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神様と女人禁制

今、女人禁制なのは大相撲の土俵、大峰山、沖の島で一部が石鎚山とか後山とか蓼科山なのかな。

仏教系で高野山が女人禁制だったのは修行の触りになるからで、仏教が日本に入ってきたときは女性は成仏できないとされていた。もちろん、女性も修行に励めば成仏できるとお釈迦様は説明しているけれど、面壁九年の厳しい修行をした達磨大師も届かなかったくらいだからね。男女が一緒に修行するのは無理ってお寺が考えるのは無理もなかった。仏教は来世のことで結局は自分の問題だからね。

神道系は説明を聞いていると男女差別にみえるよね。どう説明されても納得できない理屈をこねているからもめ事になるんだ。

高田崇史さんが著作で、女人禁制は山が始まって以来続いている神事ではないことに注目して、男性と女性の違いが入山禁止につながったのではないかと言及している。男性にはできなくて女性にはできることがあるから入らせない。女性ができることで入山を禁止する側が困ることは、子どもができることなんだよね。

女人禁制のところは水銀や鉄、金がとれるところが多くて、男性ばかり100人送り込んでも減ることはあっても増えることはないけれど、女性が入ると子どもができて勢力拡大するから入れなかったって説なんだ。

資源を独り占めしたい権力者にとって、山の中に村を作られて勢力が拡大して山を奪われるのはどうしても防ぎたいからね。女人禁制にしたってことが納得する理論だけど。

今となってはこんな説明だと入れろってなるからね。。おかしな理屈をつけるしかないのかなあ。

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2017/10/12 15:53
>りなさん
昔のことだから今よりもひどいことはたくさんあるのですが、神事で残っていることはかなり合理的な理由が多いですね。
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2017/10/11 15:33
女人禁制って、そういう経緯だったのね。
なるほど。




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