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[SI98]昭和元禄落語心中

昭和元禄落語心中 第5回「決別」 NHK 金曜夜10時~
今回は、破門された助六がみよ吉の部屋に転がり込み、身重になったみよ吉とともに東京を去り、数年後菊比古が彼らの住んでいる四国の町に訪ねていくところまで描かれました。
また師匠の八雲が死去する前に、苦渋の心中を明かすくだりもありました。
八雲が助六を破門した直接の理由は「師匠の落語が古臭い」と言われたことでしたが、内心八雲は自分とライバル関係にあった落語家の先代助六を現助六に投影しており、菊比古がおらずとも助六に名跡を譲ることはなかったんじゃないかってくらい、先代助六に嫉妬心を抱いていました。
先代助六は現八雲に名跡争いで破れ、他にもなんだかんだあって落語界を引退しており、奇しくも菊比古と現助六と同じような関係にあったのです。
八雲は死ぬ直前にも菊比古に、本当はおまえにすら譲りたくないと思っていると言っていましたが、多くの人々の人生を捻じ曲げるほどの力がある名跡って、一体何なんでしょうね。
しがない一般人である私にはまったく理解できません。
みよ吉は助六と同棲し子を妊娠、置屋の金を奪って助六と故郷の四国に駆け落ちしましたが、本当にこの女って始末に終えないというか、悪女ですよねw
同棲していた部屋には、以前菊比古からもらった(というか勝手に持ってった?)古い杖が残されていましたが、彼女はもう本当に菊比古のことを忘れたのでしょうか。
それとも忘れられないから忘れようとして残して行ったのか。
こんな2人ですから、うまくいくはずがありません。
助六はみよ吉から落語を禁止されましたが、働きもせず酒に溺れる毎日を送っている様子でしたが、生まれた女の子の小夏に落語を教え込んでいるところを見ると、完全にやめたわけではなさそう。
みよ吉は結局水商売を続け、家にろくろく戻らず金もあまり入れていないようなので、これは今で言うネグレクトに当たりますね。
小夏がしっかりしていて、うどん屋で落語を披露しては小銭を稼いでいるようですが、この頃の10円と言ったら今だと100円くらいでしょうかね。
次回はアニメのシーズン1の最終回まで描かれるようです。
次々回あたりからは未知のストーリーなので、楽しみです。




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