今のこと
- カテゴリ:美容/健康
- 2017/07/21 14:45:31
父の右目周辺に陣取っている悪性腫瘍は、手術で取り除けないので、放射線と抗がん剤治療をすることになりました。
市民病院でもそれらは可能だったのですが、少し遠い大学病院に転院し、ピンポイントで放射線を当てられる治療を受けることになりました。
高度医療のため、費用はかかりますが、保険適用と限度額制度で、金銭面では大丈夫だと父が話してくれました。
一昔前だったら、右目周辺をえぐり取る大手術になっていたんだろうなと思うと、医療の進歩に感謝したくなります。
来月に入院するのですが、数日前、父の兄夫婦と息子らが家にお見舞いに来てくれました。
大学病院までは遠くて行きづらいというのが建前で、本当は、抗がん剤で弱る前に会って元気づけてあげたい、という気持ちからだったのでしょう。
肺の難病に侵されている伯父は、運動さえしなければ元気で生活できるとのことでした。
お昼に伯父たちと食事をしたのですが、みんなで写真を撮り合ってはしゃぎました。お店の人はうるさかったかもしれません(笑)
明るく元気づけてくれた彼らに会って、父や母は、とても励まされた様子でした。
身内のありがたさを実感した日でした。天使か、ご先祖が差し伸べてくれた救いの手、そのものでした。
愛犬のりんごちゃんは、まだ目の霰粒腫(さんりゅうしゅ)の手術をしていません。
抗生物質とヒアルロン酸を点眼していないと、霰粒腫がある目はすぐに充血してきます。
目薬と、まつげカットなどの処置料、ダイエット専用食の購入で、また万単位でお金が飛んでいきました(笑)
ああ~、今かなり大変な時期だなあ、と思います。
どんな状況かYahooの無料占いをやってみたら、8割がた、今がどん底だけど、運気が上がってきているとのことです。
上がってるのか、と知ったら、なんだかうれしくなってきました。
下がり続けていると知っても、耐えていれば上がるのだから、と前向きに考えたと思います。
そのくらい、メンタル面では大丈夫です。
それにしても…、悪性腫瘍だと判別がつくまで、2週間以上かかるとネットに書いてるのを読みましたが、本当なんですね。
患者はもちろん、家族が焦ってしまいます。早く切り取ってくれ、と医者に詰め寄りたくなります。
でもだめなんですね。切ればいいってものでもなく、がんにもいろいろな種類があるので、病院側もすぐ治療ってわけにはいかないんですね。治療方法も、種類によって違うので。
しかしテレビ番組などで、がんは進行するもの、早めの処置が大事だとさんざん見てきたから、患者の家族が焦るのは当然です。手遅れ、という言葉が一番怖いんですから。
焦るな、怖がるな、というのは無理です。
不安がる家族に、「時間がかかるのは仕方のないことだから」と、医師や看護師がひとつ言ってくれたらいいんですが、忙しい彼らはその余裕がない人が多いです。市民病院で、父を担当した医師はそっけなかったと母がぼやいていました。
あまり信じたくないけど、大病というのは、天命に近いものなのかな…と思います。
なってしまったら、生かされるかどうかは、その人次第では、と。
伯父夫婦が、一族の男性にありとあらゆる大病を患って、なお90歳まで生きている人の話をしました。
どんなに生きたいと願っても亡くなる人もいる中で、大病のデパートみたいな人が長生きしたりもする。寿命、という言葉がずしんと来ます。
父がどうなるかは天命次第。
私は、私にできることをやって自分なりに生きなければ、と思っています。
でもって…もう少し長生きしたいなあ、とも思いました。
去年までは、あと2年で死んでもいいやって考えていたんですが。
自分が何歳まで生きられるかわからないし、大変ではあるけれど、ちょっと毎日が楽しく感じられるこの頃です。