ひとりがいいかみんながいいか
- カテゴリ:人生
- 2018/08/05 16:31:37
もう何年も前にスペインで聞いた話。
サッカーのキックオフの時間が23時とか24時くらいになっていたことがあって、「18時にするとお母さんがご飯の支度をしているから、19時にすると家族でご飯を食べているから、21時にすると後片付けをしている時間だから」ってことで23時になったって話を聞いた。ホントかどうかはわからない。
だけど、ヨーロッパでは食事の時にテレビを見ないのが普通だった。食事の時間は家族でいろいろ話すのが普通だから、テレビは邪魔だったのだ。そして、その当時はひとり暮らしをする人はめったにいなかった。
たとえば、罪を犯して牢獄につながれるときにほとんどの民族は独房に入ることを嫌がる。だけど、日本人は雑居房より独房に入りたがる。病院も同じで個室に入りたいって日本人は多い。ある調査によるとセルフィッシュ度のアンケートで日本人は圧倒的に個人主義という結果が出ている。
しかもずっと以前から。戦後GHQには、先の大戦は天皇が起こしたことだから天皇を処罰してほしいという手紙がたくさん届いたそうだ。終戦まで天皇陛下は生き神様と奉っていたものがあっという間の変わり身だった。
だけど、今では日本化が進んで海外でもテレビを見ながらぼっち飯の人たちが増えている。ひとりだけで生活するとコミュニティが崩壊するが個人主義が進むとそんなことは気にならないんだろうね。
ワールドカップでも顕著だったけど、ミスをした選手に脅迫メールを送るなんて何を考えているのってレベルのことが頻繁に起こっていた。コロンビアのエスコバル選手の事件が取り上げられていたが、あの事件は賭博絡みで損をしたからと言われていてナショナリズムの怒りではなかったはず。
みんなとつながっているほうが楽しいけれども、めんどくさくてわずらわしいってことが増えていってどんどん人間が劣化していく感覚がある。そんなにひとりで完璧に何でもできるの? 相手を責めて謝罪させなければならないほどって思うけど、そんなことを考えたこともないんだろうね。
自分が特別と思っているから。
コメントありがとうござます^^
日本人の気質を調べたところ個人主義って結果が出たみたいです。
脅迫メールは全部逮捕したらいいと思うのですが、無理なのでしょうかね。。。
脅迫メールを送る"ヤバイい人"wいるんですよねw
対処にも困りますよねw
コメントありがとうございます^^
個人主義と利己主義は違うものなのですが、個人を優先すると自分勝手ってレッテルを貼られることが多いですね><
利他の心は仏教で昔から言われていることなので、日本人には染みついているかもしれませんが、最近は譲ってもらっても当たり前って思う人が増えてしまって。。。
モラル意識がきちんとしている人ばかりだったら、ホントに住みやすいのですが、いろいろ自己主張が激しい人も多くてむずかしいですね。
改めて調べてみましたが、個人主義と利己主義、、同じ定義で捉えられる場合もあるようですが
私的には、似て非なるもののように感じます。
自己の幸福と尊厳を最優先する、と同じように貴方が貴方の幸福と尊厳を最優先する姿勢も尊重する…
それが個人主義なら、とても成熟した考え方に思えるのです。。
私は人間関係で何度か傷んでいるので、個人主義でいられたらどんなにスムーズだったろうと
想像しました。
傷んでしまうのは、公私を問わず、大抵の場合に自分よりも相手を優先してしまうからだと
自覚していますが、、
未だ、『みんな』=公の場で 楽に息をすることは出来ません。
一人になることで、やっと解放され、自分を大事にする時間が持てる。。
人として マチュアでなければ 本当の意味の個人主義は張れないのかもしれません。
そして そんな人たちが増えれば もっと風通しの良い成熟した社会になっていくのではないでしょうか。
長文及び論点がずれてしまったようで 失礼しました、、
わたしも まだまだ修業中です^^;
病院の個室だと他の人に気兼ねすることなく眠れるし、いろんなことができますからね。
私はサッカーの合宿で相部屋が基本だったし、海外では知らない人と同部屋ってこともあったからすっかり慣れて大部屋でも大丈夫です^^
結婚は他人を入れることだからテリトリーが広くて受け入れられないとむずかしいかもしれませんね><
もちろん、お金がかかったけど、他人と一緒の部屋で寝るのは無理です。
・・・こういう性格だから、結婚できなかったんだろうけどね・・。
コメントありがとうございます^^
天皇というよりも、大化の改新のあとは藤原氏ですね。明治の近衛氏までずっと藤原一族が朝廷政治を牛耳ってきましたから。
眠るときとかひとりの時間というわけではなく、日本人は突出して個人主義だという研究結果があって、たとえば、外国だと家族がひとつの単位で転勤があっても単身赴任することはめったにないけれども、日本はしょっちゅうあって生活に支障がなく、子どもが成人すると夫、妻、子どもの三つの世帯に分割できるといったことが報告されています。バラバラで生活することを好む傾向があって、テレビもバラバラで別の番組を見ることが多いとか。
世界的な研究は経験則から考えると違っている気がすることもあるけれど、手が届く範囲は限界があるから統計の結果はむずかしいです。
常にだれかに合わせることが、協調性があっていいとされる社会で、
眠る時の部屋くらい、一人でいたいのではないでしょうか?
特に恥の文化を持つ日本人は、大部屋で肌を晒すのが嫌とか、
痛いのに他人の目を気にして、痛いと言えないとか、
夜中に何度も願えりをうったり、歯ぎしりをしたりする人に
遠慮して文句を言えないとか・・・個人主義という理由ではないような
気がします。
娘が小学生の頃、腎臓が炎症を起こし、熱が下がらず入院したことがあります。
大部屋の中、カーテンでそれぞれのベッドを隔てているのですが、
夜中に隣にいる中学生の女の子が、かなりの量の液体を飲まされていました。
もう飲めないと聞こえ、お母さんが一生懸命宥めます。
明日になったら、手術で腎臓を摘出するから、これは飲まないといけないの。
頑張って。の声に隣が一瞬静かになったと思ったら、女の子がしくしく泣き出しました。
娘を抱えた同じ母親として、その子の悲しみが胸に沁み、私も辛くて眠れませんでした。
そんな体験をすると、やはり病院は個室の方が介護する方も楽かもしれません。