Nicotto Town



日本の伝統芸能についてブログを書いてみよう♪


日本の伝統芸能って広範囲何だけど
其の一つに恐らくもう無くなるかも知れないと思っている物の一つに付いて書いて行きたい。

其れは襖絵に付いてである。

和室の作りが無くなるにつれて床の間が無くなり、
そして襖が無くなった。

其れと同時に襖絵も無くなった。

母が無くなって実家を壊す所で見事に4枚の襖が繋がって一つの絵になっている襖が
取り外された。

そして其の貰い手が無かった為に其れは破壊された。

此の4枚の襖は非常に高額で在って当時子供であった私には解らない絵師によって描かれた。

其の値打ちを解る人も居ないし、更に特注の大きさだった為にどこの家にも合わなかった。

8畳の部屋では無く、10畳の部屋に4枚の襖だった。

重くて開けずく、閉めずらかった。

其の部屋は二階の来客間だった。

一階の居間はダイニングリビングでソファとテレビのある部屋と台所と繋がったダイニングテーブルが
在る所で玄関から入ると其処に直ぐ入る。

特別な客は二階に通される。

普段は襖は開けっ放しになっていた。

客が来て其の部屋に通されて襖が閉められると見事な4枚の襖が繋がった見事な絵が出てきた。

効果抜群に威圧感が在った。

結局、無価値の木と分厚い紙の塊に過ぎない其れは破壊されて壊されてしまった。

其の時に規格外の大きさの襖は貰い手が無く、
壊して処分する壁と一緒だと言われたのがショックだった。

企画が同じ襖だと誰かが欲しがって貰い手が在った。
更にサッシに変えた窓は外されて全部持って行かれた。

その方が誰かの役に立って嬉しかった。

其の高価だった特注の襖は捨てるトラックに乗せられる様に粉々にされた。

見るに堪えなくて其の日は立ち会わなかった。

親戚の一人が遠くから壊されるのを見て居たそうだ。

そんな物なのかと私は納得させたが、
襖自体が必要の無い時代に襖絵を書く人も居なくなったのだろう。




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