就活のお話のつづき
- カテゴリ:仕事
- 2017/11/05 15:09:13
出版社の募集は年によって違うけれどもたいていは若干名。編集職は5人から10人程度。これは大手と呼ばれるところの数字だ。そして、絶対に新卒を採らなければならないルールはない。
ドラフト会議でいうなら指名0でもいい。それが雇う側のルール。会社は営利目的の存在なので、貢献できる学生だけにきてほしい。100人も200人もいらない。ひとりきりでも莫大な利益をもたらしてくれるならその年は大当たりだ。
だから、面接は通常落とすための作業だ。そう、最初から面接官は×をつけるために座っている。編集とか広告とか創造性が求められる職種ならなおさらのこと。
「100万円でなんでも買えるとして何を買いますか?」
この質問はどんな人材がほしくて、弾きたい人は誰かを明確に表している。この質問には限定項目が3つもついていて、その限定項目に縛られる学生はいらない。
100万円はがんばれば貯められるけど簡単ではない。学生でバイトに明け暮れて手が届くか届かないか。
しかし、面接官から言われた「100万円」は架空のものだ。どんな優等生的な答えをしても手に入らない。入社できたら年収の中に組みこまれるが、会社は突飛な考えかたができる学生がほしい。だから、車とかオーディオとか当たり前の答えを出す学生は落とす。
買いますかって言葉で売っているものと限定している。そう、お店で買えるものと感じたら学生はとおらない。◎には面接官が求める以上の答えを出す必要がある。
といっても、面接を受けられるのは一般教養と時事問題のふたつともに7割以上答えられて正答率が8割前後の学生だけ。一般教養がフルマークでも時事問題が6割ではまたのお越しをってなってしまう。
常識的な考えはペーパーテストで終わっている。その後の面接はリミッターを外すか、おとなしく答えるかの判断力ができるかどうか。
最後の限定条件はなんでも買えるで、なんでもっていうのは非売品も含んでいる。
◎をつけた学生の答えは書かないけど、たとえば「メトロポリタン美術館を買い上げて自分好みの展示にします。100万円で買えるなんてチャンスはないですよね」ぐらいいえば、◎がつく可能性はある。
そのメンバーに×がついた理由はあるけどそれも質問とは別の話だからね。
会社はいい子ばかりでは成り立たない。でも、社長はみんないい子ばかりになって、規格外の学生は途中で独立しちゃうけどね。
こんにちは^^コメントありがとうございますm(__)m
面接でこきりこさんが出版社を買うという回答をされれば、私はまちがいなく◎をつけました。
面接時間はだいたいひとり5分くらいで、3人が質問をするので、タイムオーバーというのもありえますね。
10年以上前の面接のお話に長時間悩んでいただいてありがとうございますm(__)m
「何も考えないでする努力は、努力とはいえない」けれど、悩んで導き出した答えは次に繋がる意味があると思います^^
という段階で、私に考えるチャンスすら与えられないということは分かります。
が一応考えました。まず、「買う」わけで、魔法かなんかで無償で与えられるわけでは
ないということ。100万というと1億Ⅱ億に比べたら身近に感じられる金額だ。でも手元には
ないという前提らしい。その親なら貸してくれそうな金額で何だって買えるとなったら…。
面接受けてるその出版社を買おうかな。私は一時期自分の書いた小説を「本」として
存在させたかったことがあります。望みが叶うような気がします。
上のように答えよう!と結論づけるまでにかなり長く時間がかかりました。実際、言えるか
どうかはオイトイテ、kiriさんの判断がどうかもオイトイテ、面接時間オーバーで面接室
から追い出されております。
面接でそう言える度胸があると研修でも面白いですね。
地球外発電式の
すべてのものが100万円でも違いますね。
別の話では10メートル四方の枠の外にあなたがいるとして、枠を超えないで中へ入るにはどうすればいいですか?
といった感じで気を張っていないと引っかけに気づかないところを聞きます。グーグルやマイクロソフトの試験と同じレベルです。
100万あげるから、なんでも好きなものを買いなさいってことではなく
世界中のすべてのものが100万になったとしたら、何を買うかってことか。
返事としては・・・
「今、100万もってないので、諦めます」
だなぁ。