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シン・ドラマ汁


<新番組>ニッポンノワール 感想文

<新番組>ニッポンノワール-刑事Yの反乱- #1「笑えねぇ日々の始まり」
日テレ 日曜夜10時半~
▼どんな作品?
ダーティな若い刑事が主人公のハードボイルドサスペンス。
一般的な刑事ドラマのように1話完結というわけではなく、
ある殺人事件の犯人となってしまった主人公が、追われながらも被害者の息子とともに
真相を探っていくという、一本道のオリジナルストーリーです。

▼キャスティング
この枠、育ってきたせいか、かなりキャスティングが豪華です。
主人公は「今日から俺は!!」で一躍人気者となった賀来賢人。
キャリアは長いですが、イマイチパッとしなかったのが、1年前に大ブレイク。
今日俺の時は、主役が賀来で大丈夫か?と思ったものの、人気ドラマのパワーって凄まじい。
それまでメインゲストやレギュラー3番手4番手くらいががせいぜいだったのに、
晴れて主役を張れるようになって、おばさん嬉しいよ。
他にも北村一輝、井浦新、笹野高史、杉本哲太など、演技派個性派で固められており、
演技面ではまったく心配ありませんね。
唯一心配なのは主人公のバディとなる9歳の男の子役ですが、
オーディションを勝ち抜いてきただけあって、子役ですがなかなか根性がありそうです。
また初回見て気になったキャストは、主人公の後輩刑事を演じている工藤阿須加。
今まで工藤と言えば、おとなしくて真面目な役が多かったと思うのですが、
このドラマではどこのジャニタレ連れて来たんだってくらい突き抜けてます。
しばらく工藤だと思えなかったくらい。
このキャラは演じてて気持ちよさそうだなと思いましたw

▼主人公
まず主人公の遊佐清春というキャラ、かなりダーティです。
生まれた時に母親が死に、それを恨んだ父親に虐待されながら育てられ、斜に構えるのが基本姿勢。
日頃から元半グレのボスを取り込んでこき使ったり、同期の手柄を横取りしたりと、
素行が悪いため警視庁の中でも鼻つまみ者という設定です。
なんでこんなのが捜一の刑事になれたんだろうと思ったら、同期の手柄を横取りしたからですねw
このダーティなキャラクターが主人公として受け入れられるかどうかが、
このドラマを楽しめるかどうかの鍵になってくる気がします。

▼ストーリー
今回は、遊佐がある朝廃屋で目覚めたら、3ヶ月前に赴任した上司の碓氷薫という女性キャリアが、
隣で射殺体となって倒れており、遊佐はその3ヶ月の記憶がすべて消えていたという
衝撃的なシーンから始まり、自分が殺したかもしれないと思って、痕跡を消し、服を処分、
しかし周囲からは碓氷とソリが合わなかったため、犯人だと疑われ、
挙句に碓氷の息子・克喜を預かることになってしまう…というストーリーでした。
そして、後輩の名越から碓氷の仇と命を狙われ、反撃して捕まえるのですが、
捜査本部は遊佐を犯人と断定して、遊佐の部屋を取り囲むというのがラスト。
中でも重要そうなのは、犯人死亡で捜査が打ち切りとなった十億円強奪事件。
奪われた十億円は見つかっておらず、他にも共犯者がいた形跡があるのに、
何故か捜査打ち切りになっており、碓氷が個人的に捜査を続けていたようです。
そしてその事件の計画を記したファイルと使われた拳銃が、遊佐の部屋が出てきました。
まぁ今までいくつもの刑事ドラマを見てきた身としては、
仲が悪そうに見えて、実は遊佐と碓氷は十億円強奪事件を協力して捜査していて、
そのため碓氷は殺され、遊佐はその犯人に仕立て上げられようとしたというのが、
すぐに思いつくプロットなのですが、このドラマ、そこまで単純かどうかは分かりません。
そしてこの手の真犯人が存在するタイプのドラマは、大抵公式サイトの人物相関図の中に
真犯人がいるもので、しかも一番怪しくなさそうな人物だったりします。
怪しいのは警視庁内部の人間ですが、一番怪しそうにないのは子供の克喜を除くと
遊佐の喫茶店のマスターである深水とその娘の咲良。
この2人のどちらか、もしくはどちらともが真犯人だとしたら、スタッフを褒めてあげたいですw




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