Nicotto Town



経済効率のお話

定時の仕事中にはずっとさぼっていて残業代だけ稼いで仕事時間を延長するのは効率的ではないよね。同僚がそんなんだったら残業代返せって言いたくなる。

だけど、勤務中だから仕事以外のことをしては駄目っていうのも変な話。

たとえば、勤務先に提出する書類を役所に取りに行く場合、有給を使って休まなければならない。でも、今は繁忙期だから有給はこの仕事が終わってから。書類は一刻も早く出せってなったらもうどうしようもないよね。コンビニでとれる住民表だったらいいよ。行かなければ出してもらえない書類もあるからね。家族がいれば替わりに行ってもらえるけど、一人暮らしで友達もいない人だと代行に司法書士を頼むしかないよね。会社は無理な要求をたまに出す。

オフィスにコーヒーメーカー完備で、郵便も宅配便も業者がやってきて、掃除もしてくれる。至れり尽くせりだけど、オフィスでPCが相手の仕事だと、息抜きできないよね。しかも、PCは社内ネットで仕事に関係ないサイトは見られない。

すべて仕事の効率をあげるためっていうけど、本当にそうなのかなあ。

今の経済優先の社会は、働いている人にアスリート並のストイックさと結果を求めていて、息抜きは悪。稼ぎがなければ引退すればって冷たい社会になってしまった。

女子レスリングで無敵だった吉田沙保里選手もリオデジャネイロで銀メダルで泣き崩れたけれども、それだけ王者でいつづけることはむずかしい。

今、働き方改革や経済効率の雑誌、家の無駄遣いをなくそうと行っているファイナンシャルプランナーの人たちはずっとトップレベルの経済アスリートでいろって言っているようなもの。ホントのアスリートが4年間ずっと努力して王者でいることもむずかしいのに、スポーツじゃないから頑張れるはずって。

価値観がそれぞれ違うのに、お金が大事じゃない人だっているし、遊びたい人もいる。でも、GNPをあげるために働いてお金を稼げっていっている。それが今の経済政策で、そろそろみんな息切れしている。

トップレベルのアスリートを目指していた人は分かると思うけど、一回緩めてしまうともう元には戻れない。ビールもケーキもタバコも駄目なストイックなトレーニングをずっとやり続けるだけのメリットがあるから彼らは頑張れる。

今の会社はそれだけストイックに仕事を頑張っても報われるのかどうかわからない。だから、不況の感覚がぬぐえないだと思うよ。





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