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シン・ドラマ汁


<新番組>コンフィデンスマンJP 感...

<新番組>コンフィデンスマンJP 第1回「ゴッドファーザー編」
フジテレビ 月曜夜9時~
どんな作品?
天才肌で破天荒だがハニートラップは苦手な年齢不詳の美女・ダー子、
ダー子の幼なじみで正義感が強いのに何故かいつも一緒に仕事をしてしまうボクちゃん、
2人の育ての親のような存在の老境の紳士リチャードの3人組の詐欺師が、
あくどい手法で金を儲けた資産家から、大掛かりなトラップを仕掛けて金を掠めとる、
「コンゲーム」を主題にしたクライムエンターテインメントドラマ。
脚本は「ALWAYS三丁目の夕日」シリーズや「探偵はBARにいる」シリーズで人気の古沢良太。

らしくない月9
展望では期待度■だったのですが、ラテ欄に踊らされて見てみたら、本当に面白かったです。
脚本担当の古沢は前項のようにヒット作を連発している人気脚本家さんですが、
実は初期の頃の相棒の脚本も多数担当しており、私が相棒の中でも1、2を争うくらい好きな
エピソードである「バベルの塔」を書いた方でもあり、ちょっと期待してたんですね。
また、主演の長澤まさみがいいですね。
彼女の女優としての存在は、なんとなく小泉今日子を彷彿とさせます。
威勢がよくて演技も上手で、若い頃から主役級で、年を重ねても輝いている。
真田丸での長澤は「ウザい」と評判が悪かったですが、あの役はウザいのが正解なので、
「ウザい」は彼女の演技力への賞賛の言葉だと思うんです。
リチャード役のコヒさんは鉄板ですし、何の心配もないのですが、
唯一の心配材料だったのは、演技力がイマイチの東出。
実は、他にもあるのかもしれませんが、東出は古沢が脚本を担当した「寄生獣」にも出演しており、
もし当て書きしたのなら、彼の使い方をよく知っているのかもしれません。
初回見た感じでは、さほど違和感を感じなかったです。
あと、初回の敵役だった江口洋介が、また悪役がよく合うw
あの顔は悪役に合う顔だったのかと、今更ながら再認識させられました。
フジテレビのドラマはこのところ低視聴率に喘いでいますが、このドラマは「面白さ」を
ひたすら追求しようとしている姿勢が見えて、好感が持てますね。

以下ネタバレご注意!
このドラマの醍醐味は、やはり詐欺師の手口だと思います。
最初にホストクラブの女性オーナーから1億巻き上げるために、地下カジノを作り
その客や手入れに入った警官たちなどすべて金で雇ったサクラで、
最終的には手を組んだ悪徳社長も裏切って、すべてを奪い取りました。
今回のメインストーリーでも、裏金の200億を海外にこっそり移動させたがっている
経済ヤクザから金を巻き上げるため、ダー子はその類稀なる才能を使って3ヶ月で本物のCAになり、
偽の地方空港をでっちあげ、小型の旅客機をパイロットごとチャーターし、乗客もスタッフも
すべて金で雇ったサクラで、あまり金を使ったせいで結局自分たちの儲けは数百円でしたw
地方空港を作ってしまうという、あまりに突飛でダイナミックな手法にはさすがに驚きましたね。
ちゃんとホームページまで用意してましたからね~。
騙される側ももちろん空港が偽物だなんて思わないですから、それは騙されますよねw
詐欺にかかる金があまりに巨額すぎてほとんど儲けがないんですからねw
でもそれは結局、経済ヤクザが潰しただんご屋を助けたいという、ダー子の個人的な事情から
着手した計画だったので、彼女にとってはあまり問題ないのかもしれません。
ただ鳥取砂丘はそんなに大きくないから!w
サハラ砂漠じゃないんだから、飛行機ならいくら遅く飛んでもあっという間に通り過ぎますわ(;´Д`)

ファーストインプレッション
詐欺師が主人公のドラマってどうなのって思ってましたけど、相手も大抵悪人のようですし、
だからといってダー子たちもの正義感から動いているわけでもなく、
これはあれですね、ルパン三世が好きな方ならきっと気に入ると思います。
月9のこだわりを捨て、リアリティもかなぐり捨て、面白さのみを追求したドラマと言えるでしょう。
ちょっとフジテレビの本気を見た気がしました。
まぁどうせ視聴率はそんなよくないんでしょうけどねw




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