恋はストーカー 3
- カテゴリ:自作小説
- 2009/09/26 01:36:12
通勤ラッシュが過ぎ、列車が出たすぐ後のホームは人影もまばらになって、駅のベンチに座ることができた。
私はフリーターで、今は日雇いのバイトの帰りだ。
バイトの内容はイベントの器材搬入と設置の手伝いである。
夜の肉体労働で疲れていた私はベンチに座りたかった。
通勤ラッシュが過ぎたとはいえ、上りの快速はまだ人が多く乗っていて座れそうにないので、空いている普通列車に乗って帰ることにした。
「まもなく、3番線に列車がまいります。危険ですから黄色い線までお下がりください」の駅のアナウンスがホームに流れた。
私は重い腰を上げると駅の端に描かれたドアの位置を示す黄色い三角印の前に立った。
列車がホームに入って来た。
私の前を通過する列車のシートの空き具合を窓越しに目で追いながら
「おう空いている。助かった」
と、心の中ででつぶやいた。
普通列車の座席はロングシートになっていて通路を挟んでお見合い式に座るシートだ。
いつもならミニスカートの女性の前に座るのだが、疲れている私は車両の一番後ろに座ることに決めていた。
横と後ろのちょとが車両の壁になっていて座って寝るにはいい席だからだ。
八両編成の三番目の車両が私の前に止まった。
ドアが開きサラリーマン風の男性が降りてきた。
私はその後すぐに乗り込み目指す座席にすばやく移動した。
「ラッキー」
目当ての座席は空いていた。
列車の中はクラーが効いていた。
そのひんやり感が心地いい。
私は背中のリュックを降ろしながらそこに座り、リュクを膝の上に乗せ、前の座席に座っている顔ぶれを確認した。
正面から男そして男。「どうでもいい」
そして女性。「おばさん」
そして女性。「セレブ」
と、最後の女性に視線が止まったままになった。
女性の髪はショートカットで薄茶色に染め上げられ、高級ブランドのロゴが入ったサングラスをかけている。
サングラスかけているだけでも列車の中では目立つのに、服装はファション雑誌から抜け出したようなピンクでコットンのノースリーブTシャツにストレートのジーンズ姿だ。
私が女性の胸に視線をもっていくと、女性が私の方に顔を向けた。
サンゴラスをかけているので視線は分からないが、合ったような気がして私はあわてて自分のリュクを見た。
その時にぬれて光沢のあるセクシーな口元に小さな黒いほくろが見えた。
「どこかで見た事のある口元だ」
私は一瞬そう思った。
私は下を向きリュクを見詰めながら考えていた。
「そんなバカな」
私は似た口元の女性を思い出した。
三日前にチャットしたチャトレディイの口元だ。
「セクシーな口元ですね」
と、コメントしたのを覚えていた。
「nanaunpiさんかもしれない」
でも髪の長さが違う。
「ひょとしたらカツラ」
私は下を向きながら横目で女性の様子をうかがいながらそう思った。
隙を見て女性の口元をもう一度見た。
「よく似てる」
私は心でつぶやいた。
すぐにリュクに視線を戻し、横目で女性を見ていた。
「女性の後について行けば彼女の住んでる場所が分かるかも」
私は心でそう思いながらどうするか悩んでいた。
列車がある駅についた。
女性は立ちあがり降りるらしくドアに近づく。
私はまだ悩んでいた。
ドアが開き女性が降りた。
私は急いで立ちあがり乗り込む人をかわしながら彼女の降りた駅に降りた。
これが私をストーカーに変身させる切っ掛けになるとは私自身気が付いていなかった。

























可愛さあまって憎さ1000倍ですね。
怖いいぃ~。
そう考えると恐ろしいですね><;
踏みとどまる事が多いということは
私を含め「死んでしまえ」と思ってる人間が多い。
憎しみは愛情の影です。
そう思うと恋愛も怖いです。
日本って他の国に比べて犯罪件数が少ないじゃないですか!
その理由が、もちろん銃刀法があるからって言うのもあるんですが、日本人は帰属意識が高いからなんだそうです!!
だから、「もし罪を犯したら、家族や友達や同僚に迷惑掛っちゃうな…」と思って踏みとどまる事が多いんだとか^^
不思議ですよね~><;
はい、何故か降りました。
切符が遠くの駅で助かりました。
乗り越しの料金を払わずに改札を通れます。
殺人ですか。
小説を書くために人殺しをしなければなりません。(冗談です)
「狂った小説家」の題で小説が書けそう。
小説家の人はリアル感をどうして得ているのかな。
不思議です。
この後女性に振られて殺すパターンじゃないといいのですが…(←推理小説の読みすぎですね;;すみません)
そうですね。
今回は尾行の興奮を味わうきっかけにします。
これを期にヒナさん、いや女性に近づいて行くことに。
スイーツマンさにおこられるう~。
尾行するのドキドキしますぅ。
そのドキドキ感がいいのかも。
成功しないと話が続きませぬ。
頭のイメージでは女性はタクーシに
乗ってしまいます。
やっぱり失敗ですね。
どうしよう。
ゴキブンさんはたくさん作品を掲載されてますね…少しずつ拝読します。
この作品はなかなかスリリングなにおいがして、先が楽しみです。
……なんて、ドキドキしますぅ(●^ ^●)
初めての尾行は成功するのでしょうか?
ゴキブンさんのお話は、次回が予測できません。
なかなかお似合いです。
会員のためにブログを走り回っていただき
ありがとうございます。
これからもよろしく。
そろそろPコインを購入してスーツを新調しようとした矢先でした。
どうも助かります。
奥のあるコメントですね。
ほんと、少しでなく全部知りたいです。
でも知らない方が良かったこともあります。
片思いに終わりは無く
新しく好きな人ができても、ほのかな思い出に。
男女の仲そんな甘いものでないかも。
ちょっと気になる人って追っかけちゃいますよね
話しかけるほど親しくないから 呼び止められないけれど
でも少し知りたい感じ
憧れの先輩も 追っかけると、告白されてる現場に遭遇するんですよね←
片思いって難儀
自作小説倶楽部に入会さして頂きありがとうございます。
読んで下さる方々はかみさまです。
コメントをして下さる方はほとけさまです。
※ 現在ほかの会員の方々に伺っているのですが、執筆はしないけれどもよんでくださる方も会員に加えたいと思います。10月1日までに賛否のほどを当方の伝言ブログにお寄せ下さい。
それでは会員の皆様にご紹介します。
するどい指摘です。
フレームのレンズへの付け根にロゴが
わりと大きいロゴです。
まだ本格的とはいきません。
ドキドキしながらの尾行です。
新人は基本からですね。
忘れていました。
列車の中クラーの効いていていました。
ストーカーの基本をご存知とわ
以外です。
目がいいんですね。
ふらふらとあとをおいかける。うーむ、
ストーカーの基本ですね。