マルチかスペシャルか?
- カテゴリ:その他
- 2017/12/18 15:37:12
サッカー日本代表監督だったイビチャ・オシム氏が”ポリバレント”なプレーヤーがと発言して、ポリバレントとは何?と話題になった多様性。
polyvalentは化学の言葉で多価で、解説されたユーティリティとはちょっと違う。どこでもできる便利屋さんではなく、ピッチでもベンチでもチームにいるといろんな価値を持っている選手になれって意味で使われたはず。
しかし、現在協会でも理解できる言葉に言い換えられて、いろんなポジションができるマルチプレーヤーになるスキルを身につけようとリフレッシュ講習でも指導している。一度、スペシャリストが重宝される世界の流れだけれどと質問したところ、もちろん、スペシャリストのほうがいいけれど多くの子どもたちはゲームにでるのが一番だからという回答だった。
そうなのか。サッカーはポジションが11しかなくて11プラスベンチ(イングランドでは5,イタリアでは12、ほとんどは7)に入れるために努力させろってことかって考えてみた。
現実社会に当てはめると大手企業の求人が100あるとして、100に入ればいいのか、それとも幹部候補生として別枠の10に入るのかでは違うんじゃないか。最初からベンチに入るためにいろんなスキルを身につけるなら、一本の武器でトップに立つべく勝負できるメンタルを鍛えたほうがいいのかもしれないが。
いろいろ、むずかしいのかもね。全員がそんなに強いわけでもないからね。