なんとなく網戸の開閉がうるさくなった気がするので、メンテナンス用に買ってみた。

　戸車の固定部は樹脂パーツだし、ミシン油ってわけにはいかないだろうなということで。

　本当はもっとちゃんと吟味するのが正しい気がするのですが、今回は試しに値段で且つ説明の方で「樹脂パーツに使える」としているものを選択。

　基本的に溶剤が入ってるミシン油とか、潤滑剤は間違いなく長期的にはアウトなので、どうしたもんかと確認したところ、シリコンスプレーあたりだろうな…と当たりをつけたのだが、
　http://tostem.lixil.co.jp/support/troubleshooting/material/interior/case02-01-01.htm
　うん売ってる人たちがこれでって言ってるんだから今回はこれで良いだろう。多分当たり。

　尚、本当は成分表記があって、溶剤が入ってないことを確認するべきで、カテゴリだけで使えるかどうかを判断するのは多くの製品同様禁物である。

　とりあえず使用感としては、摩擦係数が軽減される感じで潤滑剤によってスムースに動くというより、滑りが良くなる感じの印象を受けた。
　開放されていないような場所ならグリスの類、構成パーツが金属のみならミシン油辺りがよさげな雰囲気だが、あまり工作はしないのでよくわからん。
　ただ、特性が違う以上、適切な用途、場所というのは存在する筈である。

　目的である網戸は無事静かに開閉できるようになったのだが、余ったのであちこちに使ってみた。
　レールの方がすべるようになって戸車なしでもむしろスムースに滑ってしまい、戸車が仕事して無い気もするが、また摩擦が発生するようになれば変わるだろう。
　引き出しの類、戸棚の引き戸等から試してみたが、明らかに軽くなるくらいの効果は出ている。樹脂パーツが噛んでいてギシつくようなところでも、粘性が低いので、使いやすかった。結果的に動く部分のあるところだけ一足はやい大掃除状態である。

　後は継続性がどうであるか？という問題はあるのだが、こればっかりは時間が経過しないとわからない。
　レビューを見ると他の製品よりは希薄な感じの商品らしいのだが、他の商品では飛沫によって床がツルツルにすべるようになったなんてケースもあるようだが、自分が手にした商品はそこまでではなく、用途に対して効果は発揮しているので結果的に使いやすいものであったとはいえる。

　尚、スプレーは細かい隙間などには便利だったりする反面、飛び散るので小さい範囲へ適用することはちょっと難しい。
　あまり体にいい成分では無さそうなので、食器棚には、ティッシュペーパーにスプレーの上、レールを磨く形で塗布してみたが効果もあるし、余計な部分にも付かなかったので多分場所によってはこういった形をとるのが適切な気もする。

　用途には艶出しとか、防水とか、そんな記述もあるのだが…都合がいい物が手元に無いなｗ

　尚、何でも有名どころの556とか、接点不良に復活剤の類を使う人も居るが、「説明くらいはよく読んで使うべき」であると思う。
　確かに短期的には洗浄剤と溶剤が入ったあれは効果があるのだが、長期的には元々
使われている潤滑剤を流してしまったり、樹脂パーツやゴムパーツの類には侵食等の影響があるので正しくない。とーっても便利なんだけどねｗ
　効果があることと、それでいい事は別なのだが……。

　お値段だけで選んでこの効果なら次はまた別のものを試すかと思いつつ、まだ大分中身が入っていそうである。