ゴタの日記 2019年8月24日 (土)
- カテゴリ:日記
- 2019/08/24 08:46:18
8月24日(土) 
 
朝、食事の用意をしていたときのこと。 
 
ゴタ : あれ? この食パン、穴が開いているぞ。 
     あ、ネズミにやられたんだ。 
     どうりで、夜中、台所で何か、音がしたような気がしたんだ。 
 
父  : どれ、どこが? 
     ああ、これか。これぐらい、いいんじゃない? 
     このかじった周辺だけ除けば、食べられるじゃない。 
 
ゴタ : いやだよ。気持ち悪い。コンビニ行って、買ってくる。 
 
父  : お前、もったいないことをするんだな。 
     じゃ、この食パンは捨てるのか? 
 
 
ゴタ : そうだよ。だって、あいつら、何食べてるかわからないし。 
     ゴキブリや、イモリを捕獲して食ってるような歯でかじったパンを 
     食べたら、おなかがいたくなるよ。 
     僕たちは、おなかが弱いんだから・・・ 
 
 父 : 情けないやつだな。お父さんの若いころは 
     何でも食べたんだぞ。誰もおなかが痛いなんて言ったやつはいなかったぞ。 
     それに、お前、もう金輪際、怒らないって、誓っただろ? 
     だったら、ネズミにも寛容な心をもってやれ。 
 
ゴタ : 寛容って言っても、不潔だから・・ 
 
父  : 姪のまゆんぼんは、ペレットやハムスターにキッスして可愛がってるよ。 
     あいつは、おなか丈夫だよ。ときどき偏頭痛になるるらしいが。 
 
ゴタ : うちの場合は、清潔に飼ってるペレットじゃないので、 
     行ってきます。 
 
父  : 待て。どうしても、コンビニへ行くのか? 
     見てみよ。ここのどこが、散らかっているんだ? 
     やられたのは、そのパン、しかも、端のところだけじゃないか。 
 
     人間の、ドロボーなら、部屋中、でんぐり返していくぜ。 
     我が家に忍び込んだネズミは、可愛いもんだ。 
     ちょこっと、パンの端っこをかじって、帰っていったんだよ。 
 
     ネズミにもっと、寛容になってくれ。 
     お前の、7億円分、怒らないメニュに、ネズミへの寛容も 
     入れてくれ。 
 
  ということで、今朝は、ネズミのかじった残りの食パンを食べました。 
  どこまでが、寛容で、どこまでが、不潔か、その境界線を引くのは 
  難しいが、怒らない柔道の修業の一環として、「ネズミへの寛容」 
  も、練習メニューに入れることにした。  
 
ゴタ : じゃ、残りの3枚は、食べることにするよ。 
     ネズミのチュー太郎の食べ残しを焼くよ。 
 
父  : そうしよう。それがいい。 
 
  
  みなさんは、どう思いますか? 
  誰が食べたか、わからない残り物を食べることができますか? 
  父が言うには、 
 
父 : お前さ、レストランで食事するとき、いちいち、誰が作って 
     いるか、厨房を見に行かないだろ? 
 
ゴタ : 当然だよ。しかられるよ。 
 
 
父  : 誰が作ってもいいじゃないか。 
     誰が食べてもいいんだ。 
 
ゴタ : ちょっと違うけど、まあ、いいや。寛容の精神を養いましょ。 
 


 
		




























