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仏教はどんなことを教えてくれるの?

生まれたときに七歩歩いて右手で天を左手で地をさして「天上天下唯我独尊」と言ったとされる釈迦が開いたのが仏教と一般的にはされている。

天上天下唯我独尊だけをとりあげて仏教は偉そうと思われていることも多いけれど、世界のありとあらゆる宗教の中で、現世ではなく来世のことだけを説いた唯一の宗教である。

天上天下唯我独尊は誕生偈の文章で、天上天下唯我独尊 三界皆苦吾当安之の前半だけが一人歩きしている。訳はいろいろあるけれど、ここでは触れない。

七歩歩いたのは六道からの解脱とされるがそれも置いておく。

仏教の基本は因果律で、自因自果、善因善果、悪因悪果は絶対法則。いいことをすればいい結果になり、悪いことをすれば悪い結果になり、自分でやったことだけが自分に返ってくる。

たとえば、政治が悪くて苦しいのは過去に自分が悪いことをしたから報いを受けているという考え方。生まれたばかりの赤ん坊がひどいめにあったとしてもその赤ん坊が悪いことをしたからなので、徹底していて厳しい教えとなっている。葬式のときにお坊さんがなごやかに法話をしてって日本の風習の一部になっているものでは本来違うのだ。

過去世のことまで背負って生きているから、悪いことをした記憶がなくても悪いことは返ってくる。

仏教では父殺し、母殺しは地獄落ちとされるが、実際に手をかけなくても心の中で思っただけで同じ罪とされる。しかられて悪口を言っただけでもう悪因なので本当に厳しい。

ちなみに友達が悪いっていうのは縁で、因縁というのは原因があって縁がついて結果が起こるってことなんだよね。

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2018/04/05 15:42
>Lilyさん
仏教そのものは今生で六道から解脱しましょう。すべてのお経は解脱するための方法だから実践してくださいという教えです。お金持ちだろうと貧乏だろうと解脱しない限り六道からでられず、死んだらどうなるかわからないから不安でたまらない状態からは出られない。仏教がほかの宗教と違うのは現世のことを解決するのが目的ではないところですね。
過去世(前世に限らず命が生まれた頃から)からよいことをすればよい種が、悪いことをすれば悪い種が人間の深層意識の底の阿頼耶識に貯められて縁にふれて発動した結果が、現世で起こっていることですよって説明なんです。
法華経を最高峰とする難行道(聖道門ともいいます)という自力で正覚(仏の悟り)まで突き進むか、浄土三部経を根底とする易行道(浄土門ともいいます)という阿弥陀仏に救ってもらうための修行をするかのふたつの道があって、日本の仏教はいろんな宗派に分かれているんですよ。

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2018/04/04 22:55
因果応報はよく聞きますね。でも生まれる前からの因果を背負っているなんて辛いですね。
負の連鎖が起きれば、前向きに生きようとしても、だんだん歩みも止まって生活も落ち込み、
悪に走るような人生の悪循環に陥りそうです。
そうすれば、その代だけではなく、また次に生まれ変わった時も、悪い因果を背負ってくること
になるのですね?

なんだか、お金持ちで苦労していない人は、前世で良い行いをしたから、楽しんでも良くて、
貧乏に生まれた人は、前世の行いが悪かったから、もっと慎みなさいというように
恵まれない人たちに厳しい教えのような気がします。

小学校の低学年の時にお釈迦様という本を読んだので、記憶が定かではありまでんが、
確かおしゃかさまは、ゴータマ・シッダールタという名前の王子さまではなかったでしょうか?
東西南北の門を通った人に起こったことを見て、色々考えたというくだりを覚えています。
王子様だから、富める者には優しく、貧するものに厳しいのかしら?
でも、確か王子の地位を捨てて出家したのではなかったかしら・・・。
親族の葬儀などで、お経を唱える機会があるくせに、私は全然中身を理解していません。
実家は神教で、焼香や線香やはなく、榊に紙垂を付けた玉串奉奠をします。
他所から見れば優雅に映るかもしれません。主人の実家は仏教ですが、
私はどちらかというと神教の葬儀の方が、しめやかで趣があるように感じられるので
そちらがいいなと思ってしまいます。




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