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月下の幻視者-その3


昨日のブログに月と嫦娥(じょうが)の話を書きましたが、あの話
では嫦娥は良き妻として描かれています。
ところが時代によっては、全く逆の悪女の話になっていたりも
するんです。

最初、空に10個の太陽が昇り人々が旱魃(かんばつ)に苦しむ
ところまでは昨日の話と同じなんですが、ここからがちょっと
違ってきます。

地上の人々が旱魃に苦しんでいる姿を見た天帝は、自分の
息子達(10個の太陽)を懲らしめる為、天上界からゲイという
弓の名手を呼びます。

天帝の命を受け、ゲイは妻の嫦娥を伴い地上に降り立ち
弓で次々と太陽を射抜き落としてゆきます。

この時、地上の王「堯」は全ての太陽を射落としてしまっては
いけないと、ゲイの矢袋から一本の矢を抜きとります。
そして太陽は一つだけ空に残ることになりました。

意気揚々と天上界に戻ったゲイですが、自分で頼んだにも拘らず
子供を殺されたことに怒った天帝に神籍を剥奪され、嫦娥と二人で
再び地上に戻ることになります。

ところが天上人であった二人には、死後、人間たちの亡者と一緒
に過ごすという事が耐えられず、西の果ての昆侖山(こんろんさん)
に住む西王母を尋ね助けを求めます。

西王母は二人を哀れに思い不死の薬を渡しますが、その時
「これを飲むと二人は不死になれます。ここに二人分の量が
ありますがこれが最後です。
けれどもし一人でこれを全部飲むと再び天上界に戻れます。」
と話します。

ゲイは、後日二人で飲むつもりで嫦娥に薬を預けるのですが
嫦娥はコッソリとひとりで薬を飲み、自分だけ天上界に帰って
しまうというお話です。

またその他にも、西遊記でお馴染みの猪八戒が月の姫、嫦娥に
手を出して天界を追放されたという話があったり、現在の中国
には「嫦娥奔月(嫦娥、月にはしる)」という切手もあって、その
切手には月とガマガエルが描かれています。

これは不老不死の薬を飲んで月に昇った嫦娥は月でヒキガエル
(ガマ)になり、月が欠けるのはこのガマが月を食べるためという
言い伝えからきています。

嫦娥をモチーフに朱雀が書いた詩があるので、今日はそれをUP。



「女事(おんなごと)」

鈍色(にびいろ)に心魂(こころだま)くすみて

ほつれた釈義を胸株(むねくい)に 

結わい付けんと愚計を重ねる


鬱蒼とした思葉(おもいば)に

宇内(うだい)は迷宮と化し

狼藉(うろた)う狂女はぞんざいに 

背骨をひとつ外す


下卑た笑いを貼りつかせ

罪垢(ざいく)に埋没する嫦娥は

片目を瞑り口歌を詠む

#日記広場:日記

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2009/10/06 18:29
ミヤさん

若返る薬って…(笑)
ミヤさんはまだまだお若いでしょうに!

女性が誘惑に弱いと思われるのはきっと男のひがみです!

その昔、子供を産む女性を神秘だ!女神!たと崇めていた
くせに、その原理が解明されると、手のひらを返したように、
不浄のモノと虐げたげた歴史を見ても、奴らはとても
ひがみっぽいんです。(笑)
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2009/10/06 08:06
不老不死の薬のお話は日本にも、いえ世界にもたくさんありますね。
不死はいらないから、若返る薬があるのなら喜んで飲みたい私ですがwww

イブやパンドラのように女性が誘惑に弱いと思われるのは何故でしょう?
まるでディズニー映画(シンデレラ・わんわん物語)の猫のように悪役?が多いような気がします。




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