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シン・ドラマ汁


おんな城主 直虎 感想文

おんな城主 直虎 第40回「天正の草履番」
NHK 日曜夜8時~
▼腐れ小狸
今回は、前回虎松が井伊として徳川家に召抱えられることになりましたが、
それを知った松下家、そして直虎たち井伊谷の者たち、そして家康の思惑などが描かれました。
松下源太郎、その弟・常慶、そして源太郎の嫁で虎松の実母であるしのは、
家督を相続させるという約束で、没落した井伊の男子を引き取ったのだから、
どうしても虎松を松下家の者として仕官させたいと思っています。
井伊谷ではいろいろと複雑で、直虎は近藤との関係上、井伊家は滅んだままの方が好都合なのですが、
虎松にいろいろと吹き込んだ南渓を初め、祐椿尼や梅などは、井伊家再興を歓迎しているようです。
中でも家康が実は一番複雑で、本心は滅ぶきっかけを作ってしまった井伊家を再興させたいのは山々なのですが、
家臣の手前、そうやすやすと井伊と名乗れと素直には言えない、なので虎松に選ばせる形をとったものの、
実際彼は、虎松のような若者が、名より利を取るようなことはするまいと、ほぼ確信していたのではないでしょうか。
なので、酒井から松下を名乗らせるようせっつかれても、生返事をするばかりで応じようとしない、
そして酒井も目端の利く人物ですから、これは脈がないことが分かったのでしょう。
今まで、諸大名や家臣たちに左右され、流されているばかりのように見えた家康ですが、
いつのまにか本当にタヌキと言われるほどの人物に成長していたのですね。
今のところ虎松はまだ、この家康に主君として尊敬の念を抱いていないようですが、
ひとかどの活躍をするようになるからには、きっとこれから強固な絆が築かれていくのでしょうな。
ちなみに腐れ小狸とは、虎松がこっそり家康についた悪態ですw

▼草履エンターテナー
虎松の計画が六左から常慶にバレたり、直虎が浜松を訪ね家康と面会したりと、
事はいろいろ紛糾しましたが、最後に折れたのは虎松の養父・源太郎でした。
南渓は肝の小さいと言っていましたが、しのの言う通り、本当に情に厚い人物だったようです。
今回の問題はこれで一応解決を見ましたが、まだ近藤との関係にヒビが入ったっきりなのが少し気にかかりますね。
そして今回一番の見所は、本多忠勝から秀吉が信長の草履番だったことを聞かされた虎松が、
日本一の草履番を目指し、直虎のアドバイスを取り入れたり、亥之助の行動をヒントにしたりして、
最初は草履を出すのが遅くて客たちをイライラさせていたのが、おお!と声をあげられるくらいの
パフォーマンスで客たちを楽しませながら草履を配ることができるようになったところでしたね。
そのヒントとなったのが、草履用の棚、まぁ今で言う下駄箱ですな。
そこで亥之助に糊を取ってくれと頼んだところ、亥之助が棚の板の上をすーっと糊の入った容器を滑らせて
寄越したため、棚から取り出した草履を、玄関で待つ客の前に、すーっと投げて揃えるという芸を思いついたのです。
ドラマでは練習の末うまくできるようになりましたが、これ、確実に成功させようとしたらかなり難しそうw
しかもあまりの見事なパフォーマンスに、後継者を育てないと出世できなくなってしまいましたw

▼この玄関の片隅で
言うまでもなくこれは「この世界の片隅に」のパロなのでしょうが、「片隅に」ではなく「片隅で」になってますね。
私もこれ、どっちだったかなとよく間違えるのですがw
てことはまだ虎松は草履番に甘んじているわけですねw
そして、今回の最後頃に武田勝頼が出てきてましたが、てことはあれですね、そろそろ長篠ですね。




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