Nicotto Town


シン・ドラマ汁


貴族探偵 感想文

貴族探偵 #6
フジテレビ 月曜夜9時~
※ご覧になった方は「解答編」の章まで読み飛ばしてもらっても構いません
▼手がかり
今回は前回の続きで、詳しくは前回の感想を見ていただけると分かると思います。
かなり渾身の感想文だったんでw
前回見ただけではまだ手がかりが不足してるかなと思ったのですが、
今回新しく出てきた手がかりはあまりありませんでした。
前回の感想だけでは、推理に必要な要素が足らなかったので、今回分かった要素も含め、加筆しておきます。
・絞殺された高宮の左手に、水口のスーツの左袖のボタンが握られていた。
・尼子を撲殺した凶器の金属の棒は、離れに置いてあったオブジェについていた、
 3本並んだ棒の一番右端に並んでいたものだった。
・尼子の部屋には尼子の壊れた眼鏡が入ったガラス製の灰皿がテーブルに置いてあり、
 皆に配られた貴族探偵の名刺が、灰皿とその下のレースの敷物の下に敷かれていた。
・刺殺された水口は、頭に2個のコブが出来ていた。
あと、前回の感想では私ちょっと勘違いしていたのですが、離れに貴族探偵たちが駆けつけた時、
愛知川知也のみ、離れに一緒に入ったのではなく、皆が離れに入ってから背後にいきなり現れてました。
さて、前回の感想と以上の現場状況から、離れという大きな密室の中で何が行われ
誰が犯人なのか、推理してみましょう。

▼愛香の推理
解答に入る前に、愛香の推理をチェックしておきましょう。
愛香の推理は、金山が毒を飲んだことで、3人の婿候補が疑心暗鬼になり、お互いを殺しあったというもの。
そして、最後の殺人は弥生の手によるもので、弥生が水口から受けた電話は弥生の自作自演だったと推理。
離れが密室だったのは、知也が彼女の共犯もしくは彼女をかばうため、中に入って鍵をかけ、
後から入ってきたふりをして、皆の前に現れたと考えました。
殺し合いが行われたこと、そして密室を完成させたのは知也であることは、合っていますが、
最後の殺人の犯人は弥生ではありません。
では一体最後の殺人は誰により行われたのか、そしてどのような状況だったか、
それを貴族探偵の使用人が、華麗に解決しますw

▼解答編
事件当時何があったのかを端的に説明します。
まず、高宮が尼子の部屋のナイフを盗み、それで水口を刺しました。
しかしナイフの尼子の指紋を消さないよう力をあまり入れなかったため、水口は意識を失っただけでした。
この時に水口の頭に1つめのコブができます。
次に、水口のスーツのボタンを盗んでいた尼子が、高宮を絞殺し、手にボタンを握らせました。
しかしこの時、逆の手にボタンを握らせてしまったのです。
その上抵抗されているうちに尼子の眼鏡が高宮の部屋の灰皿に落ち、割れてしまいます。
尼子は仕方なく、灰皿を下の敷物ごと自分の部屋の物と入れ替えました。
その時貴族探偵の名刺を下に敷いてしまったのです。
そうしているうちに水口が息を吹き返し、尼子を殺そうと盗んでいたオブジェの棒で殴ります。
この時左利きの高宮に罪をなすりつけるため、左手で殴りましたが、棒を盗む時はつい右利きで取りやすい、
一番右の棒を選んでしまっていたのです。
そして自分の部屋に戻り、尼子が頭の左側を殴られて死んでいたと、弥生に電話で連絡したのですが、
がんばりすぎたせいか、そこで事切れてしまい、その時に2個目の頭のコブができました。
こうやって、見事に3人が殺し合い、全員が死ぬという状況が完成してしまったのですw

▼ゾンビぇ…
うん、言いたいことはよくわかるw
一番おかしいのは、背中を刺されて死にそうになっていた水口が、救急車を呼ばずに、
尼子を殺そうとしたところですよねw 死んでしまっては元も子もないのにね!
その上電話する時、「頭の左側」とか言う必要ないだろう! 死にそうなのに!
他のところはまあわりと納得できますよ。
ボタンのことにしても、どう考えても腕をクロスするよりしない方が、絞めやすいとは思うのですが、
殺人に慣れてなければそういうこともあるかもしれません。
灰皿の入れ替えトリックや、オブジェの棒あたりも納得できるのですが
ゾンビ水口のところがどうしても納得できないため、台無し感が酷いw
これなら愛香の推理の方がまだ納得できるというものですが、この話にはまだ後日談があります。

▼真犯人
第2の事件は一応解決を見ましたが、第1の事件の犯人が誰なのか。
愛香と鼻形が毒を飲んで病院に運ばれた金山の様子を見に行くと、金山は事件の翌日の朝に退院しており、
愛香はその病院が今回の事件の舞台となった桜川家が運営する病院であることに気づきます。
しかし愛香は別のことに気を取られ、事件に結びつけることはできませんでした。
貴族探偵の推理によると(これだけは珍しく本人が語りましたね)、金山という人物は実在せず、
実は桜川鷹亮が雇ったサクラであり、婿の第一候補の命が狙われたと見せかけて、
他の3人の候補者を疑心暗鬼にさせ、殺し合わせたと言うのです。
鷹亮は、いつまでも恩を着せてくる3人の候補者の実家を疎ましく思っており、
実は孫娘とその家の者を結婚させたいなどと、微塵も思っていなかったということですね。
事件の大舞台を作ったのは鷹亮、つまり彼が真犯人ということになりますが、
彼自身が手を下したわけでもなく、教唆したわけでもないので、まったく罪には問えませんね…。
ま、毒殺未遂事件が起きたからと言って、殺し合いをするとは限りませんし、
最後に誰か生き残る可能性の方が高かったわけですから、ちょっと無理がある動機だなとは思います。
金山が自室で毒を調合していたのは、自分が飲むためで、だから致死量にいたらなかったと考えられますね。
桜川家の運営する病院で処理するなら、ダイイングメッセージは必要なかったんじゃないかと思いますけどね。
死んでないけどねw

▼切子の謎
愛香が事件を忘れるほど気にしたことは、その病院のマークでした。
今まで愛香の事務所に現れては消えていた、愛香の探偵の先輩・喜多見切子は、実はすでに死んでおり、
その死亡診断書を発行したのが、金山が入院した桜川家が運営する病院だったのです。
切子は貴族探偵との勝負に負けた後に謎の死を迎えたということですが、詳しいことは愛香にも分かっていません。
次回、まだ予告が公式に掲載されていませんが、テレビで見ただけですと、どうも切子の過去に関わる話になりそうです。




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