いろんなものを破壊するテレビの威力
- カテゴリ:テレビ
- 2018/08/19 16:06:10
日本時間の今朝からセリエAの開幕で、DAZNでクリスティアーノ・ロナウドのユヴェントスデビューを観ていました。昨シーズンまではスカパーで放送だったけれど、今シーズンはDAZNだったりスカパーだったりのライブ放送になりそう。
実況八塚浩さん、解説川勝良一さんだったのだけど、ヨーロッパのサッカーのライブ放送を日本語で観るのは10年以上振り。。。なぜかというと、日本語放送ではプレーの流れが分からないから、というか今のプレーがどうすごいのかぜんぜんわからなかったから。
現在、英語、イタリア語、スペイン語でサッカーを観ていることが多いのだけど、ヨーロッパではもともとラジオ放送がメインだったことがあって、画面を見ていなくても何が起こっているかわかるように伝えてくれる。
たとえば、ボヌッチがロングフィードでボックス内に蹴ってロナウドが追いついてシュートといったことをイタリア語だとていねいに伝えてくれる。
だけど、八塚浩さんはずっとロナウドかユヴェントスかイタリアのサッカーのうんちくを川勝良一さんとしていて、ボックス内にボールが出てチャンスになった瞬間にロナウドが抜けた、チャンスって叫ぶだけなので、ぼんやり観ているとどこからパスが出たのかわからないままになる。
ぼんやり観ているほうが悪いと言われるけど、ぼんやり観ているわけではなくて、プレーはしっかり把握しているけれど、開幕すぐのゲームなので知らない選手もいて、番号を確認しながら誰?ってやっているわけだけどね。英語やイタリア語だとそんなことをしていてもわかるのだけど、日本語ではまったくわからないのが問題なんだ。
つまり、サッカーを観ていてもどういうサッカーなのかまったくわからないのが日本のテレビ。野球もそうなんだよね、ラジオ放送のときは外角低めいっぱいとか内角とか言っていたのが今はおざなりになってきている、視覚に頼った番組しか作れていない。スポーツにかぎらず、食べ物も観光もほかのいろんなものも。
視覚優先のテレビは観ている人たちからいろんな感覚を奪っていった。想像力とかがまんとかね。むずかしい原作の本をドラマにしてしまったことで読む機会も想像力も奪って、イメージを押しつけていくわけだから。
海外もあんなに映したら行きたいところもおなかいっぱいになるよね。
あとね、テレビは省エネってよく連呼するけど、深夜放送を自粛して省エネしますとは絶対に言わないよね。。。
深夜放送をやめたら深夜勤務の人が困るってロジックをよく使いますね。。。
私がプロ野球を観なくなったのは、解説者があまりにもひとりよがりの解説をしていたからで、最後の引き金は元巨人のエースの「ぶつけられたらぶつけ返してやればいいんですよ」でした。リベンジはダメだってあらゆるスポーツで言われていたのに。しかも、感情論で解説なので観ていても仕方がないなあって。
英語でスポーツを観ると今まで知っていたはずのスポーツなのに別の角度から観られて楽しいですよね。英語放送でホームランはビッグフライっていうんだって知りましたよ^^
コメントありがとうございます^^
ヨーロッパのサッカーが盛んなところへ行くと、ラジオでサッカー中継されるのが普通で、タクシーに乗ると相手が誰であってもサッカーの話を振ってきます。スペインでもイタリアでもイングランドでも。そのときに、誰かひとり名前を知っているとすごく盛り上がります。今なら、ロナウドとかメッシとか。
日本はサッカーをラジオでって習慣がないのでそうとう練習したのでしょうね。増えていくといいですね。
私はどうしてもトリノ郊外のスペルガからの絶景が観たくて学生の頃に観光ルートから外れたトリノへ(今でもほとんどツアーはないですが)行ってきました。英語は片言、イタリア語は単語ぐらいでしたが、知り合って泊めてくれたマンマはイタリアのマンマとなって今でも感謝しています。
以前、テレビの画面を消してドラマの音声だけを聞いたらとても下手で誰かと思ったら名優と言われているかたでびっくりしたと青木るえかさんがコラムで書いていたことがありました。大河ドラマだったかな。
朝ドラは1回、2回飛ばしても間を想像できる作りだったのが、伏線を張っていたりして見逃すとなんで?ってなることもあります。作り方が緩かったのか、想像できる範囲だったのかなのですが。
小説もマンガもよく読みますが、マンガでも音が出るモノ(音楽がテーマとか)とか、視覚を想像で補うモノもあっていいものもたくさんあるのですよね。
でも、原作者が映像化しないでほしいというものまで映像化してしまうのはどうなのかなあっては思っています。
それと、スポーツ中継については、ワニは、大リーグの中継を観る時、英語にします。
なぜなら、日本の解説者のオッサンは、だらだらとウンチクをしゃべり続け、大谷が打席に入っても、中断せずに、それを続ける。
新庄やイチローが、大リーグでの初打席に立った時も、相手チームの投手の過去の成績とかを話していて、それを中断しなかった。
実況アナなんて、「あっ?(いつの間にか)新庄出てますよ。」 って・・。 (_ _;)
ラジオアナウンサーは中継のために鍛錬していたのでしょうね。
「世界ふれあい街歩き」をよくみて行った気分になっています。
深夜放送を止めれば直接、間接的にかなりの省エネになるでしょうね。
小説を読まずに漫画を読むのも想像力がなくなるからやめるべきと、
私が子供の頃から言われていました。
でも、「漫画は伝えたいものを正確に伝えることができる、小説よりも優れている。」と、漫画家の方が主張されているのを聞いて、確かにそれもあると思いました。
スポーツの実況、一昔前は、音声だけでも試合が想像できるくらい分かりやすかったですね。
ちょっと目を離しても、音声を聞いていれば、試合で何が起こったのか分かりました。