桃太郎と金太郎と浦島太郎とauのお話
- カテゴリ:その他
- 2017/11/22 15:01:45
auの三英雄のCMが始まった頃、桃太郎と金太郎はともかく、浦島太郎はふたりとはなかよくできないよねってよく言っていたものだった。
桃太郎のモデルは吉備津彦できび団子は吉備を団子にする(吉備を平定する)の象徴、鬼は温羅伝説の温羅(うら)、犬、雉、猿は吉備の豪族で、猿は温羅側からの裏切り者とされている(吉備津彦神社の南随神門に犬は犬飼健命、雉は中田古名命(鳥取部の弓矢軍の長)として祭られているが猿は遠く離れた鯉喰神社まで行かないときちんと祭られていない)。桃太郎伝説は鬼退治のスーパーフェアリーテールで子どもの頃から聞かされて日本人は自然に鬼は悪い者と認識する。
金太郎のモデルは坂田金時で源頼光の四天王(坂田金時、渡辺綱、占部季武、碓井貞光)とされ、大江山で酒呑童子退治で武勲をあげている。鬼退治のスーパースター。
浦島太郎は亀を助けて竜宮城へ生き、玉手箱をもらって故郷へ帰ると時が経ちすぎて知っている人は誰もおらず、玉手箱を開けると白髪の老人となり最後は鶴となって飛び立つというお話。桃太郎と金太郎に比べて不幸になって終わる。
鶴となるのは水流あるいは鉱脈とつると呼ぶことから水源か金か鉄の鉱脈を見つけたとも読めるし、竜宮城へ行っている間に故郷を奪われたとも読める。つまりは奪われた側で彼だけは鬼側の人なのだ。
浦島太郎は退治されてしまうはずなんだけど、鬼ちゃんとかかぐや姫とか乙姫とか鬼側の人たちがたくさんでてきてなかよく暮らしているからね。一種の理想郷なのかもしれないね。