Nicotto Town


ま、お茶でもどうぞ


ニュース速報に手を合わせる

きのう、父の転院許可を得るために、母が慌てて市民病院へ行きました。
私は仕事に行くまでの間、留守番としてテレビを見ておりました。

撮って置いたアメトーク「ゴルフ大好き芸人」。父もゴルフが大好きなので、仮に退院したら見て喜ぶだろうと思いながら、芸人たちのやりとりに大笑いしておりました。
心の中はゆううつでも、笑おうとすれば笑えます。職場でも、いつも通りふるまっています。
笑わなきゃ潰れるって、自分で意識しているからですね(笑)

ビデオも終わって、なんとなくグレーテルのかまどの再放送を見ていたら、速報が。

小林麻央さん、自宅で死去

「ああ…」と声が出て、画面に向かって手を合わせてしまいました。
とても悲しい気持ちでした。

父がこうなってから、まるですがるように私は、この方のブログを拝見していたのです。
彼女が最後に書かれた20日のブログも、リアルタイムで読んでいました。
だから他人事とは思えなかったです。
そして、同じような境遇の人たちを、これからも勇気づけてもらいたかった。ちゃんと治って、希望を見せてほしかった。そんな心境でした。
それが、ふっと行ってしまった。海老蔵さんも記者会見で「ただの人ではなかった」とおっしゃっていましたが、天使とは、そういう存在をいうのでしょうかね…。

でも麻央さんは、本当は生きたかったし、望んでそういう役目を引き受けたわけではなかったでしょう。自分の様子を伝えることで誰かの励みになるならと、病身を押してブログをつづっていました。
この方は本当に家族を愛していたし、「当たり前の幸せ」を誰よりも望んでいたように思えました。
それが神様に「選ばれてしまった」ということでしょうか。

運命とか、寿命とか、宿命とか、いろいろ考えてしまいました。
伯父が倒れて間もなくして、その血縁である父まで。何の因果かと思います。
そして、私の前にひんぱんに出てくる「終わり・喪失」のメッセージ。無意識がそういう言葉を目の前に持ってきて、覚悟を決めろと伝えているのでしょうか。
何にせよ、今が私の転換期であることは間違いなさそうです。

愛犬のりんごちゃんは、やっぱり玄関で父を待っています。
仕事に行く前に母が帰ってこられないので、留守番をしてもらわなくてはなりません。
昔からりんごちゃんは留守番が苦手なので、疲れさせて寝てもらう方が、出かけるこちらも悲痛な声を聴かずにすみます。
少し気温が高かったですが、ちょっとだけ散歩に連れ出しました。

無理させないように歩かせ、帰ってきてすぐ寝ついたりんごちゃんですが、ほどなくして呼吸が速くなりました。
寝つく前に十分冷やしタオルで体温を下げ、寝場所も冷却マットなので、熱中症の心配はないと思いましたが、やっぱり気掛かり。シニア犬ですから。

でもよく見たら、苦しそうな呼吸というより、恐怖に近い息遣いでした。
怖い夢を見ていたのでしょう。
そっと声をかけて、手を当てて起こしたら、きょとんとした顔を上げました。身体は大丈夫でした。やっぱり夢だったんですね。大好きな父に関するものだったのでしょうか…。

疲れて横になっている隙に、晩ごはんのフードとおやつをハンドタオルに包んで弁当とし、枕元にそっと置いて家を出ました。
(りんごちゃんは、弁当包みをほどくのが得意なのです)

未明に帰ってきて、うつらうつらしていた母の部屋にいくと、一緒に寝ていたりんごちゃんは、元気に吠えてくれました。
母が言うには、「慌てて行くこともなかった」と。
担当医の話では、転院手続きは希望すれば受けるし、母が言う伝手の医師に紹介状も書くけど、全部の検査結果が出るまではできない、とのことでした。
今慌てて紹介された病院に駆け込んでも、同じように一から検査しなければならないため、費用も日数もかかるから、ということです。
うん、そうだよね、慌てて損したかな?はははwwwって心境です、今は。

でも、行動したことで母も少しふっきれたようで、昨日よりはためいきをつかなくなりました。何より、助けを求めた親戚が力強く対応してくれたことで、身内のつながりを、母も私も心強く感じました。

と、書いている矢先に、父方の伯母から電話が。
話をするのは数年ぶりでしたが、向こうも変わりない声で、元気で安心しました。
そして、電話や会話が苦手な癖に、ものすごくすらすらと対応できている私!!(笑)
話しながら、私も成長したんだなーとこの歳にして実感しました。

伯母は、彼女の配偶者である人――つまり伯父が退院できたことを伝えてきました。
治らない肺の病気で、一時は死を覚悟しましたが、運動を控えれば日常生活はできるとのことです。伯母のうれしそうな様子に、こちらもうれしくなりました。

何が一番つらいって、周りの人がつらそうにしていることに尽きます。
自分の痛みは耐えられるけど、身近な人が苦しんでいる姿はとても苦しいです。
でも、誰かが笑ってくれれば、それは光になります。希望も湧くというものです。

今回は、コメント欄を失礼させていただきます。お読みいただきありがとうございました。




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