乳製品とアレルギーのお話
- カテゴリ:美容/健康
- 2017/10/30 16:10:09
金属アレルギーのパッチテストとともに乳製品アレルギーも出たからね。食べられる種類はかなり減った。勉強した結果たどりついた「乳がんと牛乳」(ジェイン・プラント)は衝撃的だった。
以下、本文から牛乳の問題点について。
いろいろな健康障害の原因が牛乳にあると言われている。ここにいくつかを例示しよう。
*生後1年以内の乳児が牛乳で育てられると、鉄が欠乏して貧血の起こることがある。アメリカ小児科学会の栄養委員会は、生後1年以内の乳児に与えるものから牛乳を除くように勧告している08。乳児には牛乳中の鉄の吸収がむずかしいだけでなく、牛乳が他の食物からの鉄の吸収を阻害するらしい。さらに悪いことに、牛乳は、消化管出血を起こして、乳児の鉄損失をまねく。小児科医はずっと昔から、牛乳がときに幼児の激しい腹痛の原因になることを知っていた。今では私たちも、子どもを母乳で育てている母親が牛乳を飲むと、授乳した子どもに激しい腹痛の起こることがあることを知っている。ウシの免疫抗体IgGが母親の血液から母乳に移行して乳児に達するからだと言われている09。あるイギリスの小児専門医が、小児の牛乳アレルギーについて次のように語っている。牛乳を飲んでいる幼児のなかに、いつも落ち着きがなく、不機嫌で、痛みがあるのか周期的に大声をあげて泣く子どもがいる。食欲はきわめて旺盛であるが、食べたものをよくもどし、軟らかくて、ときに血液が混じる粘液性の便をする。体重増加が思わしくないこともあり、しばしば貧血がみられる。両親や兄弟姉妹がアトピー、花粉症、喘息にかかっている場合、牛乳によって、顔面だけでなく全身にアトピー湿疹ができたり、鼻がつまったり、ぜいぜいという息になったりすることがある。
*1型糖尿病(訳注:主として小児期に起こるインスリンが欠乏する糖尿病で、かつてはインスリン依存性糖尿病と呼ばれていた)の発生にも、牛乳が関係しているという報告がある。多くの国で行われた疫学研究が、牛乳消費量と1型糖尿病の発生率のあいだに強い関係があることを示している10。10代の初めに起こるこの病気は、インスリンを分泌する膵臓のベータ細胞が免疫的に破壊されることによって起こることが多い。この病気の発生には、遺伝的要因も無関係ではないが、外部要因として牛乳タンパク質が関係しているという証拠が集まりつつある。
*牛乳は、食物アレルギーの原因となることがもっとも多い食品のひとつで、幼児アレルギーの共通原因となることがもっとも多いのも牛乳である11。牛乳タンパク質を異物と認識する人に、牛乳は湿疹、喘息、偏頭痛などを起こす。また、母乳で育てられている乳児の突然死が人工哺育児よりも少ないことから、乳児突然死症候群は牛乳に関係があるという主張もある。呼吸器症状、口内潰瘍、皮膚症状、それと気づかないアレルギー様症状が乳・乳製品に関連して起こることもある。世界の成人人口の70パーセントは牛乳中の乳糖を分解できない。成人が乳糖を分解できないのは当然である。大人になっても乳糖を分解できるということのほうが異常である。乳糖を分解できない人が牛乳を飲むと、腹痛、おなら、下痢が起こる。このような人は乳糖不耐症と言われる。その症状は「あなたは間違ったものを食べている!」という自然界の警告なのだ。
*牛乳は、多くの細菌微生物の格好の培養液である。低温殺菌は当初、牛乳中に存在して熱に抵抗性があると考えられていたコクシエラ菌(肺炎に似た熱病-Q熱-の起因菌)と結核菌を殺すために考えだされた。しかし、63度で30分とか71・7度で15秒などという低温殺菌では、パラ結核菌の一部が生き残ることが明らかとなった。パラ結核菌はウシに、ヨーネ病と呼ばれる慢性腸炎(難治性の下痢、体重減少、衰弱が主症状)を引き起こす。ヨーネ病は、世界中に広がっている最大の細菌性家畜伝染病である。パラ結核菌と人間の過敏性腸症候群との関係を指摘する研究者もいる12。
以上が本文から引用。乳製品は乳がんと前立腺がんの原因ではないかと臨床実験結果から推測した本だけれど、原因がどうかは別として、がんの栄養素として乳製品は危険だというのは論理的で納得できる。子牛が1年で大人になるほどの栄養があるホルモンカクテルだからね、がんも成長するよね。
乳製品っていろんなところで使っているからね。チェックしないとアレルギーはたいへん><
ビーガンだと乳製品や蜂蜜も食べちゃだめで、ベジタリアンは食べていいと聞いたことがあります。
無精卵は命を犠牲にしないかどうか難しいですね。
>鉄火丼さん
栄養ではカルシウムは多いけれどバランスが悪くて骨粗鬆症の改善にはならないみたいです。
健康にいいとは言われていますけどね。
味覚的にも(従来基準の)栄養的にも、使いこなせれば便利なのだが・・・。
残念です。