Nicotto Town



石垣旅行10月11から17日の三日目

旅の三日目は、思い切って波照間島に渡ります。

石垣島離島ターミナルはけっこう広く、乗船券売り場の他に
建物の端に小さな土産物店が10数軒寄り添って並んでおり
それを見るだけでも楽しいです。麺類の店も入ってます。
乗船口の桟橋の手前に具志堅用高氏の像も立っています(^^)

さて、波照間島行きの船を出す安栄観光の売り場に行くと、
0830発の高速船は出るものの、1150発と1530発は「未定」との事。
一日3往復中の後の便が動かないと、波照間から帰れません。
一応、帰りはフェリーでもいいとして、波照間到着後すぐフェリーの
チケットを確保するつもりで出発します。(予約できません)
フェリーは火曜・木曜・第二第四金曜・土曜に一日一往復します。
多少波があっても出ますが時間は倍掛かります。

桟橋に出ると、同じ桟橋に3隻の船が着いてます。人が多く並んでる船を見て
これかと思って並んだら、これは団体貸切だよと教えられテレテレ。
目当ての船はちょっと縦長な、白地に紺と赤のラインの船でした。
船底の方の、クッションのいいシートについて、さあ出発です。

約70分の航海の前半は比較的静かな海で、紺碧の中を快走します。
しかし30分程度経つと、海の色が明るくなり、うねりが出て来ました。
水平線まで何も無い海面のあちこちがもりもりっと盛り上がって来ます。
それを突っ切るので、上に浮いて、下に落ちる感じになって来ます。
波照間に近付くにつれ、港に入る角度のせいか、やや横波を食います。
船がハンモックのように右上がり、右下がり、と揺さぶられます。
酔う人は酔うでしょう。ちょっと、大丈夫かな、って気になります。
が、すぐに波照間の防波堤の内側に逃げ込みます。
防波堤すごい、頼りになるブラボー、という気分になりますw

波照間島に着いてすぐ船客ターミナルに入り、小さなカウンターに行きます。
が、誰もいません。これでは帰りの便のチケットが買えません。
見ると、カウンターの上に「御用の方は 」と電話番号があります。
電話するべきかと思ったら、すぐ横で女子二人組みがやはり困ったらしく
スマホを掛け始めました。悪いけど様子を伺います。
結果、係員自身が他所から船で波照間に向かっているらしいです。
係員が来るまで、30分程度待ちました。
フェリーの乗船希望名簿に記名して席を確保、やっと島へ入ります。

島の道は細いものの舗装されています。
港地区から森のような所の脇を抜けて集落に向かいます。
波照間島は楕円形で中央に集落があり、周囲はサトウキビ畑です。
途中、ごつごつした石を積上げた遺跡のような物に出くわしました。
説明を見ると旧藩時代に作られた船の見張り台みたいな物で、
さほど古いものでは無いのでした。でも古墳時代っぽいw

草地でいきなりヤギが数頭いて、びっくりしました。放し飼いです。
集落に入り、日本最南端の交番を見ます。入口上に日本列島が描いてあります。
学校らしき物が見えます。簡素ですが、けっこう新しいです。
民家は自然石の石積みの塀で囲われています。積んであるだけです。
手で押せば動きます。台風に倒れないか気になります。
名石共同売店という店があったので、入ってみます。
プレハブっぽい簡素な建物ですが、コンビニ程度はあります。
生活品以外では、島土産の黒糖を売っていました。
ここで黒糖アイスを買って食べました。
コーラの泡のような色のカップアイスは少し溶け加減でしたが、
黒糖のずんと来る深い味わいは素敵でした。これは逸品です。

集落から出て海岸に出ようとしたのですが、14時のフェリーに乗るなら
あまり時間がありません。手持ちの地図の最短距離を行ってみます。
集落を出るとすぐサトウキビ畑になります。
自分の背よりも高く、葉はつんつんとして幹は竹のよう、
なかなかに手ごわそうな植物の群れです。
草地になると、またヤギが居ます。島ではあちこちに居るようです。
農家さんは自分のヤギか他人のヤギか、区別できるのでしょうか。
道に程近い所で草を食べながら、こっちをじっと見たりします。
うーん、ヤギに見物される観光客(笑)

最短の道を行ったと思ったら、なんと、何処かの工場?に出ちゃいました(XX)
建物の敷地の脇に獣道があったので少し進みましたが、
先が小さな崖っぽくなっていて、降りられませんでした。残念。
海原は見えるんですけどね。
迂回して他の道を探すには、ちょっと時間が心配。已む無し、です。

引き返して、またヤギに見物されて、
集落の中で「ぶどぅまれー」と言う、こぎれいな二階建ての民家の
二階を店にしてる所に出たので、一休みに上がりました。
エーベルハウスみたいな都会の二階建てのテラス席です。
昼のメニューはソーキそば一択でした(^^;

気のいいお婆ちゃんのソーキそばを食べたら、港に戻ります。
やや早く着いたら、意外にも、出港不明だった高速船が来ていて
1330発で行けるらしいです。あと5分で出ます。みなさん並んでます。
これは乗らなければ、と、慌てて桟橋の列に付きました。
乗船券は往復で買っているので大丈夫。
フェリーの名簿は書いたけど、ごめんなさい(><)

そんな訳で、来た時と同じ以上のうねりに揺られながら、
石垣島に帰って行きました。
あまり見回る時間はありませんでしたが、雰囲気は感じ取れました。
残念があるとすれば、海岸が見えなかったより、
黒糖を買い忘れたことでしょうか。まあ、いいか(^^)

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2016/10/25 00:21
ちょこ様
島らしい、と言う意味では、まさにここだろうと思いました。
全体になにやらあいまいな、
島独特の雰囲気みたいなのがあって、
船会社の人も、本土のようにキリリとした雰囲気じゃ無いんです。
ちょっと気長に?おおらかな気持ちで対応しないと、こちらだけが気を揉む状態になっちゃうのです。
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2016/10/25 00:03
Mt.かめ様
船は天候に左右されるし、それ以前に使い方に慣れていないので、
確実に帰ることばかりを考えてしまいました(^^;
地面が繋がっていないって、不安に駆られますね。
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2016/10/24 22:52
波照間島にも行かれたのですね~!!!
石垣島は意外と都会だったようですが、波照間島は離島らしい風情ですね。
行ってみたくなりました♪

帰りの足はやっぱり心配ですよね。
それなのにカウンターにだれもいないとは・・・。
どきどきでしたね。
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2016/10/24 22:27
知らないところで、交通機関が限られていて
それを逃すと帰れないとなると、なかなかスリリングですね(^_^;)



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