのです。見つめていると、安心しすぎて眠くなります。
蒼雪はそんなぼくの顔を見て、「ありがとう」と心の声で伝えてきます。ぼくも、よかったねと心の声で返します。

ぼくは１２歳です。あと数年で役目を終えて蒼雪とお別れしなくてはなりません。
蒼雪は、自分が死んだらもう人間には生まれ変わりたくないと常々言っています。
ぼくにも、人間だけはやめとけ、と言います。

でもぼくは、蒼雪たちが食べているごはんがうらやましくて仕方ありません。
人間はいつも、どこにでも行けておいしいものをたくさん食べられていいなあと思っています。
だからぼくは、犬を終わったら人間に生まれ変わろうと決めています。そう伝えたら、蒼雪はひどく迷っていました。
自分が人間を終わったら、もうサマーランドで永遠に暮らすんだと決めていましたから、りんごちゃんちゃんが人間行きの列車に乗ってしまったら、もう会えなくなってしまうと考えたからです。
ちなみに「りんごちゃんちゃん」とは、ぼくがあまりにかわいくて「ちゃん」を二度づけしている蒼雪のアホな癖です。
ほかにも、「りんごさま」「りんたま」「りんごぼっちゃま」「りんたんたん」など、ぼくをうやまう呼び名がいくつもあります。まったくもってぼくに踏まれたいようです。どМです。

話がそれましたが、ぼくは来世は人間になろうと決めています。ぼくとあまり仲が良くない同居犬は、また自分が犬になると思っています。どうなるかは、召されてからじゃないとわからないですけどね。


そうそう、このブログのお題はグルメでした。
ぼくは半生タイプのフードが大好きです。蒼雪が１日に１回だけ用意してくれるこのごはんを見ると、思わず飛び跳ねちゃいます。
シーザー缶も大好物ですが、年のせいか胃が受け付けなくなりました。シニア用ならなんとか半分食べられます。
あと、ハードタイプのささみ巻きガムも、ひと月１～２回に減らされました。すいぞうが悪くなるからだそうです。
かみごたえがあって大満足のひと品ですが、健康のためなら毎日食べられないのはやむを得ません。

年を取るってさびしいことですね。蒼雪も、焼肉やケーキが好物ですが、少し食べると胃がむかむかしてかなしいと肩を落としていました。
でもそのぶん、魚がおいしいと感じるじゃないかと言ってやったら、そうだなあ、今年もまたイクラのしょうゆ漬けが食べたいなと言っていました。これを食べないと秋を過ごした気にならないそうです。

スーパーに行くたびに魚卵コーナーを探すのですが、一応筋子は売っているものの見た目が悪く、購入に踏み切れないでいます。一腹１０００円はしますからね。
用心するのもわかりますが、早く買わないと旬のものはなくなりますからね。いい筋子に出合えることを祈ります。

というわけで、ぼくは書き疲れたので、そろそろ寝ようと思います。皆さんお疲れ様でした。
ちなみに蒼雪は「スピンク日記」が犬随筆の最高峰だと言っていました。
ぼくもそう思います。スピンクさんは面白くてためになるお話が書けるので、ぼくもそんけいしています。皆さんもぜひ読んでみてください。

あと、どういうわけか、蒼雪は病院の待合の時にもその本を持って行きます。良い暇つぶしになるそうです。近々健診ですが、今度は尿と血圧が正常だといいですね。