Nicotto Town



経済のお話

経済は中国の古典の「文中子」に「皆有経済之道 謂経世済民」とあって世をおさめて民を救うという意味で使われていました。お金を回すって意味ではなくてね。

現代では流通を回してお金を動かせば世の中住みやすくなるはずってざっくりした意味で使われることが多いです。

日本は資本主義の社会。資本主義はざっくり言うと利潤を追求するために投資をして利益をあげる経済システムで、安く買って高く売るシステムのこと。資本主義で必要なものは「安く買えるところ」と「高く売れるところ」で、自分が所属しているとことを中心とすると、新たに商売ができる「辺境」が必要になってくる。

たとえば、北海道生まれのスープカレーは北海道民以外のほとんどの日本人が食べたことがなかったときには珍しくお店を出せばはやったけれども(高く売れた)、大手のチェーン店でも食べられるようになるとそこそこの値段で落ち着いて自分たちがいる中心に組みこまれる。これがグローバリゼーションで中央と辺境の価値観が同じ程度に落ち着くことをいう。

となるとね、地球は無限の広さではないからいつかは辺境までセールスマンと投資家が征服して地球のすべてのところが中心に組みこまれてしまう。価値が均等になるとね、安く仕入れることができないし、高く売ることも出来ない。投資が利潤を生まないから、銀行預金に利息がつけられなくなるし、経済成長が止まってしまう。

そこで考え出されたのがサイバー空間で、存在しないところをマーケットにしたからバブルが発生するようになったってことだね。

資本主義はよかれあしかれひとつのところに富を集めるシステムなので、いつかは全部の富が集約されて終了する。っていうと怒り出す経済学者がたくさんいるよね。。。





アバター
2017/11/09 14:53
>chocoさん
資本主義は終わりを迎えていてパラダイムシフトが必要って水野和夫氏は書いていますね。
1990年代には成長戦略が通じない社会になっていたのかもしれません。
アバター
2017/11/08 23:47
いつかそうなるんでしょうね。
戦国時代も、戦に強いものが最後に集約されて終了しましたね。




Copyright © 2025 SMILE-LAB Co., Ltd. All Rights Reserved.