Nicotto Town



五箇山合掌造り集落の二日目

2月21日です。
前日にうっかり寝てしまったため、自然に7時頃目覚めました。
身支度して7時半から始まる朝ご飯に行きました。
食堂ですが純和風で、目玉焼きとかシャケとかです。
そのわりに、定番の味付け海苔や納豆は出ませんでした。

朝食後、朝風呂に向かいます。
大浴場は長方形の湯船、背面の壁が岩で組まれている他は
タイル張りの普通のお風呂。無色無臭で、温泉感はありません。
ガラス扉の向こうに岩作りの露天風呂がありますが、
雪が降っているのでハダカで外に出る気にはなれませんでした(^^;

この日は相倉集落に行きます。昨日降りた上梨バス停に向かいます。
宿を出るとあたりは雪で真っ白。雪靴でなければ行動は困難です。
私は以前新潟で買ったショートブーツ型の雪靴なので、いいですが。
しかし、宿からバス停に至る道が思ったより急な下り坂だったのです。
昨日は宿の車で迎えてもらったので気付きませんでしたが、
これは滑って転んだら坂の下までそのまま滑落しそう(^^;
慎重に足を踏みしめて下って行きました。雪も降りしきってます。

昨日到着した上梨バス停から09時57分発で相倉(あいのくら)に行きます。
今回来たのは普通の路線バスタイプ、相倉には程無く到着です。
集落から離れた幹線道路沿いに止まるので、暫く歩きます。
幹線道路と集落を繋ぐ道の脇に「観光は朝8時30分以降に」と書かれてます。
集落は普通に生活の場なので、人迷惑になってはいけません。

山すそに沿って曲がりくねる道を進み、とがった家並みが現れます。
おお、これぞ合掌造り集落! 屋根しか見えない(笑)
最初に駐車場があり、その脇に店らしい建物がありますが閉まってます。
駐車場の奥にも何かあるので行ってみると、トイレでした(^^)
いよいよ降る雪が顔にブツブツ当る中、雪を踏み分けて進むと
その先に合掌造りのツマ側をむけて立つ建物は、「勇介」とありますが、
ここも本日休業の札が下がっています。
雪の中、この際何処でもいいから逃げ込みたい、と思って歩いていると
その先の合掌造り改造型の家屋に料理の看板が立ってます。
やっている?と引き戸を開ければ、ちゃんと営業中でした。
助かる~(^^)

まつやというこのお店、合掌造りの家屋に外周少し張り出しを作り
そこでお店をやってみえるようです。
中にはお土産の棚が一杯並び、窓際には自然木の卓があります。
要所要所にストーブが焚かれていて、暖かくてホッとします。
お土産はザルやカゴ、ご当地の楽器「ささら」、栃の実せんべい、葛飴等々。
なかでも、木で作られた人形を見つけて、その可愛さに打たれました。
これはコケシなどの昔風ではなく、今風萌え萌えのお人形です。
おかっぱで長髪、赤い着物を着て、眼はくりっと書いただけですが可愛い。
でも私が買ったのは「畑のお肉」と「いぶりとっぺ」でした。

さて、席に座ってメニューを見ます。食事もありますが、葛湯を頼みます。
少し時間が掛かるくらいは、休憩できるのでむしろありがたいです。
出てきた葛湯は抹茶椀のような黒い天目に、ほとんど透明で
湯気のように白い葛湯、その上になんと金粉が散っていて豪華です。
栃の実せんべいなどがつまみに付いています。これもラッキー。
とろっと甘い葛湯で暖まり、また雪の中に出る気になりました。

まつやの前の道を進み民族資料館に入りました。靴を脱いで上がります。
昔のままの合掌造りの中に民具などがいっぱい展示されていました。
一階の中央にモニターで説明ビデオが流れていて、それを見ていたら
他のお客さんが来て、それで資料館の人が来て話しかけると宮城から
みえたとかの話になり、で、私の方に、お客さんはどちらから?と。
その流れで民謡の話になり、ちょうどビデオがおどりの場面になったので
資料館の人が「ささら」を持ってきて、一緒に鳴らしましょうって事に(^^;
ささらをアーチ状に持って、手首だけをかえしてジャッ!と鳴らします。
が、最初はそうそう上手く出来ず、何度が指導されてやりました。
単調な音ですが、鳴らせると楽しくなって来ますね。

そのあと雪の中を集落内歩きましたが、お休みの店が多かったです。
結局、再び、まつやさんに入って山菜そばを食べてから、帰りました。

雪の季節の五箇山、雪景色の美しさは良いですが、
冬季休業の店もあるようで、そこの理解があった方が良さそうです。

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2017/03/01 22:23
まりあ様
露天風呂、実は三日目の朝に、雪が降っていなかった時入ってみました(^^)
一旦外に出ると体が冷え切って、その後入るお湯は実際より熱いように感じました。
お湯に使っている間はいい気分です。上がって屋内に入る時、また寒くなりますけど。
私が行ったのが平日だけなので休みの店が多かったのかも知れません。
宿に近い上梨のあたり、和紙とかの店は冬季休業していたようです。
合掌造りの二階の床板、すのこみたいになっているんですよね(^^;
多分、下からの囲炉裏の熱を通すためかな?と思ってました。
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2017/03/01 21:24
雪景色の中の露天風呂、せっかくなので入ればよかったのにー。
岩を背中に両肘を付き、胸は湯の外に出して足を伸ばして浸かると
殿様気分ですよ(たまに沈まなきゃ、凍傷になっちゃうww)
あそこ、冬お休みするお店もあるんですね・・・
自分が行った時は、どこも営業中だった気がします。
民俗館は入りました。二階の足元すけどおしは怖かったです。
高所恐怖症です。
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2017/03/01 00:11
ちょこ様
あの雪だまりを見ちゃうと、この雪の中で休まず営業して下さい、とは
言えないなぁと感じもします。
冬は雪の風情を楽しむのがまず第一でしょうね。
ささら、お調べになりましたでしょうか。
色々な大きさ形がありますが、音はただ当る音だけなのですよ。
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2017/03/01 00:06
Mt.かめ様
お客さんが減るのか、モノが届かないのか、はたまた働く人が来れないのか。
雪が多すぎると、色々な難しさがありそうですね。
下準備はしっかりと、ですね。
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2017/02/28 23:04
冬季休業ですか~?
休業だなんてひどい・・・ですが、そこがいいのかもしれないですね。
観光地化されてなくて。

「ささら」どんな楽器なのか、どんな音なのか気になります。
あとで調べてみよう~。
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2017/02/28 13:36
雪国あるあるですよねー、冬季休業。
こちらも峠道が冬季閉鎖になるところもあるので
車で来る人はちゃんと調べてないとえらい事になりそうです(笑)



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