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シン・ドラマ汁


[SI116]立花登青春手控え

立花登青春手控え 第4回「影法師」 NHK-BSプレミアム 金曜夜8時~
今回は、商人の加賀屋が、囲っていた妾の娘に刺され、その後赦免になったその娘の行方が分からなくなるという事件が、ミステリー風味たっぷりに描かれました。
その娘・ちせは、数ヶ月前に首を吊って死んだ母親を殺したのが、加賀屋だと思い込んでいたのです。
まぁ帰ってきた時に首を吊った母親の死体の脇に加賀屋がいたのですから、それは仕方ない。
奉行所の調べでは、加賀屋が長屋を訪れたのは、ちせが帰ってくる直前だったことが分かり、自害で片付いていたのです。
赦免になったちせを見送った登の目の前で、加賀屋の手の者にちせが拉致されそうになったため、その後ちせが行方をくらませた時、誰もが加賀屋に捕まったのだろうと思ったのです。
しかし意外や加賀屋は、ちせが何者かに命を狙われているから守ろうとしていたと言うのです。
実はちせの母親は以前から加賀屋と別れようとしており、加賀屋は彼女に金と男の臭いを感じていたのですが、彼女の死後、その金がなくなっていたと言うのです。
つまり男に殺され金を奪われたのでは…そうすると、母の死は自害ではないと主張するちせの存在は、真犯人にとって邪魔ではないかと加賀屋は考えたのですね。
とはいえよく考えれば、加賀屋にとってもう娘は関係ないですし、しかも濡れ衣で自分を殺そうとした女ですから、放っといたって誰も文句は言わないはずですが、母親を10年も囲っていたというので、何らかの情でもあったのか、それともちせも囲おうとしていたのか。
登たちがちせの母親の男について調べたところ、足の悪い行商人・森田屋が浮かび上がりました。
母親がまだ加賀屋の妾になる前に、家によく訪ねてきており、ちせは父親のように慕っていたのです。
ちせは何も知らずに森田屋のところに転がり込み、普通に暮らしていました。
しかし森田屋はちせの母を殺していたのですから、ちせを殺すのも時間の問題だったでしょう。
すんでのところで登たちが駆けつけ、無事に終わりました。
今回は捕物帖としてはかなり複雑な話で、なかなか楽しめました。




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