東海道 伊奈駅~吉田(豊橋)、二川 5月29日
- カテゴリ:レジャー/旅行
- 2017/06/04 21:27:25
宿泊した豊橋から前の日に切り上げた伊奈駅に戻って
東海道スタートです。
駅から東海道に戻ってすぐ、伊奈村一里塚跡を通ります。
伊奈村は吉田宿と御油宿の中間で宿ではなく茶屋のある休憩所でした。
そこから東に進むとJR飯田線l小坂井駅前の踏切を過ぎ
国道247号を渡った左の会社入り口脇の木の下に「子だが橋」石碑があります。
ホントに歩く東海道 によると『一千年の昔、菟足神社には春の大祭
の初日に、東海道を通る若い女性を生贄にする習慣があった。ある
年、故郷に戻る若い女性がこの橋で待ち伏せていた村人の前を通っ
た。その中に娘の父がいたが、「子だが止むを得ん」と、生贄にして
神に奉った。それから「子だが橋」と呼ぶようになった』・・・だそうです。
今はその橋も無くなってしまいました。
さらに進んで豊川放水路を渡り豊橋魚市場の前を通り抜け、豊川に
かかる豊橋(とよばし)を渡って豊橋市街地に入ります。
ここは江戸時代は吉田藩があって吉田と言われていましたが、
廃藩置県で藩が無くなった後は豊橋になりました。
豊川を渡って東海道が吉田城を避けて左に折れ、また右に折れて少し行くと
歩道に西惣門の模型が立っています。冠木門と違い、瓦屋根の
乗った立派な門でした。これで吉田宿に入った事になります。
東海道沿いはさすがに老舗も残り、井上靖の「しろばんば」に出てくる
和菓子の若松園などがあります。ただし建物は新しいです。
豊橋も第二次大戦の空襲であらかた消失してしまったのです。
東海道から少し外れますが、城下町の頃の中心街、札木から
豊橋鉄道の路面電車に乗って南に2区乗ります。そこに、水上ビルがあります。
水上ビルとは牟呂用水の上にフタをするように低層集合住宅を建て
用水の流れに沿って豊橋駅南の芸術劇場前から800メートル程続きます。
ビルが横長にずっと連なる姿は珍しいと思います。
一階は商店街になっていますが、閉まってる店も多いようでした。
八百屋などの他、駄菓子や花火の問屋さんがあるのが目を引きました。
この商店街のキャロンと言う喫茶店に入り、アイスコーヒーを頼みました。
モーニングにゆで卵・半分トースト・りんこ一切れが付いて370円でした。
吉田宿を後にして、大倉山という町中にいきなり現れる小山を回りこんで、
火打石を産出したという火打ち坂を下りると二川駅に出ます。
駅の前を通過して東海道を東に、二川宿に入ります。
二川(ふたかわ)宿は大きくは無いですが、東海道で2箇所しか
無いという江戸時代からの本陣が資料館として残っています。
なのに、通った時はこれを知らずに通過してしまいました。残念です。
二川宿は古い日本家屋も散在し、丸に二の字を染め抜いた紺色の暖簾を
玄関に掛けた家があちこちにあって、宿場をアピールしてました。
二川宿を過ぎて東海道は南下し、新幹線の高架をくぐって
高速道路みたいになった国道1号の歩道となって海岸方向に向かいます。
が、ここから先、鉄道から離れるばかりなので、暫く進んだ
水田と工場の混在する地域で東海道から離脱、北上して
暫く歩き、JR新所原駅に行きました。
この先で東海道と鉄道がまた近付くのは浜名湖湖畔の新居町あたりで
遠いので一旦切り上げる事としました。
新所原駅で、ちょっとだけ静岡県に入った事になります。
ここから東海道線で自宅に帰還しました。
この日の行程は、やや目配りに欠けた気がします。史跡の見落としなど。
とは言え、街道沿いの見たい所にいちいち立ち寄っていると、
いつまで経っても距離が進みません。
街道を味わうか、距離を伸ばすか、これは考えどころですね。
次に歩く時は、そういう事に意を用いたいところです。
歩いてみて感じたのは、東海道を整備して見てもらおうと
している旧宿場町は多いです。
都市化して開発されてしまい、立て札以外に残ってない場所も多いです。
やっぱり昔から残っている物があり、名物があると、宿場だなという実感が湧きますね。
東海道って、昔から人の往来が多かったんだなと知らされます。
歩いていると、だんだん疲労してきて、見方が適当になってしまったりするのがアレですが(^^;
雨が上がったら、また歩きに行きたいなと思います。
見落としもいやだし。。。
距離をとるか街道を味わうか・・・難しいところですね。
東海道はたくさん史跡がありそうなので
見所満載でいいですね~~。
最近そういう旅をしていないのでうらやましいです。
次はどこかなぁぁぁ。
楽しみですねヾ(@^▽^@)ノ
いえいえ、こちらの不注意ですので。
パソコンで書いていると、変換された漢字をそのまま使ってしまって、
それが間違いだった、って事は時々ありますね。
確認忘れないようにしたいな、と思いました(^^)
漢字が違うことに気づいていませんでした。失礼しました。
飯田線も登場していたので、長野だと思い込んでしまいました(^^;。
最初、書き間違えてしまいました。
伊奈と書けば愛知県で、伊那では長野南部の地域になりますね。
新所原駅は僅かに静岡ですが、東海道歩きとしては、また少し
愛知に戻った地点から再開しないとなりません。
駅に近くない道ではそんな事も起きます。
さて、先は急ぎたいですが、せっかくだから、通り掛った所は見たいですよねー。
とよばしは車道の広い現代の橋なので、見た目はそんなに惹かれないですけど(^^;
市の名前と区別するため、とよばし と濁って発音する場合が多いようです。
私としては、その上流の吉田大橋が気になっています。
(伊奈ということは、長野も入っています?)
「子だが止むを得ん」から「子だが橋」とはすごいネーミングですね。
「しろばんば」は、読んだことがあるのですがすっかり忘れてしまいました^^;。
伊豆が舞台だったような記憶がありますが、豊橋もでてくるのですね。
せっかく訪れたのだからいろいろ見たいですよね。
でも、そうすると進まなくなってしまう・・・悩ましいですね。
0655でやってた「とよはしにー♪とよぉはしぃぃ♪」
結構長い橋ですよね。わたしも豊橋に行ったらぜひ見にいきたい所です。