わかりやすい政治は国家を破壊するってこと?
- カテゴリ:勉強
- 2019/03/19 16:00:11
2005年9月11日って何の日だったか覚えている?
第44回衆議院総選挙。いわゆる小泉政権による郵政選挙で自民党と公明党が圧勝して、日本がおかしくなっていった決定的な日だ。
あの日、私は事前投票を済ませて高知県内で神社に関するフィールドワークをしていた。郵政民営化はドイツでもオランダでもニュージーランドでも失敗と言われていて、まともな判断力があれば小泉政権は惨敗して下野するはずだった。だけど、結果は地滑り的圧勝で、自民党をぶっ壊す小泉政権がふたたびタクトを握ることとなった。このときに議席を獲得したのが小池百合子東京都知事、稲田朋美元防衛大臣、片山さつき内閣府特命担当大臣など小泉チルドレンだった。
小泉純一郎氏がいうわかりやすい政治とは明確な敵を作って、白か黒かを国民に問うことだ。ポピュリズムの台頭で政治が行われると独裁になりやすい。あなたたちが今苦しいのは郵便局が既得権を手放さないから、あるいは老人達がお金を貯め込んで使わないから、あるいは中国や韓国がいろいろ言ってくるからってなる。
国民の生活が苦しいのは政治がダメなせいで、これは一点の疑う余地もないのだけれど、明確な敵を作ると多くの国民の関心をそらすことができる。
鳩山由起夫氏、菅直人氏、野田佳彦氏と続いた民主党政権は、沖縄の米軍基地問題、事業仕分け、東京電力などなどを敵と認定したが力不足が露呈し崩壊。
第二次安倍政権では失敗した民主党政権よりもましでしょうと、民主党、中国、韓国、お金を持っている老人達などなどを攻撃して、経済は崩壊しつつある。
なにより敵を認定する政治は、人間関係を危うくさせる。行きすぎた自己責任論が声高にはびこり、そして、政権の失点も相手にも欠点があるから問題ないでしょうってことになる。
安倍政権でモリカケ問題がこじれたままできちんと説明しないでも居座ることが許される雰囲気ができて、舛添要一前東京都知事、甘利明元内閣特命大臣、下村博文元文部科学大臣、稲田朋美元防衛大臣、片山さつき内閣府特命担当大臣など、言い訳ばかりして説明責任を果たさない政治家が跳梁跋扈することになってしまった。
そしてね、安倍晋三総理がいう、グローバル化ってね。
同一労働同一賃金というのは、優秀な人材なら世界中のどこからも、日本だろうがアメリカだろうが中国だろうが韓国だろうが高い報酬を払ってきてもらって、誰でもできる仕事なら世界中で一番安いところにあわせるってことなんだよ。
経済界は既得権を手放さないですよね;;
派遣労働者は、正社員を雇う代わりにするものではなくて、働き方の幅を広げるための制度だったのですが、企業がお手軽に人を雇う手段になっていますね。
働き方改革の残業代なしも、グローバル化も同じように企業がいいように解釈されて悪用される気がします><
コメントありがとうございますm(__)m
おそらくは橋下氏の影響だと思うのですが、政治家が結果を出せなければ辞めるべきって風潮が今のようななんでもかんでも反対なら対案を出せって脅すような政治になってしまうのですよね。
人間の生活は基本的に保守的で、いきなり変えられると対応できないのです。
今のままでいいことばかりではないけれど、ゆっくりと話し合いをしてゆっくり変えて、問題があったら戻すってことをやらないと、社会からこぼれ落ちていく人たちが出て社会は崩壊すると思います。
偉そうにしているだけの政治家はそのまま引退されてもいいとは思いますけどね。
高い技術をもった人材でさえ、海外で安く獲得して、お得に使おうという考えです。
今の政権が変わっても、なかなかこの流れは変わらないような気もします・・・><
国民の声を変に歪めて税金集めるために
都合よく解釈する胡散臭い政治家なんか
全員クビにするか、
一定の期間内に結果を出せなければクビにしたらいいと思う。
自民党とか民主党とか正直どうでもいいから
偉そうな政治家なんかいらんよね。
例えば普段は八百屋を営んでいる山田さんが
農林水産大臣に選出して庶民の声を政治に反映するとかね。
とにかく役に立たないクセに
偉そうにしてる老害政治家が多過ぎる!
とまぁ、政治に無関心な僕が一番偉そうだったりしてwww