貴族探偵 感想文
- カテゴリ：テレビ
- 2017/06/06 16:46:03
貴族探偵 ＃８
フジテレビ 月曜夜９時～
▼事件概要
今回は、愛香の出身大学でキノコの研究を続ける先輩の研究室で起きた殺人事件でしたが、
容疑者として愛香が逮捕されてしまったため、代わりに鼻形が推理を失敗する役でしたｗ
その大学に光るキノコを見に行った貴族探偵が、准教授の韮山瞳が愛香の先輩であることを知り、
愛香をキノコの鑑賞に誘っうよう、瞳に頼んだのです。
瞳からの誘いとあっては、愛香も断るわけにはいかないので、久々に大学に足を運びます。
瞳の研究室には、昔ちょっと愛香と因縁があった男子学生の大場もいて、来て早々愛香は大場のことを気にします。
しかし研究室には数人の学生や院生がいましたが、大場の姿はなく、愛香は少しほっとしますが、
代わりに貴族探偵がいて、学生たちと下世話な話で盛り上がっていました。
その後貴族探偵が散歩をしてくると、使用人の田中を残して出て行った後、近くの部屋から女性の悲鳴が。
愛香たちが駆けつけると、研究室の女子学生がへたりこんでいて、その先には大場が座ったまま息絶えていました。
その部屋は休憩室のような部屋で、大場は椅子に座りテーブルに突っ伏した状態で、死んでいたのです。
死因は絞殺ですが、殺される前に頭部を殴られていました。
足元には大場が使用していたと思われるティーカップが落ちて壊れており、紅茶らしき液体がこぼれていました。
流し台にはティーカップが洗い桶の中に３つありましたが、死体発見直後に勝手に水道が流れ出しました。
その日、配管工事による断水が１時間ほどあって、ちょうど断水が終わったのです。
つまり、ここの水道を出しっぱなしにしていたのは犯人？
貴族探偵は現場を見て、自分が推理するまでもない事件なので、愛香に推理させようとしますが、
愛香は研究室に来る前、大場がいる部屋の前に「使用中」の札が落ちているのを見かけ、
何の気なしに札を拾ってドアノブにかけていたため、容疑が愛香にかかってしまい、
警察に連行されてしまいました。
瞳が、愛香が学生時代に大場とちょっとしたトラブルがあったことを、警察にチクっていたのです。
貴族探偵は仕方なく、愛香の代わりに鼻形に推理させることにしました。
▼重要な手がかり
この事件は意外と単純で、手がかりになるのはティーカップと断水と上座・下座です。
ティーカップは部屋に５色が２セットずつ、合計１０セットありました。
色で使用者を分別しており、黒が来客用で、その他の４色は男子院生、男子学生、
女子院生、女子学生が、それぞれ１～２人ずつ使用していました。
壊れていたのは男子院生用の緑のカップで、大場の指紋もついており、彼が使用していたと警察は判断しました。
ただ、瞳だけは自宅で作ったお茶を水筒に入れて持ってきていたので、彼女用のカップは置いてありません。
また、大場は上座・下座にこだわっていた人物で、この部屋では窓側の席が上座、
ドア側の席が下座として、後輩が上座に座ろうとすると注意していたようです。
大場はゼミ幹ですので研究生の中では一番身分が高く、研究室の中で大場がいる時上座に座るのは、
准教授である瞳しかいなかったとのことです。
アバウトですが、死亡推定時刻は２時～３時、断水の時間は２時半～３時半でしたが、
工事が早めに終わったため３時くらいには復旧したようです。
動機としては、大場は恋愛に積極的な男性だったようで、ゼミの女性に複数手をつけたり
恋人を奪ったりしており、誰に殺されても不思議ではないくらい、恨みを買っていました。
また瞳を含む研究室の全員にアリバイはありません。
さて、以下の５人の中から、誰が犯人なのかを当ててみましょう。
>韮山瞳♀…准教授。
>修善寺潤子♀…女子院生。黄色のカップを使用。
>田京恵♀…女子学生。ピンクのカップを使用。
>原木一昭♂…男子院生。緑のカップを使用。
>三島純夫♂…男子学生。青のカップを使用。
ちなみに、事件当時洗い桶の中に入っていたティーカップは、黒・ピンク・青のカップだったと思います。
思います…というのは、実は洗い桶の中のティーカップは、事件には直接関係ないのです。
▼解答
の前に、鼻形がどんな推理をしたか、少し触れてみましょう。
てか、鼻形は愛香が過去にやったように、貴族探偵を犯人扱いしてしまいましたｗ
大場が下座に座っていたので、洗い桶の中にあった黒いカップを用い、上座に座った人物として、
貴族探偵を導き出したのです。ですがこれは間違っています。
なぜなら貴族探偵は大学に置いてあるような安い紅茶は飲まないからですｗ
実際、給仕のために田中が同行していましたしね。
犯人は実は、断水するより前に、大場を殺していたのです。
しかし犯行時、大場が犯人のカップをテーブルの下に落として割ってしまいました。
紅茶がこぼれたので、カップを回収するわけにもいかず、犯人はこのカップを大場が使っていたかのように
見せかけるため、元々上座に座っていた大場の死体を、椅子ごと動かして下座に持ってきたのです。
そして大場が使っていたカップはきれいに洗って片付け、もう１人恨んでいる研究生のカップを
テーブルの上に置いておいたのです。
大場の死体を発見したのは、そのカップを使っている研究生でした。
このままでは自分が犯人扱いされてしまうと慌てた研究生は、カップを洗おうとするのですが、
すでに断水が始まっていて洗うことができませんでした。
なので洗い桶に他のカップを２つ入れて、水道の栓をひねっておいたのです。
こうすれば断水が終わった後、カップが水浸しになってどのカップが使用されたかわからなくなりますからね。
こうやって、犯人と第一発見者の二重の工作により、現場が成立していたわけです。
では答えです。
壊れていたカップは大場が使っていたのと同じ緑色でしたので、犯人は男子院生の原木ということになります。
また、その後工作したのは第一発見者の女子学生・田京ですね。
動機は恋愛関係のもつれってやつです。
▼疑問点
というほどのものではないですが、瞳はなぜ愛香と大場の間に昔トラブルがあったことを警察に言ったのでしょうか。
自分が疑われて仕方なく、という感じでもなかったですし、仲がよければ不利になるような証言は
しないものだと思うんですけど、ひょっとして瞳は愛香のことが嫌いだったんでしょうかねｗ
結局どちらとも事件には関係なくて、これから先輩後輩の仲が悪くなるのは必須でしょうなｗ
▼政宗是正
今回、愛香は鼻形に政宗是正という人物についての調査を頼みました。
鼻形はグチグチ言いながらも、切子のためと調べたのですが、シンガポールを拠点にしている
くらいのことしか分からず、しかも公安の案件だったため、かなりびびってしまいます。
やはり正宗是正とは貴族探偵のことなのか、切子を殺したのは貴族探偵なのか、
打ち切りなしに最終回に漕ぎ着けることができるのか、いろいろなことがちょっとだけ気にかかりますなｗ
鼻らしいというかなんというかｗ
鼻の推理だと、貴族探偵と愛香の両方が容疑者になってしまうんですよねｗ
愛香が配管工事をしている工夫(貴族探偵言)の横を通り過ぎましたけど、
そのことを工夫()たちが覚えていれば、アリバイになったかもしれませんね。
それ以降彼女はずっと誰かと一緒にいたわけですから。
視聴率は、初回のみ１１％くらいで、後はずっと７～９％くらいを推移してます。
一時期の月９の勢いを考えればかなり低推移ですが、今は枠自体の力がなくなってるので、
近年の月９と比べるとまだマシな方ですね。
なので、低推移ながらも打ち切りはないかな～と期待してます。
カップと上座下座で、みんなを集めて「愛香が犯人だ！」とか言ったらどうしようかと
違う意味でﾄﾞｷﾄﾞｷしたけども、〇貴返納する鼻ちゃんちょっとかっこよくて意外ですた(笑)
一度愛香に容疑を向けてから真犯人を見つけて助けることが目的だったのか？
（最後に言ってた忠告云々）
そ れ よ り も！！！
ぞぬこしゃんの最後の「打ち切りなしに最終回に漕ぎつけることができるのか」が
今一番気になってﾄﾞｷﾄﾞｷしております(笑)
そんなに視聴率ヤバイの！？