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<最終回>特捜9 感想文

特捜9 第10話(最終回)「3つの時の殺人」
テレビ朝日 水曜夜9時~
▼5年前と1年前
最終回くらいは普通に感想をw
今回は、法務大臣の夫人が刺殺された事件が、5年前宗方班長が警察を退職した
きっかけとなった事件と、1年前特捜班の前身である9係が解散に追い込まれた事件に
関与してくるというストーリーでした。
初回から、何の前触れもなく9係が解散したことになっており、新たに編成された特捜班に
初めて出演する宗方という男性が班長となったいきさつが、やっと語られたわけですw
9係から見続けている人は、9係が解散になって、かなり面食らったのではないでしょうか。
まず5年前ですが、キャバ嬢がホテルで覚醒剤の過剰摂取で死亡した事件で、
容疑者は捕まったのですが、取調べをした刑事が証拠を捏造したと疑われ、
その刑事が夫婦で首吊り自殺を図り死亡したといういわくつき。
当時人事課に席を置きながら、実は監察官補だった宗方がその刑事を取り調べたため、
宗方は責任を感じ退職、自殺した夫婦の生き残った娘を引き取りました。
それが今一緒に暮らしている琴美です。
1年前は、5年前の容疑者の男が殺された事件で、当時9係と組対3課の合同捜査となり、
9係と協力していた組対の刑事が逮捕した容疑者に、確かなアリバイがあり、
誤認逮捕の責任を負わされたその刑事が、謹慎中に飛び降り自殺をしたというものでした。
その刑事と協力していた9係も実質誤認逮捕の責任を取らされる形で、解散に追い込まれたのです。
どちらとも有力な容疑者がいたのに事件は解決せず、逮捕や取調べをした刑事が責任を取らされ、
自殺したという、パターンがよく似通ったケースでした。
その上宗方は、自殺した3人は殺された疑いがあると言い出したのです。

▼法務大臣夫人刺殺事件
そして今回の事件ですが、殺された女性の夫・高森徹也法務大臣は、以前警視庁の主席監察官で、
警視庁にも絶大な影響力を持っており、組織犯罪撲滅運動を率先して行い、
暴力団から目の仇にされていたため、高森とお揃いのジャケットと帽子を身につけていた夫人は、
高森と間違えて暴力団の関係者に殺されたという筋書きでしたが、
調べれば調べるほど、きなくさくなってきます。
夫人は資産家の娘で、高森は頭が上がらず、夫婦仲は冷え切っていたそうで、
その上夫人は川勝官房長官の息子で秘書の雄志と不倫をしており、その帰り道に殺されたようなのです。
浅輪が夫人の帽子が通常ならありえないめくれ方をしているのに気づき、
誰かが後からかぶせたのではないかと推理。
また司法解剖でも、一撃で致命傷を与えているのに、
何故か2回同じ箇所を刺したという結果が出ていました。
そのうち有力な容疑者が出てきて、その男を訪ねた新藤は、男が逃げ出したので緊急逮捕します。
しかしやはりその容疑者には確実なアリバイがあり、新藤は誤認逮捕を責められます。
高森は特捜班の解散を命じ、猶予は半日しかなくなってしまいます。

▼手段を選ばない特捜班
特捜班では、5年前と1年前の事件を起こしたのが、官房長官の息子・雄志で、
それをもみ消したのが高森、そして今回の事件は高森が夫人を殺害するため、
雄志をわざと夫人に近づけさせ、殺人を依頼したものと推測しました。
しかし証拠は何もなく、雄志を逮捕したとしても、高森の罪を暴くことはできない可能性が高いです。
そこで特捜班は一計を案じ、官房長官が息子に隠れるよう金と隠れ家の鍵を渡した後、息子が隠れ家に
行くまで後をつけたり、殺すよう命じられた暴力団員のふりをして雄志を嘲笑ったりしました。
ついに自分が消される番が来たと思い込んだ雄志は、高森が囲み取材を受けている時
高森を殺そうとし、待ち構えていた特捜班に取り押さえられ、すべてを暴露してしまいます。
こいつ、1年前と5年前に1人ずつ殺してますし、今回も嘱託殺人とはいえ直接手を下してますので、
犯行が立証されれば極刑は免れないでしょう。
ただその犯行を立証するのが難しいでしょうけどね。
多分一流の弁護士がつくでしょうから。
ただ高森は夫人の嘱託殺人の罪ですから、夫人の実家という後ろ盾を失うでしょう。
なんだかんだ偉そうなことを言ってましたが、暴力団使ってる時点でアウトですよねw
実際にはこんな酷い政治家はいませんし、犯罪といっても収賄やセクハラなどがせいぜいですが、
もしかしたら表面化してないだけで、本当に身内の重罪を隠すために不正を働いている
政治家がいるのではないかと疑ってしまうようなエピソードでしたね。




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