Nicotto Town



東海道 舞坂宿から浜松宿 (6月6日)

東海道歩きが続きます。
前の晩は浜松市西区にあるネットカフェで過し、朝8時出発です。
浜名湖の東から流出する新川に掛かるとびうお大橋を南下して
東海道に戻ります。

この辺りの東海道は普通の地方道で、路線バスのバス停には
ベンチがあって、一休みするのに利用できて助かりました。
高札場跡など立て札だけが所々にあります。

JRの高塚駅を過ぎた先でタコのすべり台を見ました。
熊野神社の境内わきにあるのですが、妙にリアルな姿のタコでした。
海に近いから、デフォルメされたタコでは納得されないのかな?

東海道はJR東海道線と並行して進みますが、東若林の交差点から
北東に曲がり、JRの高架をくぐって北に出る方向に進みます。
その交差点を挟んで二つのお堂が向かい合っています。二つ御堂と言って
「ホントに歩く東海道」の説明では、藤原秀衡が京都で病気になったと
聞いた妾が京都へ向かう途中、ここ若林で
秀衡の訃報を聞いた。妾はここに
菩提を弔い、自らもここで亡くなってしまう。
秀衡は実際には京都で病気から
回復し、帰国途中に若林で妾の話を聞き、ここにお堂を建てたそうです。
北側に
秀衡の建てた阿弥陀堂、南側に妾の薬師堂が向かい会います。
こんな悲しい行き違いは、現代のスマホ時代なら起こらないでしょうにね。

二つ御堂を越えると前方にJRの高架があり、その向こうから浜松駅の
45階建てアクトタワーが見えてきます。浜松駅はもう近くです。
高架をくぐるとその向こうに高架に沿うような緑道があり、これは昔
JR浜松工場の引込み線を公園にした、ぽっぽ道公園と言うのでした。
奥にケ91という小型の蒸気機関車が飾られていました。

その辺りから完全に都市部になって広い道路はビルに囲まれます。
本陣跡や浜松城大手門の立て札はあっても昔の面影はありません。
大手門のあった交差点を右に折れて進めば大きなJR浜松駅です。

東海道はそのまま東へ進み、ビル街を抜けて天竜川を渡ります。
平時、川の流れはそう広くないですが河原は広く取ってありました。
大雨が降ったりすると、たちまち大量の水が来るのかも知れません。

天竜川を渡った先に立場跡と長森こうやくの看板が立っています。
この地であかぎれや傷に効く膏薬が売られたと言いますが、今は
説明看板があるだけでした。

この先もおおむね東海道線と並んでまっすぐ東へ進み、磐田駅前に
来たあたりで日が暮れたので、駅の北の方にあるネットカフェに向かいました。

浜松宿が完全に市街地になっていたせいもあり、宿場を通った実感は
少なかったですし、記念的建物もあまりありませんでした。
磐田駅のすぐ東が見付宿になるのですが、この日はここで一区切りです。


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2017/07/05 22:35
ちょこ様
かつての宿場町もこれくらい都市化してしまうと、面影を求めるのは難しいです。
でも町が成長している事はいい事でしょうね。
今の東海道は日帰りの距離感ですが、昔はこんなに遠かったのだと
意識しなおすのも、また一興だと思いました。
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2017/07/04 22:49
今回は近代化が進んでいるエリアだったのですね。

昔は、急いで駆けつけるといっても電車や車はないし、
最新の病状や訃報の真偽を確認することもできないし、
大変だったでしょうね。
だからこそ生まれる物語もあるわけですが・・・。

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2017/07/04 20:02
Mt.かめ様
ライブカメラで確認してみましたら、今のところ大きな変化は無いようです。
まあ、川に水が集まるのはこれからでしょう。
明日の朝もう一度見てみましょうかね。
台風の中、川を見に行くとかの愚は、さすがにしませんけど(^^)
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2017/07/04 09:17
今日あたりは幅一杯になるかも??
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2017/07/03 22:31
Mt.かめ様
ちょっと調べてみたら、天竜川の水源は諏訪湖なのですね。
昔から氾濫も多かったみたいですし、
ある程度広い川幅を見ておかないといけないのでしょう。
天竜川が幅いっぱいに流れる光景は見てみたい気もしますが不謹慎ですね。
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2017/07/03 07:03
わー、もぉ浜松ですかー。
健脚ですね。
あ、天竜川についてですが
我が家の近くでもダムが何ヶ所かあって
雨が降ると雨量によって放水がするのでめちゃくちゃ
流量が増えます。下流に行けばなおさらではないかと・・・



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