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シン・ドラマ汁


[SI203]科捜研の女

科捜研の女 File.9「京都爆弾観光ツアー」 テレビ朝日 木曜夜8時~
今回は、昔ながらの京都の音を集めていた音響研究家の尾藤という男性が行方不明になり、彼が音を提供した京都観光サウンドARという、新しく始まる観光客向けのサービスのプロジェクトを中止しろという脅迫メールが届くという事件でした。
ちょっと説明しますと、京都観光サウンドARというのは、京都の各名所にARサウンドスポットという端末を置き、本来は聞こえない音だけれど、その場所らしい音を聞けるようにする、スマホ向けのアプリです。
音を聞くだけならGPS使ったアプリにすればいいじゃんと思ったけど、音そのものはその端末から聞こえるってことなのかな。
スマホからの音だとお粗末ですからね。
犯人は京都の名所に爆弾を仕掛け、爆弾の場所はサウンドスポットで確認しろと言ってきました。
サウンドスポットの音が別物にすり替えられていたのですが、よほど巧妙なクラッカーでもない限り、そういうことができる人は限られているので、まずは行方不明の尾藤が疑われます。
マリコたちはサウンドスポットの音を聞いたり分析したりして、次々とその場所を確定、爆弾を捜索するのですが、一向に見つかりません。
今回のテーマは音ということで、聞いただけではノイズにしか聞こえないけれど、分析してみるとサウンドスペクトログラムという図表に文字や絵が表れたりして、実に面白かったですね。
犯人はまるで警察にクイズを出し、知恵比べをしているように見受けられましたが、その異様な行動には切実な動機が隠されていました。
犯人は尾藤の同僚である婚約者で、尾藤がいきなり行方不明になったことに事件性を感じ、警察に言っても取り合ってもらえなかったため、彼が行きつけの音声を収集する京都の名所を警察に捜索させ、死体を発見させようとしていたのです。
科学捜査パートも面白ければ、ひょっこり犯人でもなく、動機も納得がいくもので、なかなかの良回、こんなん書くのは戸田山氏だろうと思ったら、やっぱりそうでしたw
尾藤が好んだ「静寂」の音は、観光客がぞろぞろいる観光スポットで再生しても、恐らくほとんど聞こえないので、CDやダウンロード販売した方がいいんじゃないか思いました。




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