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シン・ドラマ汁


<新番組>貴族探偵 感想文

<新番組>貴族探偵 #1
フジテレビ 月曜夜9時~
▼どんな作品?
謎に包まれた貴族探偵を名乗る青年が、使用人たちに事件を解決させるという、
自ら推理しない探偵の活躍を、彼をライバル視する若き女性探偵の視線から描く探偵ドラマ。
主人公の貴族探偵(役名今のところなし)を嵐の相葉が、女性探偵の高徳愛香を武井咲、
刑事役を生瀬勝久が演じています。

▼月9
恋愛ドラマがメインの月9で、珍しくミステリードラマが放映されますね。
これが初ではなく、今までもガリレオや鍵のかかった部屋などがあり、見てました。
恋愛ドラマは全然見る気ないんですけどねw
月9と言えば、数々の大ヒットドラマを生み出したフジテレビの看板ドラマ枠なのですが、
その対象となる若年層のテレビ離れが著しく、このところ視聴率が低迷しており、
最近では月9の主演をすると、低視聴率で悪いイメージがついてその後の活動に影響が出るため、
有名所の俳優にオファーしても断られることが多いという噂です。
今回、久々にミステリードラマを放映することにしたのは、起死回生の一手と言ったところでしょうか。
主役には嵐の相葉、脇は演技派の俳優でがっちり固め、コメディ色の強いドラマになってますね。
初回見た感じですと、主役は相葉なのですが、女性探偵役の武井の方が主役の感じで、出演時間も長いです。
腐っても嵐の相葉ですから、出番が少ない方がスケジュール的に都合がいいのでしょうかw
ただ、以前から思ってたんですけど、相葉くん、ちょっと演技は残念な感じですよね。
演技というよりそもそも滑舌がよろしくない。
嵐の中でもドラマや映画に出慣れている二宮、松本、大野に比べるとどうしても見劣りしてしまいます。
役柄的に、さんざんイロモノを演じながらも好評を博してきた大野の方が、
この貴族探偵には適役だったんじゃないかなぁと思います。
今頃言ったって遅いですけどねw
全体的に見て、まだこなれてない感はありますが、いい方に傾くと面白くなりそうな雰囲気はありました。
特にIQ246を好んで見ていた方には、自信を持ってお勧めしておきましょうw

▼以下ネタバレご注意!
原作は推理作家の麻耶雄嵩の貴族探偵シリーズ、この麻耶雄嵩、私は以前国産ミステリーを
読み漁っていた頃、何冊か読んだような気がします。
貴族探偵ではなく、メルカトル鮎という変な名前の探偵のシリーズだったと思うのですが、
びっくりするほど記憶にありませんw
この頃大流行していた新本格にかぶれた感じの作品でしたし、それ系の賞をいくつか受賞しているので、
ミステリーとしての骨格はきっちりしてると思います。
ドラマの終わりにはなぜか、この作品はありえないことがいっぱい出てくるので、
あまりいじらないでくださいみたいな注釈が出てましたがw
まー本格推理って、論理的ではあるけど現実的じゃないこともありますからねw
確かに名前を名乗らない貴族が警察の捜査にしゃしゃってくるとか、現実味がまったくありません。
あの法門寺沙羅駆ですら名乗ってたのにw
ま、それはそれとして、確かに論理的には筋が通っていたように思います。
武井演じる愛香の推理は、一見矛盾はないけれど、動機はめちゃくちゃだし、
停電が事件に与えた影響と、朝方に聞こえたジリジリという音の説明がついてませんでしたしね。
ただこの事件、館の構造よりも各自のアリバイの方がキーポイントとなっていたため、
ムダに館のCGを作るのではなく、アリバイ表をしっかり作ってほしかったですな。
ドラマだと疑問に思った時読み返したりできないので、重要な手がかりが流されちゃうことが多いんですよね。




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