ラウンドって酔っぱらいをつくるシステムなんだって
- カテゴリ:勉強
- 2019/05/23 16:05:53
イギリスで長く続いているテレビドラマ「コロネーション・ストリート」や「イースト・エンダーズ」はアメリカのテレビドラマ「フレンズ」のような展開なのだけど、カフェではなくパブが舞台となっている。それはイギリス人がパブを重要な場所を思っているから。
「「イギリス社会」入門 日本人に伝えたい本当の英国」 コリン・ジョイス著によると、イギリス人は「ラウンド」という飲み方をよくやるという。
”まず誰かがグループの全員に飲み物をおごる。次からはおごられた側が順番にお返しをする。ひと回りすると、グループの全員がみんなの飲み物を一度ずつ買っていることになる。カウンターで払うお金と、飲み物を運ぶ手間をうまく分担する習慣だ。親しい人ばかりの小さなグループでやると、とてもうまく機能する。
しかし、あまりよく知らない「友だちの友だち」や、嫌いな相手が入っている大きなグループだと、それほどうまくいかない。四人ならいいが、八人でやると大変なことになる。まず八人分の飲み物を買うと、けっこうなお金がかかる。しかも八人分買ったからには、あとの七人からおごり返してもらわないといけない。グループのみんなが八杯飲むことのになる。しかも、この八杯というのはたいていアルコールと決まっている。
イギリス人、とくに若い人たちのあいだでは、ジュースを頼んだり、ビールを一パイントではなくハーフパイントにしたりするのは、かっこよくないこととされている。ただし、おごってもらうのを遠慮することはできる(でも、まわりには内緒にしたほうがいい)。
ラウンドのときにまわりとペースを合わせないのは、二杯以上おごられたのにお返しをせずに帰ることに次いで重大なマナー違反とされている。ラウンドではたいてい、いちばん酒の強い人がペースを決める。自分のビールがなくなると、彼はほかの人たちにペースを上げるようやんわり促す。「次は誰の番?」と尋ね、自分のビールは一〇分前になくなっているとは不満そうに言ったりする。”
しかも、彼らはこうやって酔っ払うことを楽しんでいる。パブは2005年の法律改正まで、23時がラストオーダーで、23時20分が閉店って決められていたからラスト1時間は駆け込みでたくさん飲む人が多かったという。そして、改正でゆっくり飲めるようになっても、酔っ払う時間が長くなったとしか思ってないかもしれないとか。
英語の先生はイギリス人で、普段は勉強家でフレンドリーに話す好青年だったけれど、酔っ払うとホントに終わりまで飲んで前後不覚になっていたものなあ。
こんにちは^^
イギリスは一軒のパブでラウンドをやるみたいですが、スペインだとピンチョスの皿と一杯のアルコールを飲んではしごするみたいです。
私がホームステイしていたトリノではアルコール飲料を飲むと、おつまみのいくつかはタダになるサービスがあって、夕ご飯を済ませる人たちもいたくらいでした。
ヨーロッパの人たちは飲むのが大好きで、アルコール分解酵素を持っている人も多いから、倒れたりはしないのでしょうね。
私は5年前に体調不良になって完治するまで、私が飲むお酒は稲荷へという願掛け断酒をやっていて、2年前に金属アレルギーが見つかり、治療もほぼ終わってあとは少しずつ戻していって満願成就になったら飲んでみようと思っていますが、5年も飲んでないから弱くて倒れるカモですね。
イギリスには、そんなお酒の飲み方がありましたか。
私はお酒が飲めないので、その場にいたら、大変なことになってそうです~^-^;
kiriさんはお酒はどうですか?
私は、そのラウンドの飲み方では、せいぜい2人グループくらいが限界ではないでしょうか。
イギリスの方は、酒豪が多いのかな。お酒に強い方が羨ましいですね^^