わたしたちの賃金ってどこへ消えてしまったの?
- カテゴリ:勉強
- 2019/03/26 16:15:52
経済産業省による統計不正の問題ばかり野党は追及するけれども、もっと本質的な問題があって、こちらは安倍政権が吹っ飛ぶほどの問題です。なぜなら、わたしたちが働いて受けとるはずだった賃金を海外へ売り飛ばす政策だから。
「株式会社の終焉」水野和夫著によると。
”経済産業省は2014年8月に「持続的成長への競争力とインセンティブ~企業と投資家の望ましい関係構築~」プロジェクト(座長:伊藤邦男 一橋大学大学院商学研究科教授)を公表しました(いわゆる「伊藤レポート」)。この報告書では、「グローバルな投資家との対話」をする際の最低ラインとして、「8%を上回るROE」を達成することに各企業はコミットすべきだとしています。”
ROEはreturn on equityの略で、自己資本利益率のこと。
ROE=当期純利益÷自己資本×100
ROE=1株あたり当期純利益÷1株あたり純資産
ROE=1株あたり最終利益÷1株あたり自己資本×100
といった計算方法があり、水野氏は3番目の計算を採っている。
ここで何が問題かというと、自己資本利益率の改善はおもに人件費の削減によって行われているということです。
1998年の大企業・全産業の付加価値は82.4兆円で「失われた10年」の間も付加価値は増加しています。しかし、13.4兆円が人件費の増加に回ってROEは0.1%にまで低下しています。
一方、2014年の大企業・全産業の付加価値は93.5兆円に増加し、人件費は2.6兆円減少して、営業利益は17.5兆円増加することになります。
人件費がどのように変化したかについて水野氏は「限界労働分配率」で説明しています。
労働分配率というのは人件費を付加価値で割った比率で通常は60~70%で推移していて、たいていの国では一定です。
限界労働分配率は、”ある期の労働分配率が70%のとき、次の期において付加価値が1単位増加したときに、人件費も0.7増えれば、限界郎党分配率は1.0ということになり、その期の労働分配率は、前の期と変わらず70%です。”つまり、働いて多く収益があったときに前の期と同じ分配で給料があったかってことですね。
バブル期からの限界労働分配率を見ると。
”1980年代後半から始まったバブル期になると、限界労働分配率は1.0を大きく上回って、1.43(1998年度)まで上昇しましたが、その後、労働規制の緩和などの政策や企業リストラで2000年度には1.0を下回り、2004年度にマイナス値となり、現在までマイナス値のままです。
1988年度から1999年度までの12年間に、限界労働分配率が1.0を超えていたので、その調整という意味で、2000年度から1.0を下回ったのは事実でしょう。しかし、限界労働分配率が1.0を大きく、しかも長期間にわたって下回るというのは労働の成果を認めないということにほかなりません。”
マイナス値というのは利益が増えても、前の期の報酬から減額になることでホントに働いた意味がない。どれくらいの報酬が奪われたかというと、バブル期に過大に支払われたものを控除しても33.7兆円になります。
”2012年12月に成立した第2次安倍晋三政権下での第4回経済財政諮問会議・産業競争力会議合同会議(2014年4月22日)においては「個人と企業の成長のための新たな働き方」と題するペーパーが提出され、「新たな労働時間制度」すなわち「業務遂行・健康管理を自律的に行おうとする個人を対象に、法令に基づく一定の要件を前提に、労働時間ベースではなく、成果ベースの労働管理を基本(労働時間と報酬のリンクを外す)とする時間や場所が自由に選べる働き方」が提唱されました。
さらに、この直後の2014年4月25日には、経済産業省は「日本の『稼ぐ力』創出研究会」を立ち上げ、「グローバルな競争下で、我が国産業の収益力(「稼ぐ力」)をいかに高めていくか」という問題意識のもとに、日本の「稼ぐ力」が弱かったのは「技術優位にある企業が、『先端的イノベーションの創出』という価値観を最優先し、『稼ぐ』ことへのこだわりが弱かった」からであり、「日本の経営者はROEといった財務指標を軽視してきたのではないか」などと診断しています。”
この流れから出てきたのが「伊藤レポート」で、労働者の労働価値を著しく下げて稼ぐ力をあげようとする流れができあがってきます。
私が教わった英語の先生はイングランドとウェールズのハーフで、日本に興味がある学生だったのですが、大学で音読できれば語学の習得は早いと教わった通りに日本語もあっという間に覚えました。私も影響されて英語がある程度(中学生くらいかもう少し上くらい)は話すのに困らなくなったし、リスニングなら専門用語以外なら聞き取れます。大人になってからでも読めれば話せるってことを徹底できればいいかもです。
イタリア語もリスニングはある程度、スピーキングは小学生レベルですかね。
お医者さんは患者さんの質問にていねいに答えてくれる人が少ないですが、薬剤師さんは聞くとていねいに教えてくれるからいろいろ聞くことが多いです。石けんで手洗いするよりも水だけで洗うとか洗わないとかのほうが風邪はひかないとか。子どもがいる家庭に話しても、信じて貰えないらしいですが。
内部留保に関しては今日中に上げる予定なのでもう少し待っていてくださいm(__)m
私の古い知識では、語学は、まず3歳までに覚えてしまうこと。
しかし、大人になって海外に留学すれば、5年もすれば、覚えてしまうこと。
これが私の記憶です。
また、話さなくなると、忘れて行く。これも現実ですね。
どうも語学は、例えばヨーロッパでは、ラテン語が元にあるから、ラテン語の話せる人は、すぐヨーロッパの言葉を覚えるようです。
8カ国語も話せるような人も知ってますが、日本人とかが覚える苦労の数分の一で覚えられるように感じます。
薬剤師さんは、とても詳しいですね。
下手な医師よりは、ずっと詳しい。
水荒いは、言われるとおりで、80秒間洗うと、どんな汚れでも落ちると言われていたと思います。
実は、私は、昔は一日50もの決算書を見ていたのですが(税務職位ではないです)、最近は、隠す場所もあの手この手使うし、できるように毎年、何カ所かは、勘定科目等も換えてますね。
慣れてくると、だいたいここかなというのは、分かるのですが、もう仕事を辞めているので、その後の変更地点は、入ってきません。
はっきりしているのは、法人・個人どちらも先の見通しが悪いと、分かっていることが、原因とおもっています。
kiriさんが読まれている本に、どのように書かれているのか、極めて興味深いです。
よろしくお願いします。
数字を覚えるのが得意なのは本当にうらやましいです。数学はおもしろくて大好きなのですが、純粋数学でサボったのと実戦数学をかじってしまったから、中途半端な扱いしかできなくて。
ちなみに語学に関しては外国人の先生に、外国語を喋るのに知能は関係なくて慣れだからって言われて楽になりました。ルールがわからないからむずかしいだけだって気がつきました。
うちは夫婦であんまり薬を飲まなくて(漢方薬を少しくらい)、去年の春に風邪を引いたときには信じられないくらいの青ばなが出てました。子どもの頃以来で免疫が戻ってきたって知り合いの薬剤師さんにいわれましたよ。
石けんは知り合いが手作りで天然のものを作っていて使っているのですが、よく考えれば水で洗ってもいいですね。油分は落としすぎるのはよくないですからね。
会社がなぜ内部留保をためこむかについては今読んでいる本で説明されているので、時間があったら日記にあげておきますね。
しかも、賞与に至っては、どちらか分からないようになっているので、その会社役員で無いと分からないと思ってます。
剰余金は、もう調整弁のようなもので、外野がうるさいと、配当金をばらまき、中小企業は、そのしわ寄せを受けるために、残業も増え、多分、労働時間は増えていると思います。
有価証券の評価損などは、決算書では、税務署が認めなくても、財務諸表では認めるが故に、あまり真面な決算書(財務諸表)は、仕事を辞めるときは、見たことがありませんでした。
また、そのうち、このこともお話しましょう。
今週のノルマが過ぎると、ある程度楽になります。
我が家の家系は、典型的な理科系で、私は、理科系でいうと、数学は、週に1時間程度しか自宅で勉強しなかったです。
ノート類は、一度も見たことがありません。
ただ、化学だけは、化学反応式を覚えないといけなかったので、教科書ではくなく、参考書を3回読んで、問題を解いてました。
その代わり、文化系の科目は全く駄目。
読解力がないから、現代国語・英語は、それと社会・・・大学では地理専攻、これは大失敗。
数字を覚えるのは得意だったから、世界史を取れば良かったと思いましたが、後の祭りでしたよ。
インフルエンザは、kiriさんが言われるように、私の小学校のときは、風邪の延長のようなものと考えてました。
今の人達が、ワクチン接種するのも、それでも罹るのが信じられません。
医師に訊いたら、今のように清潔にしていると、一度「はしか」に罹っても二度罹る可能性すら出てくると言ってました。
どうしても病気に罹りたくなければ、もうシェルターにでも入らないといけなくなると。
ちょっと汚い話ですが、私の小学生の頃は、青鼻垂らした者が、クラスに2人ずついましたね。
あれが、免疫効果になっていると医師達は、気がついているのでしょうが、薬が売れなくなるので、それでどんどん投薬し、注射もするのでしょうね。
風邪の特効薬は、言われるとおり、「寝ること」・・・・医師が実践しているから間違いないですね。
後は、こまめに水分補給ですが、これは最近になって始めましたね。
知って居る人は、2日に一度しか身体を石鹸でこすらないし、身体にも良いと実践してます。
私は、石鹸は、赤ちゃん用のものを使ってます。
一番安全ですからね。
私の拙い日記ででかパンダさんの進行がうまくいっているなら何よりです。
私はもともと歴史学の一環で古文と東洋哲学が専攻だったのですが、文献を読み進むうちに民俗学へ転向しているので言葉を使ってのほうが得意です。妻は理系なので家庭内ではバランスが取れています。
数学は毎日問題を解いていれば基礎的なことはわかってくるし、応用もできるようになるのですが、今の学校は表面的なことしか教えないし、わからなくても進むし、塾はタブレット学習で当て問題ばかりなのでしばらくは期待できないですね。
学生の頃に他の国の言葉を喋るのは文化を取り入れることと教わって、いろんな国の言葉を勉強しているつちに、私はだいぶん寛容になったと感じています。妻は相変わらず短気でって言いますが(笑)
インフルエンザはしばらくかかったことがないですが、かかってもひどい風邪だから寝ていればって思っているのでだいたいは平気ですね。基本的に潔癖すぎるのは病気になりやすいのは世界共通みたいですね。
10分ほど前に、ようやくプログラムが完成しました。
昔なら、1/4の時間で多分できたでしょうから、やはり頭は使わないといけないと言うことと、大学教授たちが呆けないことも良く分かります。
kiriさんのおかげで、アウトプットがある程度できているので、疲れてもストレスは、以外と少ないです。
誠に感謝してますよ。
私は、理科系出身なので、どうも言葉とかは、苦手なのですが、逆に文化系の仕事にプログラムを作成して応用するということは、得意です。
まあ、それはさておき、私の高校時代とか、それ以前は、数学は、世界でダントツトップでした。
留学したものがいましたが、日本から、数学の天才が来たと言われてましたからね。
点数も、日本がずば抜けてトップだったので、最近の低下は、はっきりと良く分かりますよ。
東大のランクも当時は、世界で三位だったと思います。
一位はケンブリッジかオックスフォードだったかは、はっきり覚えていませんが。
今からでも、昔のように詰め込み教育をすれば、多分、簡単に戻るのでしょうが、そうならないのは、自宅や学校の教育が悪くなりすぎているからです。
頭をさすっただけで、暴力教師になり、校長も教育委員会も、どこもここもひとのせいにするので、生徒も先生も大変だと思います。
子供が走っていて、転ぶと危ないとか・・・・人は、子供のころ倒れたりして、自己防衛反応を身につけるのにまるっきり反対のことをやっています。
赤ちゃんが、立ち上がることを始めたときに、倒れますよね。
それでも身体が軟らかくできているので、だんだんとそれこそ身体で覚えていきます。
もちろん、周りに危険なものを置かないのは、常識的な話ですが。
猿や外の動物が持っている地震の予知本能・・・・みな不思議がりますが、私から見るともともと人間が持っていた本能を無くしたと考えます。
多分ですが、磁気への感覚を失ったものではないかと思ってます。
私は、インフルエンザに罹ったことはありません。カミサンもそうです。
職場で、前後から「ゴホゴホ」とやられても、どうもありません。
アメリカで毎日風呂に入る人と、一週間に一度だけ入る人で、風邪にどの程度抵抗力があるか実験したことがありますが、やはり週に一度の人が抵抗力ができるという結果がでました。・・・もう30年以上、昔の話です。
10年近く前に日本の有名な上場企業のCMについて訊いたところ「一般の方にお知らせする義務はありません」の一点張りでびっくりしたことがありました。一般の人を相手にした商売なのに、しかも「間違っていますよー」って批判でもなかったのに。直後にそのCMはなぜか流れなくなって、今思うとでかパンダさんがおっしゃられるように企業の質の低下かもしれませんね。
国際的な知的スキルのテストの結果で、もっとびっくりするのは日本の結果はひどいのですが、それでもOECD加盟国ではトップってことなのです。。
余り詳しく書くと、また、消されるし、今は保険をかけてないので、消されても言い程度の分量しか書いてません。
これでは、国際競争力がこれだけ落ちるのも当たり前ですね。
私は、後一ヶ月もすると、ある程度の時間に余裕ができると思うので、その頃には、勉強してお話ができそうです。
とても良いコメントありがとうございました。
ROEは、私が経済学から離れて行く頃に、出てきた用語だったと思います。
言葉の定義は忘れてしまいましたが、私の今の緊急時を過ぎれば、ゆっくり考える事ができると思います。
日本では、あまり使われていなくて、丁度入ってきた頃だったのだと、古い頭の記憶から。
ただ、読むだけでも、今の日本の景気の低下は、まさにこれですね。
限界労働分配率は、まさしく企業の本質を顕しているもので、賃金の低下にとどまらず、知能の低下というより、質の低下を呼び込んでいるとおもいます。
kiriさんは、お若いから、昨今の差が分からないと思いますが、どこの大企業に電話をしてみても、質の低下が激しすぎて、まったく理解力がない。
1を聴いて10を知るではありませんが、せめて3くらいまで聴くと、もう分かり切っていることを話そうとしても、「まだ、話の途中です」ばかりを言われます。
「5分で終わるような仕事が、30分も話して、決着は上司に伝えますので、上司から報告します。」
単に時間の無駄のように思えますが、これが一部上場でもトップクラスの話相手なのです。
それも結局1回では終わらなくて、3回でやっと低レベルの話が終わる。
最近、このことの繰り返しで、一人一人の労働限界率・・・もう大昔のことなので、正しいかどうかは分かりませんが、言いたいことは、おわかりになると思います。
続きで書きますね。・・・理由もおわかりでしょうが。