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月下の幻視者-その4


オスカー・ワイルドの小説『ドリアン・グレイの肖像』に美貌の青年
ドリアン・グレイを快楽主義と悪魔主義の世界に惑溺させた人物・
ヘンリー卿が出てきます。

朱雀にもヘンリー卿のような存在があって、渋澤龍彦、松岡正剛、
荒俣宏、この3人によって若き日の朱雀は耽美やデカダンの世界に
どっぷり嵌り込み更に幻想とルナの世界にも引きずり込まれて
ゆきました。

先日書いた「月下の幻視者-その1」で、月が地球から離れてゆく
ことを知り朱雀は16才で人生最大の絶望を味わったと書きまし
たが、実はこの話には続きがあります。

朱雀はしばらくの間、目の前が真っ暗で落ち込んだままでしたが、
唯一、本を読んでいる時だけはその絶望を忘れられるので、
貪るように本を読み続けていました。

そんな時、朱雀のヘンリー卿、松岡正剛さんと荒俣宏さんの
対談本に一瞬にして朱雀を絶望から輝かしい未来を夢見るところ
まで、一気に気持ちを向上させることが書かれおりました!(笑)

『日本の密教に「月輪観(がちりんかん)」という観相行があるが
インドにも月を見る行者と太陽を見る行者がいる――』

太陽の行者は日の出とともに太陽を凝視して、ずーっと天頂に
上がるまで観て、最後まで太陽を観つづけます。
それを何回も何回も繰り返すと、地球の裏側を太陽が回っている
時でも太陽の位置が分かるんだそうです。

月の行者も同様で、真夜中にはじめて、やはりズっーと月を観る。
これを続けていると真昼の間、太陽にかき消されていても月の
位置が分かるようになります。

残念ながら月の行者より太陽の行者の方が、ランクは上らしい
のですがこれを読んだ時、朱雀は地獄の淵から天国まで昇って
行くような感動を覚えましたよ。(笑)

少しづつ月は離れてゆくけれど、この行者ならたとえ月が数多の
星のひとつになろうとも、今、月がどこにあるのかきっと分かる
はず!
で、朱雀は決めました!「インドに行って月の行者になる!」と。(笑)

それが丁度、高校卒業後の進路希望の提出時期で、朱雀は
張り切って進路希望の用紙に書きましたよ。

進路―就職
職種―月の行者
希望勤務地―インド

って!(爆)

で翌日、学年主任と担任の先生に親と一緒に呼び出されました。(笑)

最初は何の悪ふざけだと怒っていた先生達ですが朱雀が大真面目に
これまでの経緯を雄弁に語り始めると思わず絶句し、すがるような
瞳で揃って母を見つめていましたっけ。ヲイ!

で、朱雀の母はと言うと、毎度のことと何の驚きもなく話を黙って
聞いておりましたよ。

そして静かにこう言いました。
「あんたが本当になりたいんだったら勝手になればいいけど、あんた
カレー食べれんの?インドにはカレーしかないよ。」

え~~~!!!!カレー!!!!!!

すっかり忘れていましたよ!そのことを!
朱雀はカレーが大の苦手!そのカレーが食べれないとインドに行けない~?!

結果、泣く泣く月の行者の道を諦め大学へ進学…とほほ~

朱雀は齢17で、今度は人生最大の挫折を味わいましたよ。(爆)

月の行者にもなれずただ月をそっと眺めることしかできない朱雀は
日々、月への思いを詩や短歌に託しているわけですね。


「射千玉の月」


無明の闇から こちらを見つめ

綺麗な月は嗤うのです

虚空に伸べた手の平に

冷たい銀の棘を刺し

水面(みのも)を掬(きく)す 白い手に

波紋に千切れた水渋(みしぶ)をからめ

ただ渺漫(びょうまん)と 嗤うのです


昏愚に喘ぐ 憂人よ

死魄の闇に手をかざせ

朔の真中(まなか)に照る月を

心裡の底に映し出せ


それが出来ぬというのなら

虚しい愚行を重ねるまでと

慈悲の光を投げかけて


綺麗な月は嗤うのです

#日記広場:日記

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2009/10/07 23:55
chiーコッコさん

ワイルド読みましたか!
じゃあ、ラディゲとか、コクトーとか、カフカとか、サリンジャーとかも
読んじゃったりしました?

フロイトとか、ユングとか、ラスプーチンとかに走ったりしませんでした?

もしそんな過去がおありなら、あなたもかなり変ですね。(笑)
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2009/10/07 23:50
霧音 椋さん

月っていいですよね~。
朱雀は三日月でもうんと細い糸月がすきです~。

次の皆既日食って、日本で見れるのずっと先じゃなかったっけ?(笑)
まだ生きていて、ボケて忘れてなかったら短冊書きますね~。
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2009/10/07 19:55
おー  『ドリアングレイの肖像』  はまった  読んだー^^
思い出したジョ・・・・・確か 映画にもなったっけ あー違うか
丁度  19歳だった あ た し
ココで  思い出すとは  (゜o゜)
そなた とは  何か 感ずる処が あったのかー (^_-)-☆
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2009/10/07 16:39
月、ですか…私も大好きですね…。
満月もいいですが、三日月もいいww←何の話だ

小さいとき、夜寝れなくておばあちゃんにおんぶされて夜中外へ散歩に出かけたのを今でも覚えています。
そんな時、いつも、どんなときも見守ってくれているような月は大好きでした。

あ、ちなみに、もう終わってしまった話なのですが、次の機会にと思いまして書きます。
今年の七夕は皆既日食により、太陽の力を月が沢山吸収する年らしいのです。
そのため月の力がとても強いらしく、七夕の夜には願いをこめた短冊を持って月へ向かって祈れば
「月が」その願いを叶えてくれるらしいですよww
ぜひ、次の日食の時にww←←随分先
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2009/10/07 13:21
ミヤさん

ありがと~♪
心意気だけはインドの行者にも負けないと思うんですけどね~。
やっぱり肉眼で太陽を観つづけるのは超過酷なので、月の行者より
ランクが上なんでしょうね?(笑)

朱雀もいつもミヤさんの山形にまつわるお話を楽しみにしています。
関西には九州出身の人は沢山いるけど、関東以北の人はとっても
少ないので、ミヤさんに教えてもらう山形のお話はすごく新鮮なんです♪

またこれからもイロイロ教えて下さいね~。

それから「MONTEDIO」の話にちょっと笑っちゃいました。
実はね朱雀の好きなへヴィメタルのバンドにDIOって言うグループが
あるんです。

ボーカルのロニー・ジェイムス・ディオって言う人はメタル史上最高の
ヴォーカリストとまで称されているんですね。

で、ヘヴィタルのなかでも『様式美』って呼ばれるファンタジー色の
濃いきらびやかで幻想的なサウンドがあるんですけど、その言葉の
生みの親でもあるんです。

でね、イタリア語の語源なんて全然知らないはずのメタルキッズがね
確かに彼を「神」って呼んでいるんですよ。(笑)

今年でもう67才なんだけどメタル界の神は今もまだ健在です。クププ…
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2009/10/07 12:49
じゅんじゅんさん

温かいお言葉をありがとう~。感涙♪

カレーが食べれないのは痛恨の極みでしたね。(爆)
この後もね、ロック仲間の友達とマジックバスに乗って
インドからイギリスまで旅をする話があったんですが、
最初のインド行きで朱雀はつまづいてリタイア!(笑)

誰かインドでカレー禁止令を発令してくれないかなぁ~。ってヲイ!
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2009/10/07 08:08
私もじゅんじゅんさんに一票www
朱雀さんの月を愛する気持ちが、切々とその詩で伝わってきます。
それにしてもインドの行者って凄いですね~
特に太陽を見つめ続けたりしいて目が悪くなったりしなかったのかな?

ところで話は変わりますが、山形には古くから山岳信仰が伝わり出羽三山(湯殿山・羽黒山)の
中の一つに数えられる「月山」(がっさん)という有名?な山があります。
標高は1984mとそれほど高くはありませんが、GWにやっと除雪が終わり夏スキーが楽しめる山です。
月山という名前は空の月には関係はありませんけど、この山の雪解を目安に農作業を進める暦に
なったための“月の山”から由来するという一説もあるそうです。
もう一つ、山形のサッカーチーム「モンテディオ山形」の話ですが我慢して読んで下さいwww
「MONTEDIO」は「MONTE」と「DIO」という2つの単語を組み合わせた造語で、語源はイタリア語にあります。MONTE(モンテ)は山を、DIO(ディオ)は神を意味し、全体の意味は「神の山」となります。
以上、長くなりましたが山形の雑学でした。
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2009/10/07 02:54
朱雀さん。
あなたは立派な、日本の月の行者です。
誰がなんと言おうとそう思います。

でも、カレーが食べれないのは痛いですね。。。
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2009/10/07 01:26
ゆ~たさん

もうホントにすっごっくビックリして心配したのにぃ~。
なんてね…

大丈夫ですよ~!全然平気!
ゆ~たさんが、退会するんじゃなくて安心しました♪

今度ネガティブ大爆発の時は、ちゃんと余裕で見過ごす
事にしますから、気にせず発散して下さいね。(笑)

それから、わたあめホントにありがとうです♪
このためだけのために、毎日ガチャ回してました。
おかげで、他のがどっさりダブってます。(笑)

大切に使わせて頂きますね~。
ありがとう~♪
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2009/10/07 01:01
今日はごめんね・・・

ときどきネガティブ大爆発になるもので・・・

ごめんね




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