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西郷どん 感想文

西郷どん 第14回「慶喜の本気」
NHK 日曜夜8時~
▼大奥事情
今回は、江戸に戻ってきた吉之助が橋本左内と協力し、一橋慶喜を次期将軍に推薦するよう
各所に働きかけますが、本人にまったくその気がなく、井伊直弼に命を狙われるというお話でした。
江戸城では家定がハリスと面会しました。
家定はハリスへの口上を、篤姫と一緒に何回も練習していたのですね。
篤姫と家定は今のところうまくいっているようです。
しかし家定には障害もあり、夫婦というより母子のような関係なのではないでしょうかね。
扱いづらいと思うこともあるでしょうが、言ってみれば彼の純粋さは子供レベルですから、
慣れればこれほど可愛い大人もいません。
この難しい役を又吉はよくやってると思いますよ。
家定は篤姫に推挙され慶喜を後継者にしようと言い出しますが、
家定の母・本寿院はこれをよく思っていない様子。
前にも書いたかもしれませんが、家定は自分より見た目がいいからと、慶喜を嫌っていました。
嫌いな理由がまた子供っぽいw
なのでこのままではすまないと思うのですが…。

▼慶喜襲撃
阿部正弘が死去し、井伊がますます幕閣の中で権勢を増す中、吉之助は左内と協力して
慶喜を時期将軍に推挙するよう他藩に働きかけます。
しかし肝心の慶喜はまだ将軍になるのを嫌がっていました。
実際に慶喜は父の家斉に「将軍職に興味なし」と伝えたという話があります。
幼少の頃から英邁と謳われた慶喜は、将軍職が貧乏くじであることを知っていたのでしょう。
常識的に考えて、すでに食うに困る身分でもなく、家臣がいて身の回りの世話もしてくれるし、
自由に江戸市中で遊ぶこともできる非常に恵まれた環境にいるのに、
江戸城に押し込められることになる将軍になりたいわけがないですよね。
そんな時、吉之助の買収に失敗した井伊直弼の手の者に、磯田屋にいる時に襲撃されてしまいます。
ちょうど吉之助と左内も同宿していたので、2人が助けに入りますが、吉之助は刀を持てないし、
左内にいたっては腕っ節はからっきし、普通の時代劇のようにかっこいい殺陣にはなりませんw
慶喜が追い詰められたところで、吉之助はついに斉彬から拝領した短刀を初めて抜き、
刺客を刺し殺してしまったのです。
これが吉之助にとって初めての殺人で、非常にショックを受けてしまいます。
死体は3人で川に投げ捨てたのですが、ショックから立ち直れない吉之助は、
慶喜が将軍にならなければ、この男も浮かばれないと慶喜を責めます。
これに少なからず心を動かされた慶喜は、2人を引き連れて彦根藩邸の井伊直弼を訪ねます。
家斉に教育された慶喜は、改めて幕府中心でしか考えない直弼と話してみて、
埋めようのない距離を感じたのでしょう。
ここで初めて、将軍になる決意を表明したのでした。
最終的に彼は将軍になるのですが、今はまだ忍耐の時。
阿部に次いで次回で斉彬まで死去するので、一橋派はさらに窮地に追い込まれることになります。




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