無駄にアップグレード作業。
- カテゴリ:パソコン/インターネット
- 2018/01/03 16:13:47
ちょっと気になったことが有ったので、期日が迫ったWindows10へのアップグレード作業を試みた。
一台目。Windows7の32bit、64bitのセレクタブルな機種。ダミーのHDDを入れて、リカバリして、アップグレード。片方で認証を通すと、もう片方も認証が通った。
ちゃんとキー相応の認証がされるらしい。
お次、スティックPC二つ。CSTK-32WとかSTCK1A32WFCとかそんな奴。
USBポートが一つなので、バスパワーのHUBを接続し、セルフパワーのHDDと、USBメモリ、キーボード、マウスで作業。電源容量的に光学ドライブは無茶なのでUSBメモリとセルフパワーのUSB2.0HDDを使う。
とりあえず、手付かずだったので製品バリエーションに含まれるUbuntu 14.04.1LTS64bit版をrufusでUSBメモリに書き込む。HDDがFAT32だったのでext3にフォーマットし、ddコマンドでgzipで圧縮しながらベタのイメージを取得。
同様の構成だと大抵32bitUEFIのみ対応なので手を入れないと起動できない。
別に新しいものでも良かったけれど、どうせUSBメモリを使うので書き換えられるし、時間が無かったので妥当そうなものを選択する。
本当はaomei Backupperあたりを使うのがよさそうだが、あれはWindowsPEでeMMCのドライバを読み込んだイメージを作らないと厳しそうだし。
二台あるけど、時間が無いので、片方は省略。これさえあれば、失敗しても大丈夫。退路を確保するのは大事。
USBメモリをFAT32でフォーマットしてUEFIの最新版を書き込み、アップデート。
同じファイルなので、順次二台とも実行。
Windows10の32bitUSBメモリを作成するが、ブートは出来なかった。設定は幾つか試したものの、64bitのほうは起動したのだが…。時間が無いのでWindows上からアップグレードを実行することにする。どっちにしろ、後述のようにWindows8.1のアクティベートが必要だったので、素通りは出来なかった。
初回起動…オフラインでそのまま通そうとおもったが、アクティベートされてないとアップグレード時にプロダクトキーを要求される。んなものないわいwファームに書き込まれてるし。
ということで、無線APに接続、アクティベートを通してからインストールを実行。atomでも引き継ぐ項目をなしにすると一時間程度。
無線の設定も消えてしまったので、インストール時に再度接続し、システムのプロパティーで確認。
認証済みと表示されて、インストール完了。
二つ目。初回起動時に無線の接続をしてしまうと…アカウントの作成時にしつこくMicrosoftアカウントを作るように要求された。逃げられないかと思ったが、どっか押したら(忘れたw)ローカルアカウント作成に成功。世間でトラップとか言われるわけだよ…。一台目と同じようにAPに接続の上、認証。
同様にWindows10のUSBメモリからアップグレードを実行。19時を回っていたので期限切れのはずだが通った。
まぁ、Windows8.1は素通り状態なのだが、Windowsだって言われると迷子になるようなUIなのは文句言われても仕方なく、素直にWindows10にアップグレードしたほうが普通のWindowsユーザーは幸せになれたような……。
ロードマップとして別系統ならあれはあれでいいと思うのだけど、延長線上にあってあの実装はちょっとWindowsの後継と思って同じように使いたい人にはちょっとつらい。
もう少し段階的に変更すればまだあんなに悪く言われなかった気がするのだけども。
残しておこうかとも思ったが、Windows8.1は要らないかな。
探せば必要なものは見つかるけど、所謂全画面で開かれてしまうアプリが迷い込むと思考が止まるw
Web上を見ると一日がかりとかエラーどっさりとか脅されるわけだが、遅いといわれるシステムでも1時間前後でアップグレードは終了している。
普通の人は「引き継がない」とかいう状況でやらないしなw
散々な書かれようの割にはどれもすんなりアップグレードが完了した。
ってなわけで、少なくとも年末までは、アクティベート済みなシステムはアップグレード可能だったようである。
どれもアクティベートが通ってるシステムならそのままアップグレードできたので、別にWindows10のキーがシステムに入ってるわけでは無さそうなのだが…。
確か、おととしの7月末では直接インストールディスクからプロダクトキーで通った気がするのだが、アクティベート済みのシステムがないと通らないような変更はされていたような印象。
Windows10も別に悪いシステムではないのだが、大型アップデートが鬼門になってて誰もが必要じゃないものの為に不具合のリスクを背負わされるのは世間の人の納得が得られにくい部分ではあると…。Windows8/8.1もそうなのだが、基本的に「正常な動作を期待しすぎている」のは実は危ない。リカバリイメージなども容量節約の為にガンガン書き換えて最新のものが使えるようになってて、容量は節約されて便利…なようで、実はどこかで破綻したときに本気で詰むことになる。やりたいことはわかるし、ある意味では妥当な取り組みなのだが、リカバリや初期化はのっぴきならねー状態でお世話になるものであって、そのときそこにあるデータが正常とは限らないのだが、その対応のためのフローが存在していない。むしろアップデートに失敗して戻したい人などが世話になるのに、基準の時点がアップデート済みだと絶対に詰むのである。バックアップやリカバリデータはそこが基準なのだから本来はゴリゴリと書き換えてはいけない。
大抵の人はシステムを信用しているわけだが、基本的に(出来れば購入時の)システムが入ったデバイスのベタイメージはバックアップとして取得しておくべきだと思う。
少なくともそのイメージが正常である限り、「買った直後の状態にまでは戻れる」のだ。
実際今回もWindows10によって、戻すべきWindows8.1のリカバリ領域は葬られてしまっている。アプリケーションの感覚でアップグレードして戻りたくなった日には戻れないのである。アップグレードに失敗した場合、リカバリメディアも無く、新しいOSも動作させられない環境では、この時点で詰んで怒れるブログエントリを書きなぐる人が生まれるわけだw
一応標準でイメージバックアップが取れるようになってるわけだが、システムの外からバックアップできてしまうサードパーティーツールは一つあると本当に詰んだときには助けになりますよというそんなお話でもある。
今回は直接ベタイメージをそのまま圧縮しながら記録したわけだが、ファイルシステムとして意味が無いデータも記録している。Windows対応のツールは中身に応じて相応の処理をするので、バックアップも書き戻しも早く、データもコンパクトになるので、安定して使えるツールが一つあると便利である。
年末年始になにやってんだか…まったくw